第53話 ただ、夢を見たかっただけ
登場人物
新堂あかり:第2章の主人公。第1章の主人公の市川匠の彼女であり幼馴染。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。魔女名アカリとして冒険の旅にでる。
ジュリ:悪魔。楽しい事が好き。
ロミ:天使。いつもジュリに振り回されているが。本人はそこまで嫌ではない。
主さま:天界の長、悪魔と天使の身体を半分ずつ宿している。
魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。本編、物語の先にあるものはの主人公。
「さぁ‥‥‥行きましょう‥‥‥外の世界は素晴らしいですよ!」
家をでて、そのまま天界と地上への境目に向かいそこを突破する。
「わぁぁぁ‥‥これが‥‥外の世界」
「時間もぴったしですね」
ちょうど、日が昇る時間だった。
「天界でも一応は見れるんですが‥‥やっぱり綺麗‥‥」
ジュリさんの黒い翼は、日があたり黒さがはっき…‥‥。
(いや‥‥‥消えかかっている?)
「ジュリさん‥‥ちょっと早いですけど‥‥‥戻りましょう」
「え?もう戻るんですか?」
「そうした方がよさそうかもです‥‥‥一応、主さまや他の人には見つからないようにする結界は張っていますが‥‥」
「うー残念だな‥‥」
「また明日行きましょう」
「また連れてってくれるんですか?」
「えぇ!もちろん!」
そんな約束をし、私達は天界に戻った。
その次の日、私は主さまと色々の話をした。今後、どうすれば私の目的が達成するのか。
「‥‥‥私にもわからん。そもそも魔女というものは基本的に悪さをすると認識しているのでな」
「ですよね‥‥‥」
確かに世間的にみれば、魔女は悪者だ。
そうあの魔女も私にとって悪者だ。
「でも君は元々は人間だ。前にも言った通り自分の道を進めばいい」
「やっぱり、そうしないと駄目なんですね」
「‥‥‥」
「じゃあ‥‥私がこれからやろうとすることには一切手出ししないでくださいね」
私は、笑顔で言いながらも身体少し震えていた、ちょっとした懸けをした。
「あぁ、よほどの事ではなければな」
「ふふっ、じゃあ‥‥‥私は、ジュリさんの所へ戻りますね」
「ご苦労様」
私は、主さまに挨拶をしてジュリさんの所へ向かった。
「行かせていいんですか主さま、彼女やりますよアレを」
私の横にいた、天使が言う。
「あぁ‥‥‥そうだな。でもその時は私が出るよ」
「そうですか‥‥‥必ず帰ってきてくださいね‥‥‥」
「なんだ、なんだそれじゃあ私が負けて死ぬって聞こえるぞ」
「だって‥‥彼女の後ろには厄介なのがいるじゃないんですか?」
「‥‥‥厄介じゃないのと祈るよ」
「神なのに祈るんですね」
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「さて、始めますか」
誰もが寝静まった夜。私は、覚悟を決めた。
「なんて、言ってみましたがジュリさんがいない‥‥‥まさか‥‥‥そんなまさか‥‥‥ん?これは羽?」
何故か、空から羽が落ちてきた、それも黒い羽、そんなまさかだったなんて思いたくなかったが‥‥‥。
まずい‥‥‥。
「なんとか間に合って」
私は、急いで天界から出た。
「わー!!やっぱり外の世界は気持ちいい!!」
黒い翼を広げ、楽し気に飛ぶジュリさんがいた。運がいいのか悪いのかそれか仕組まれていたのか彼女が飛ぶ周辺は月の光に、ちょうど彼女が照らされていた。
「やっぱりいた」
だが間に合わなかったらしい。
「え、何これ‥‥あ、魔女さ‥‥‥」
彼女が消えかかっているのだ‥‥‥。
「‥‥‥」
私は、何もせず彼女を消えるのを待つ‥‥だが。
「ジュリ!!!!!!!!!!」
王子様の登場らしい。ロミさんが決死の顔でジュリさんの手をとる。
「魔女ぉぉぉぉ!!気様ああああああ!!!!」
どうやら、私が悪者になってしまった。
「そんな怒ってる暇があれば、早く彼女を天界に戻しては?」
「っ‥‥‥」
「ろ、ロミ‥‥ち、ちが‥‥‥」
「うるさい!!喋るな!!」
「ま、魔女‥‥‥さ、さん」
「わかってますよ。私の事なら心配しないで。またどこかで会いましょう」
「お前にはもう会えない、いやもうお前はこの世から消える。主さまの制裁をうけてな!」
