第56話 天使魔女ラミ
登場人物
新堂あかり:第2章の主人公。第1章の主人公の市川匠の彼女であり幼馴染。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。魔女名アカリとして冒険の旅にでる。
魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。本編、物語の先にあるものはの総主人公。
男の魔女を目指す彼:将来は自分の事を助けた魔女のようになる事。天使魔法を取得するために奮闘する。
ラミ:雷の天使魔女。責任感がある魔女であり皆から慕われている。イメージカラー水色
「はあああ!!」
「肩の力をぬいて」そんな私の一言で始まった、巣籠修行。
やはや‥‥‥次はこれを乗り越えないと進めないのか‥‥って事だとやっぱりあの天使魔女倒さなきゃじゃん‥‥もうやりたくないんですけど‥‥次はもっとキュンキュンする感じのをお願いします。
一体誰に頼んでいるのかわかりませんね。それと同時に私のキャラ崩壊が進んでいくそんな事はどうでもよくてそんな愚痴をこぼしたくなる毎日だった。
さてさて、数日が経ち彼はどんどんと成長していく‥‥‥のはよかったが。
「‥‥‥だめだぁ‥‥‥」
「あ~。惜しいですね」
目的の天使魔法にはまだ程遠かった。
「これじゃあやっぱりラミさんに勝てないよ」
「でも、基礎魔法はちゃんとしっかりできてますし。貶してきた魔女くらいならきっと‥‥‥そうだ片っ端から<<倒して>>みればいいんじゃないですか?」
「‥‥‥そうする」
急に彼の様子が変わり、私の前から居なくなる。その瞬間、魔力の質が変わった気がした‥‥。
「やりすぎたかな‥‥‥?」
そこまで強力な魔法はかけていないが、彼を見送りその報告を待つ。
それよりも相手が魔法使いでも効果があってよかった、ドラゴンも天使も悪魔も利用してなんぼですよね‥‥‥。
おっと、つい本音が。
「‥‥‥帰ってきたよ」
「‥‥‥えっ早‥‥‥っなそれは」
時間にして1分もなかった。
そして彼は何人もの魔女の首を箒にぶら下げていた。
「うっ」
彼の顔はまるで感情もなく真顔だったのが更に恐怖を掻き立てる。
「どうしたの?魔女さん‥‥‥あなたが<<倒して>>って言ったんじゃないか」
言いましたが、殺せとは言ってませんよ。
「視えるんだよ‥‥‥これから自分がどうすればいのか‥‥‥そしてそれに対しての正解がね‥‥‥ははっ」
「どういうことよそれ」
正解‥‥‥?バカな話、何をしようかわかるって事?
「そう、魔女さんが考えてる事は正解だよ」
読まれた。
「レディの考えを覗くなんて‥‥ってテンプレートやめときましょう」
なんでこんな時に覚醒っぽい事をしてしまうのか、それはあの天使魔女と戦っている時に覚醒してよ。
そんな事を思う。今なら逃げられる‥‥‥よしっ‥‥‥。
「これなら、ラミさんにも勝てる‥‥その前に‥‥まず手始めにあなたを倒す」
「ーーーーーーー!」
動こうとした瞬間‥‥彼は目の前にいて魔法を打つ体勢になる、もう‥‥この状況は巫女や偽私でおなかいっぱ‥‥‥待って、これ殺られる。
巫女や偽私の比にならない、彼は、私を本気で殺そうとしてる。
「<<やめよ>>」
死を覚悟したその時、テレパシーのような声が響く、それと同時に雷が彼に向かっていく。
しかし、彼はそれを先を読んでいたのかわからないが魔法の障壁をだしていた。
「あ、あなたは‥‥‥ラミ‥‥‥」
その姿は、見慣れた帽子そして私の帽子にはない天使の羽のアクセサリーをつけた魔女だった。あの時はちゃんと見れていなかったけど‥‥‥本当に天使魔女らしい。
「きゃっ!」
突然の事に私は素の声がでてしまう。
「ほほう、私の天使魔法を利用した小娘は可愛い声もだせるんだな」
「うるさいですね‥‥‥」
「まぁいい。まずはあいつを何とかしなきゃならんな。天使魔法も使えないのにいきなり神魔法を取得するとはな‥‥‥」
「神魔法!?」
