第69話 昔から
登場人物
新堂あかり:第2章の主人公。第1章の主人公の市川匠の彼女であり幼馴染。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。魔女名アカリとして冒険の旅にでる。
リエル:四大天使魔女の一人。イメージカラーは緑。今回のメインキャラ。
エル:リエルの妹。魔女ではない。
魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。本編、物語の先にあるものはの総主人公。
四大天使魔女
ミカ:四大天使魔女の長。血の気が多い。イメージカラーは赤
ウル:四大天使魔女の一人。イメージカラーは黄色
「私、ナギくんのお嫁さんになる~」
小さな少女は言う。
「僕も、リエルとけっこんしたい」
小さな少年も同じような事をいう。
「じゃあ、やくそくだね」
「うん」
少女と少年は、約束をする。
「あ、そうだ」
少年は、何かを渡す。
「これは?」
「やくそくのおまもり!これをずっともってて大人になってもこれをもってたらおたがいにけっこんする!」
「うん!」
それは、透明な指輪だった。
おたがい、指輪をはめた。
「あれ?消えちゃったけど?」
「これは、とくしゅなゆびわなんだよ!」
「へ~大切にするね」
「うん!」
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「お姉様~」
「んっ?ごめんぼーっとしてた」
「まったく~相変わらず指を見つめて……一体になにがあるんですか?」
「う~ん、なんでもないよ」
「またはぐらかす」
「今度教えるね」
「むー本当にお姉様……四大天使魔女をしてたの?」
「してたよ~むしろそういうエルはどうなの‥‥?私が天使魔女をしている間になにかあった?」
「私は‥‥‥‥なにもないよ……魔女じゃないし‥‥」
妹は、何も能力を持たない一般的な存在だった。
「あっ……ごめ」
こんこんっ。
ドアが叩かれる。
「はーい~お姉様‥‥お見合い相手くるよ」
「ん、わかった」
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「ふ~ん不思議な指輪なんですね」
私は、ナギの指をみる。
「あの……恥ずかしいのですが……」
「あぁごめんなさい」
「いえ……」
「それにしても本当に何も見えないんですね」
「特別な指輪ですから」
特別かぁ。
まぁでもこの手の指輪は、おたがいの指輪がくっつかないとちゃんとした指輪として成り立たないそんな感じでしょう。
何事もなく、ナギさんがリエルに告白をし成功できればいいのですが。
「それはいいとして……私達は、とても不審者のようにみられてるような気がするのですが大丈夫でしょうか?」
こそこそとリエルの家の門からずっと様子をうかがっている。
「……彼女が四大天使魔女になってからもうずっと話してないし会ってないので……自分の事を覚えてるのかなって」
「覚えていますよ」
「なんでそう思えるのですか?」
「それは、あなた達ふたりが幼馴染だからですよ」
「幼馴染か……」
「根拠はあるんですか?」
「ある!私も幼馴染がいるから」
「……行ってきますね」
「うん!頑張って」
私は、隠れるのを続けるながら彼を見送った。
ただ、その姿はとても隠れていると言い難い姿だったのは今はやめておこう。
「あれ、待って……なんか私、忘れているような」
……。
「あっ……今日彼女のお見‥‥‥」
「お待ちしておりました‥‥」
執事の様な人が出迎えにきた。
「おや……後ろで隠れているお方は……」
まずい。
私は、素直に隠れるのをやめてでてくる。
「えっと……彼の専属メイドです‥‥」
適当な理由を言った。
「そうでしたか、ではご一緒にどうぞ」
「あ、ありがとうございます」
言われるがまま、リエル家の敷地内にはいれてしまった。
「だ、大丈夫なのこれ……絶対勘違いしてるよね」
私は、ナギと並んでコソコソ話す。
「……勘違いしてますよね……これはこれで好都合です」
あーこのパターンは……私が知っているお話だと、なんで今更あなたがここにくるのよ!というありがちな……そんなお約束あるわけないと信じたい。
「こちらに、リエル様がおられます……私は、こちらで」
「ありがとうございます」
ナギは、お辞儀をする。
「ふ~」
大きく深呼吸をする。
「よし、行くか‥‥」
「…‥‥」
私は後ろで見守る。
コンコンっ
「は~い」
「失礼します」
ドア開けるナギそして、中に入る。
「え」
リエルの反応は当たり前だった。
「な‥‥なんで・‥‥あなたがここに……」
……。
あ、これは……。
「リエル!久しぶり!」
「ナギ!会いたかった!!」
リエルは、そう言うとナギに抱きつきキスをした。
「「ああああああああああ」」
もちろん、私とリエルの妹エルさんは、驚きのあまり叫んだ。




