第66話 ユキの出会い②
登場人物
新堂あかり:第2章の主人公。第1章の主人公の市川匠の彼女であり幼馴染。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。魔女名アカリとして冒険の旅にでる。
魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。本編、物語の先にあるものはの総主人公。
四大天使魔女
ミカ:四大天使魔女の長。血の気が多い。イメージカラーは赤
ウル:四大天使魔女の一人。イメージカラーは黄色
リエル:四大天使魔女の一人。イメージカラーは緑
「由紀ちゃん‥‥‥?」
そこには、私が元いた世界で生徒会の広報をしていた篠原由紀ちゃん?がいた。
髪型は金髪のロングで小柄そして生徒会のムードメーカーだったような‥‥‥。
‥‥‥記憶は確かにあるはずだが少しずつ忘れていってしまう違和感もした。
そして、その娘も同じような髪型をしていた。
「なんで私の名前を?」
「‥‥‥でも由紀ちゃんだよね?」
何かを察したのか由紀ちゃんはなるほどという顔をする。
「多分‥‥‥人違いだと思いますよ?私は、シラユキと言います」
「シラ‥‥‥ユキ‥‥‥?」
「はい。みんなはユキって呼びますけど」
「でも‥‥‥」
「うーん、この世の中に似てる人‥‥あるいは、同じ人‥‥がいるのかもしれませんね」
「それってどういう意味ですか?」
「言葉の通りですよここにその由紀さんという人と似ている私がいるじゃないですか」
「‥‥‥」
納得はいかなかったが、シラユキさんは話を遮るように。
「さてさて、なにしにここへ?」
「今、旅をしているの」
「旅ですか!」
「はい」
「いいですね~」
「‥‥‥でもね」
何故かわからないけど、彼女には真実を伝えようとそう思った。
「でも?」
「私は、ある人を助けるために魔女をやって、旅をしているの」
「ある人?」
「その‥‥‥幼馴染を助けるために」
私は、これまでの経緯を隠さずシラユキさんに話した。
彼女は、ずっと私の話を真剣に聞いてくれた。
「話をしてくれて、ありがとう」
「いえ、こちらこそあまり面白くないお話だったのですが」
「そんな事はないです」
「ありがとうございます」
「私から、何も言える事あんまりないんですけど中心人物となっている魔女という方は、まだお会いしてる時ってあるんですか?」
「ときどきですがひょっこりでてきますよ」
「なるほど‥‥」
「?」
何か考えた様子のシラユキさんだったが。
「そうだ、私の事も話さなきゃね」
「いいんですか?」
「えぇ、良いですよ」
「私もあなたと同じように誰かを助ける‥‥ではなくてある人の帰りを待っているの、私の愛している人を」
「‥‥‥」
悪いと思っているが言い方で察してしまう、一生帰ってこない人の帰りを待っているのだろうと。
「同性愛ってどう思う?」
ふと、私に訊いてきた。
「同性愛ですか?私の意見ですけど好きに性別は関係ないと思います」
「ふふっ」
彼女が笑った。
「し、失礼な事言ってしまったでしょうか?」
「いいえ‥‥‥あなたの様な人が1人でもいるとても嬉しいです」
「もしかして‥‥‥その人の帰りをずっと待っているんですか?」
私は、わからないふりをしながら質問をする。
「うーん、半分そうで半分違うかもしれないです」
「‥‥‥」
なにか気まずい空気になり、私はどうしようか考えたその時。
ピローン!
「ん?この音は?」
「あっそうだ!こう見えても研究者なんですよ!ちょっと待っててね」
そう言うと、シラユキさんはなにやらボタンを押す。
ゴゴゴっという音が地面からして、階段が現れる。
「すごい‥‥‥」
私は、ユキさんを見送る。
「それにしても研究者か‥‥」
私の知っている由紀ちゃんも‥‥‥今は考えるのはやめよう。
「おまたせ~」
階段からシラユキさんが出てきて、その後から‥‥‥。
「初めましてアカリさん」
黒髪のロングの女性だった。
「は、初めまして‥‥‥」
「私の名前は、ユウと言います」
「あ、ご丁寧にありがとうございます。えっとシラユキさん‥‥もしかして‥‥‥」
「私が作ったアンドロイドよ!」
「これがアンドロイド‥‥‥」
どこからどうみても人間に見える‥‥‥。
「そして、感情ももっているのよ」
「はい、ユキさんに喜怒哀楽の感情をいただきました」
「‥‥ちょっと失礼」
私はユウさんのお腹をつつく。
「‥‥‥」
ジト目で私の事を見る。
「うーん、これはくすぐったいのを我慢しているわね」
と、ユキさん。
「反応がない・‥‥」
「くすぐったいです」
「わぁ!ごめんなさい」
「いえ‥‥‥こちらこそいきなり声を出してすいません」
私は一体何をしているのだろうと虚しい気持ちになるのだった。
ーーーーーーーーーーーー
「よっし‥‥‥明日の準備はOK」
私は、明日ここでて目的地に向かう。
「‥‥良い感じに、眠気が‥‥‥」
うとうと、寝処に入ろうとしたが‥‥‥。
「っ‥‥‥っ‥‥‥」
「えっ‥‥‥誰かが泣いてる?」
私は、気になり部屋をでる。
「この‥‥声は‥‥ユキさん?」
ドア越しだが確かにユキちゃんが泣いている。
「あぁ‥‥聞こえてましたか‥‥」
「!?」
話をかけたのは、ユウさんだった。