「そうですか、じゃあ一生のさよならを」
私は、貶すようにロミさんに言う。
「魔女‥‥‥いや‥‥‥信じられるの天界の人達だけだ。くそおおおお」
そして、ジュリさんとロミさんは天界へと帰っていった。
ジュリさんは、消えかかりながらも。
「ごめんなさい。でもどこかで絶対また会いましょう」
と口にした。
「はぁ‥‥また一人なっちゃったな‥‥さて‥‥‥この状況をどう乗り切るか」
そして月の光で照らされた所の上を見上げると天使と悪魔の兵がざっと100万人くらいいた。
「なにもしてないのに、死ぬのは嫌だな。でも‥‥‥たっくんを助けられるなら‥‥‥100万人くらいは‥‥‥行くよ‥‥魔力解放!!!」
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「ジュリさんは予定通りの行動とりましたね、そして魔女とロミさんも」
「あぁ」
「で、どうするんですか?主さま」
「そうだな。魔女を駆逐する」
「承知しました。兵達よ。魔女アカリを駆逐せよ」
「「そうはさせませんよ~」」
「来たか。厄介なのが」
手に本をそして、箒の上に座る厄介な奴が来た。
「こんばんは~主さん。お久しぶりですね~」
「‥‥‥そうだな、それで用件は?」
「いや、わかってるのに一々そういうの聞くといけないと思いますよ?男ってそういうの多いんだから、あ、今は神様やってるんだよね。ごめんなさい」
挑発してくる厄介者。ぐっとこらえる。
「今、ここで戦争を起こしたら、私が100%勝ちますよ。たとえ、100万の天使と悪魔がいても、そしてあなたが相手になってもね‥‥‥ふふっ」
やはり駄目だ、この魔女には勝てない。コイツと本気でやりあったら殺られる。
私が、この天使と悪魔の身体になったのもコイツのせいだった。
「何を思っているか知りませんが早く兵達を帰らせて下さい」
兵の出撃準備をしていた天使が戻ってきた
「何者だおまえ!!主さまに近づくなあああああ!!」
その天使が魔女に突っ込んでいく。
「待て!!!早まるな!!」
「このおおおおおおお魔女め!!!」
それに続いてか天使と悪魔が一斉に魔女に突撃をする。
「やれやれ、ずいぶんしつけの悪い天使と悪魔ですね。じゃあ軽くやりますか。あとおまけでアカリさんの近くにいる天使と悪魔もやっちゃいましょうかね」
魔女が詠唱をする。だめだ終わりだ。
「《サリエル式》」
「なっ‥‥‥まずいあれは‥‥‥天魔魔法!!」
何故、神魔法ではなく天魔魔法なんだ、いやそんな事を考えてる暇ない‥‥‥。
この一言を言った瞬間、魔女に突撃していった天使と悪魔が翼が消え落下しながら消えていき、そこには魔女と私しかいない状況になった。
「ば、化け物め‥‥‥」
立っているのもやっとだが、瞬間的に発動した魔法で難を逃れたが‥‥‥非常にまずい。
「あらま‥‥‥少しは骨のあるものかなと思ってたのですが所詮は天使と悪魔ですね」
「や、やめろ‥‥‥魔女」
「はい。やめますよ、飽きましたし。むしろあなた以外全員、消しましたね。あ、まだ2人残っていましか」
「‥‥‥‥」
「まぁ、とりあえず私の目的は達成されたので私は帰ります」
「っく‥‥‥天魔1魔法‥‥‥発‥‥‥」
「いやぁ‥‥‥今のあなたじゃ発動できませんよ~じゃあ頑張ってくださいね」
さっそうと魔女は私の前から消えた。
「主さまー!ジュリをジュリを助けてくださ‥‥‥え???」
「す、すまない‥‥‥もう‥‥‥私は‥‥‥主ではないのだ‥‥‥」
「え‥‥‥嘘‥‥‥だよね‥‥‥主さま‥‥‥」
「本当だよ、私はもう人間になってしまったのだから」
「っ!?」
その後‥‥‥3人がどうなったか知る人はいなかった。
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「行くよ‥‥魔力解放!!!」
覚悟を決め天使と悪魔の軍勢に突入していくが‥‥‥。
「な、なんで‥‥‥どんどん消えている?」
バタバタと天使と悪魔が倒れ消える、一瞬にして、私一人になってしまう。
「な、なんだかわからないけど、今しかない‥‥‥!《どうか2人に幸せを》」
叶うかわからないモノを私は詠唱し、月の光に照らされながらもこの場から去っていった。