「正解が見える神魔法だ。対象物を視界に入れ、それに対しての選択肢というものが表示される【ジャンクション】という魔法を使う。しかしそれは完全ではなくその選択肢の答えだけがわかる【プレディクト】という魔法、それらを二つ重ねて【ゴッドノウズ】あるいは、神のみぞ知る魔法とも呼んでいる。ただでさえ同時に魔法を使うのは難しい。私も天使魔女になってこれで3人目だ」
「とっても希少なんですね‥‥‥」
「そうだな、1人は私より遥に上を行く魔女、そして‥‥‥もう1人‥‥‥たしか人間だったかな??確か名前は‥‥‥宮‥‥‥予、うーむ忘れてしまった‥‥‥彼も色々と振り回されて大変な人間だったな‥‥懐かしい‥‥‥お前その人間の事わかるか?」
「私が知るわけないじゃないですか‥‥‥ってわ!」
彼の攻撃が飛んでくる、それを私はギリギリでかわす、ラミはその場を動かず圧倒的な魔力で防ぐ。
「っち、防がれたか‥‥‥たが魔女はよく喋るなこの圧倒的不利な状況でも」
「不利?何を言っているんだ?」
「ーーーーーー」
「っ!」
その言葉と瞬間に瞬きをさせないスピードで彼は、天使魔女の懐まで近づいていた。私と同じ状況で、私の場合は反応ができなかったのだが‥‥‥。
「ふっ」
ラミは、笑みを浮かべた。
そして。
「くらえ」
「くっ‥‥‥ラミぃぃぃ!げほっげほっ」
ラミも懐に来るのを視えたていたのか、その小柄な彼の首根っこを掴んでいた。
「甘いんだよ君は、何が【ゴットノウズ】だ?正解がわかる?君の【ゴットノウズ】は不完全で完成はされていない。君がどんな能力に目覚めようとしても私には敵わないさ。若さからの自信か知らないが‥‥‥魔の道において必要なのは経験だ‥‥‥そして若さとは違うんだよ若さとはな!!」
『っ‥‥‥っ‥‥‥《真・ゴットノウズ》発動』
「っ!?」
首根っこを掴まれてい彼の姿消えた。
「どこだ!?」
「ここだよ‥‥‥」
彼は、天使魔女の後ろにいた。
そして、彼の髪の毛が水色そしてまた一つ魔力の質が変わった。
「‥‥っまずい」
焦る、ラミ。
それは表情を見てわかる、先ほどの余裕さがなくなる、だが。
「うおおおおおおおおおお!!」
ラミの周りがバチバチと電気が発生し、無数の雷が落ち地面に当たる。
同じくして、ラミの髪も水色になった。
「食らえ!!!」
地面に当たっていた無数の雷が彼にめがけて飛んでいく
「-------」
だが彼は目を瞑りながら攻撃をかわしている。
まるで、全ての動きをわかるように反射的にかわしているように。
「めんどくさい‥‥‥ここで進化してしまったか」
「これが進化した。<<ゴットノウズ>>か、選択肢の正解が身体で‥‥‥わかる。反応できるようになった!!そして‥‥‥《ラミエル式》発動!」
「なっ」
彼は、天使魔法発動した。
上空に、黒い雲が増幅し雷が天使魔女に落ちる。
「ぐわああああああああああ!!!!!!!!」
直撃を受けた天使魔女は地面にたたきつけられる。
「ちょっまずい!」
私は、杖振り攻撃を放った。
しかし、軽々とかわす。
「やっぱり当たらない」
そして彼は。
「ラミいいいいいいいい‥‥これで終わりだああああああ!やっと、やっと僕は‥‥‥僕は‥‥‥本当の魔女になれる!」
とどめをさす態勢に入る彼、微かに背中から天使のような羽が見えて‥‥‥。
私は思ってしまった。
「うーん。このパターン、もう一波来るよね」
そんな予想は大正解。
『ラファエル百式』
『ガブリエル百式』
『ウリエル百式』
『‥‥‥ミカエル百式』
一斉に詠唱の様なものが聞こえ天から、光の柱の様なもの4つ現れ彼を突き刺す、間髪をいれず鎖の様なもので彼を拘束をした。
「あっ‥‥‥あっ‥‥‥ぐはっ」
あの時の魔女の様に恐怖‥‥いや‥‥圧倒的なプレッシャーを感じた。
そこには、ラミと同じに帽子に天使の羽、‥‥‥そしてラミとは違い目を惹くのは、背中から生えた天使の羽だった。
「‥‥‥よ、四大天使魔女‥‥‥」
光の柱に突き刺さりながらも彼はそう呟いた。




