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物語の先にあるものは  作者: 峰尾ゆい
第2章 ショウジョノ冒険
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第63話 歌姫はマイクをそっと置いた

登場人物


新堂あかり:第2章の主人公。第1章の主人公の市川匠の彼女であり幼馴染。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。魔女名アカリとして冒険の旅にでる。


飛鳥:幽霊となって出てきた娘。真夏の姉。アイドルだったがトップアイドルを決める祭典の決勝戦で不慮の事故で亡くなった。


ラファ/真夏:四大天使魔女の一人。真夏という名前でアイドル活動をしているらしい何かしらの目的があるようだが。アイスが好物な娘。幽霊の飛鳥の妹。


魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。本編、物語の先にあるものはの総主人公。

「邪魔をするな。真夏!私は‥‥‥お前が‥‥‥()()()


対峙する、2人の真夏さんだが。


「なんで‥‥‥なんでよ!」


否定をつづけながらも真夏さんの姿が変わり魔女服に、そして‥‥‥天使の羽を生やす。


「ふ~ん。あなたもあの魔女と同じなんだ‥‥‥ずるいよ‥‥‥いつもいつも‥‥‥もうあのまま病室で寝ていればよかったのに!!!」


あの魔女、どうやら私のようだ。

そして、原理はわからないが、私が今まで見ていた真夏さんは飛鳥さんだったらしい。

そしてずっと寝ていたのは本物の真夏さんらしい。

箱を開けてみれば、よくあるパターンで安心した。


「私は‥‥‥私は‥‥‥お姉ちゃんのために、魔女になってやり直してあの事故を‥‥‥回避し」

「うるさい!!!!!!!!!」


2人の言い合いはずっと会場に鳴り響く。


「っ‥‥‥」

「‥‥‥どうせ気づいてるんでしょ。私があなたを嫌いな理由」

「うん‥‥‥わかってる。いつも私が、お姉ちゃんを超えて1番になってる‥‥‥でしょ‥‥‥」

「そうよ!わかってるじゃない!」


姉を超えるのは周りから見ると、とてもすごいと言われるしかし、超えられた人は、想像絶する苦痛を味わってしまう。そう、比較されてしまうから。

どれだけ、努力しようとも結果がでなければならない、世の中は努力を見ないのだから。


「うっ‥‥‥」

「せっかく‥‥‥せっかく‥‥‥私が、トップアイドルになれると思えたのに‥‥‥事故?もう意味がわからない‥‥!結局、私が勝ったとしても名前は真夏の名前で刻まれる‥‥‥もう嫌なの!」

「だから‥‥‥私は‥‥‥事故を‥‥‥」

「無理だわ!だって()()()()()()()()()()()()()()()それに‥‥‥私は‥‥私は‥‥自分の代わりにトップアイドルになって欲しいなんて思ってない!お前が、勝手にやった事なんだよ!!!!」


その瞬間、真夏さんの魔法の質が変わった。


「っ‥‥‥」

「もういい真夏。さっさと、私の前から‥‥‥消えろ!!」

「わかった。消える、お姉ちゃん‥‥‥いや‥‥‥この亡霊と共に‥‥‥ね」

「っ!!!真夏さん‥‥翼が‥‥‥黒く‥‥‥」

「もう制限時間がなくて使いたくはなかったけど‥‥‥仕方ない‥‥全て消えろ闇に染まれ全てを‥‥‥《裏天使魔法‥‥‥Fallen angels》発動‥‥‥」


《Fallen angels》一体どんな魔‥‥‥。


「うわっ!」


真夏さんの周りに黒いものが渦巻く、私は咄嗟にかわし障壁を出す。


「‥‥‥っふこれでいいよ。ぞくぞくする」


飛鳥さんも、障壁をだしながらもにやにやしている。


「私はお姉ちゃんよりうえ、でも私が勝手にやった。なんで私はこんな事に人生を使ったんだろう。お姉ちゃんが好き?わからない、わからない、わからない、あっそうだこれみんな死んじゃえばいいじゃん。みんな死んじゃえ!!!みんな死んじゃえ!!私だって好きでやってるんじゃない!もういい!!

もういい!こんなくだらない事やらなきゃよかった!!!お姉ちゃんなんて死んじゃえええ!!」



支離滅裂の発言をする真夏さん、怒りなのか悲しみなのかそれとも‥‥‥。

彼女も元は人間の一人、同情はしないが‥‥‥非常にまずいもう後戻りができない。

自分もう終わりなのだと悟っている。

真夏さんは、飛鳥さんに無数の魔法を当て続ける。

飛鳥さんの障壁は次第に消え直接魔法が当たるようになった。

しかしながらも、彼女は喋る。


「これでいい、私の苦しみを味わ‥‥っ」

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


瞬きをした瞬間そこには緋色の髪の毛をしたあの魔女が飛鳥さんの腹を刺していた。


「っ」

「すまんな。私は君たち姉妹の喧嘩なんてどうでもいいんだ。秩序を乱すものには痛い目にあわせなければならない。それが幽霊でも天使であっても‥‥‥そうだなラファ」


黒い翼になった真夏さ‥‥‥ラファを見る。


「‥‥‥バケモノめ」



刺された飛鳥さんは、その場に倒れ込む、私は反射的に飛鳥さんの元へ駆けて行く。


「飛鳥さん!」


ミカは何も手を出さずにそのまま持っていけと言わんばかりな視線をした。

私は、そのままその場から飛鳥さんを連れ、一旦その場から離れた。


「‥‥‥まぁいいや。とりあえずラファ‥‥‥お前からだ」

「やるの?四大天使魔女の戦闘は、クロノ様も見過ごせないんじゃない?」

「《Fallen angels》を発動した時点で終わりだ。もう一歩だったのに‥‥‥残念」

「うるさい!うるさい!なんでよ!私は、ただ願いを叶えたかった。やり直したいだけだったのに!」


必死の問いにもミカは聞く耳を持たない。


「私はまた悪者になってしまうのかせめて、あの世界で幸せになって欲しい。ーーーーーー発動」

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