第55話 第二の魔法
登場人物
新堂あかり:第2章の主人公。第1章の主人公の市川匠の彼女であり幼馴染。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。魔女名アカリとして冒険の旅にでる。
魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。本編、物語の先にあるものはの総主人公。
男の魔女を目指す彼:将来は自分の事を助けた魔女のようになる事。天使魔法を取得するために奮闘する。
「はぁはぁ」
「ううぅぅ」
ただでさえ魔力がないのにちょっとやりすぎてしまった。
「あ、ごめんなさい」
「こ、こちらこそ助けて下さってありがとうございます」
「なんか邪魔しちゃったかもね」
「いえ、そんな事は‥‥‥そもそもあの魔法を受けていたらやられてましたからね‥‥‥あ、そうだ急にですが質問していいですか?」
「いいですよ」
「僕って変ですか?」
「何が?」
「えっと男が魔法使うの」
「普通じゃないですか?」
「えっ!?」
「え?」
「は、初めてですよそんな事言う人‥‥」
私は、何か発言を間違えたらしい。
「だって他の魔女は、男が魔法を使うのはおかしいって‥‥‥」
「あぁ‥‥‥なるほど、そういう事でしたか」
これが俗に言う差別ですか‥‥‥この世界でもあるんですね。
「そういう事って?」
「私は同じ魔女でも旅人っぽい事してるのでそちらの事情はわかりません。でもあなたが戦ってた魔女はそんな事を言わないでしょ?」
「は、はい」
「じゃあそれと同じですよ。多分その人は、あなたには素質があるって予想をしてるんじゃないかな」
「そんなわけ‥‥」
「じゃあ、あなたの事を貶している他の魔女って強いと思う?」
少し論点をずらした問いかけに彼は、何かに気づいたような顔した。
「弱い‥‥‥と思う」
「なんで?」
「僕の方が努力してるし、本気を出せばラミさんだって倒せる‥‥‥でもまだ‥‥だって完成していないんだそのための魔法が‥‥‥」
「魔法?」
「うん。彼女が使っていた魔法と同じ魔法」
「あぁ‥‥‥<<ラミエル式>>って言ってた奴ですね」
「はい」
「ちょっとそれ詳しく教えてくれないですか?」
「魔女なのに知らないの?」
‥‥‥魔女って本当にめんどくさい。
「はい。知らないです!」
「不思議ですが、教えますね。普段使ってる魔法って、<<燃やせ>>とかそういのが多いじゃないですか」
「はい」
「それが第一魔法と呼ばれる基本的な魔法です」
彼によると指示や命令系統の事を第一魔法と言うらしい。
「それを超えるのが第二の魔法天使式魔法もしくは天魔魔法って呼ばれてますね。まぁ、天魔魔法の方はその名の通りで天使と悪魔の魔法を兼ね備えたものなんですけどほとんど使える人がいないんですよね、死の魔法でいわゆる禁止魔法なので‥‥‥それを唱えると一瞬で相手は死ぬとか死なないとか‥‥‥」
「悪用厳禁じゃないですかそれ」
「そうですね。だから基本的に天使式魔法を使いますね。こちらも名前の通りで天使の名を用いています」
「じゃあ、あの方の魔法のラミエル式って‥‥‥」
「雷の天使ですね。なので、基本雷属性や電気に関する魔法が得意です」
私達の世界の常識とこちらの世界の常識は似たり寄ったりやっぱりすると思う。
と言うより‥‥天使と悪魔か‥‥今頃彼女達は‥‥大丈夫なのか‥‥‥。
「それと彼女は魔女は魔女でも普通の魔女ではなく、天使魔女と呼ばれる存在です」
「天使魔女?」
「うーんと。簡単に言うと天使魔法の使い手と言われていて、その一人がラミさんです」
その能力に特化した使い手らしい。
「他にもそのような使い手がいるの?」
「そうですね。属性の人数いらっしゃると思いますよ」
「それは大変ですね‥‥‥」
嫌な事を考えてしまったが将来的にその天使魔女と戦いに‥‥‥そんな事はあってほしくない。
「後、余談ですが天使魔法を超える魔法もありますね」
「それよりももっと上にあるのですね‥‥‥」
「はいあります。書物によると天使魔法を超える魔法それが、神魔法そしてそれを超えるのが宇宙魔法‥‥‥そして‥‥‥それを超えるのが‥‥‥」
「‥‥‥」
「って所までしか書物に書いてないんですよね‥‥‥」
「でも、結構あるんですね」
「はい。でも実際には神魔法も、宇宙魔法も見た事もないですし実際あるかどうかは‥‥‥そんな感じです」
もしも、神魔法や宇宙魔法を取得すれば‥‥たっくんを助ける事ができるのだろうか。それか魔女を倒せるのか。
「それで、あなたは勝つためにその魔法が必要って事ですか」
「おっしゃる通りです、神魔法は無理なのでとりあえず天使魔法の取得に全力をかけています」
「うーん。じゃあ肩の力を抜いてみたらいいんじゃないですか?」
「え?」




