第52話 犬猿の仲?
あけましておめでとうございます。今年初投稿ですね。
今年の目標は2章を完結させることです。よろしくお願いします。
そして、いつも読んでくださってる方に最大の感謝を、励みになります。
登場人物
新堂あかり:第2章の主人公。第1章の主人公の市川匠の彼女であり幼馴染。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。魔女名アカリとして冒険の旅にでる。
ジュリ:悪魔。楽しい事が好き。
ロミ:天使。いつもジュリに振り回されているが。本人はそこまで嫌ではない。
主さま:天界の長、悪魔と天使の身体を半分ずつ宿している。
魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。本編、物語の先にあるものはの主人公。
「さて‥‥‥君は本当は魔女ではないな?」
勝てる気は一つもないけど私は、詠唱の準備をする。
「‥‥‥」
「そこまでは詮索はしないがな、確認のためにな一応」
どうやら、何をするつもりでもないらしい。
私は、詠唱の準備をやめた。
「ありがとうございます」
「‥‥‥そうか、あやつここまでやっときたのか」
「?」
「いやこちらの話だ」
(あのドラゴンといい何かはぐらかす人が多すぎません?まぁあまり気にしない方がいいのかな)
「そういえば、なんだか外、騒がしいですけど大丈夫ですか?」
「ん?」
主さまは、やれやれという顔をする。
その視線の先には先ほどのロミさんとジュリさんの姿があった。
「もー!!いい加減にしてよ!!ジュリ」
「うるさいな!!私は、外に出たいの!!」
「だからダメって言ってるじゃん!!」
「もう!しつこい!!」
ジュリさんは、ロミさんを振り切り走っていった。
「ジュリ‥‥‥なんで、わかってくれないんだよ」
ロミは、彼女を追いかけた。
「はぁ‥‥‥ジュリもよりひどくなっているな」
「あら?仲良さそうにみえますが」
「本当は、仲が良いんだがよくある話だよ。お互い見栄を張っているんだよ」
「へ~天界の世界でもそういのあるんですね」
「そうだな、まぁそちらの世界でいう幼なじみ同士でもあるからな」
「幼なじみ‥‥‥」
その言葉をきいて、悟られないような顔をするが、主さまには全てがわかっている。
「‥‥‥すまない。嫌な事を思いださせてしまったな」
「いいえ‥‥‥‥私は、必ず助けますから。たとえこの先どんな事になろうとも私は、私の進むべき道を進みます」
「そのような考えがあれば、きっと大丈夫だろうな」
「なんだか未来が見えているようですね」
「ははは、冗談を神も万能ではない」
「ふーん‥‥」
「魔女というのは、疑りぶかいな。本来なら私が疑うのに」
「‥‥‥だから私は、魔女ではなく人間です」
「わかっているよアカリ」
「はい‥‥‥」
「それでなんだが、あの2人が素直になる方法、魔法とかないのか?」
「いきなりですね‥‥‥それをするならあなたの方が優れているのでは‥‥‥?」
「私も、歳と立場でね‥‥‥あまりそういうのができないんだ」
「遠まわしに逃げられた。じゃあ、彼女の願いを聞いてあげればいいんじゃないですか?」
「‥‥‥」
「なんですか‥‥その顔」
「君がそう思うなら私は、何も言わない」
「じゃあやりますよ本当に‥‥‥邪魔しないでくださいね」
「あぁ」
「じゃあ、私は行きますね」
2人を追い、見つけたがやっぱり言い合いをしていた。
「《二人とも落ち着いてください》」
その言葉と共に二人は、次第に落ち着く。
(ドラゴンには効いたから、天使と悪魔はどうかと思いましたが、効いたようですね)
「あ‥‥‥」
「あれ‥‥‥私達は一体?」
「ん?何もしてませんよ帰る途中だったのでしょ?」
「そ、そうでした」
「そういえば、私泊まる所ないので、泊めてくれませんか?」
「いいですよ!いきましょう」
私は、ロミさんとジュリさんの後をついていく。
「着きましたよ、私達の家」
「ワタシタチ?」
「あれ‥‥?言ってなかったですか?私達、えっと魔女さんの世界でいうと夫婦なんですよ」
「ふーふー?」
「そうです夫婦です」
「お、幼なじみじゃなくて?」
「あ、主さまからきいたんですね」
「そうですね。しかしなんで喧嘩していたのですか?」
「私は、ここからでて外に行ってみたいんです」
「でも、外に行っちゃいけないって」
「それでも私は、行きたくて」
「だからだめだってジュリ」
ロミさんが遮る。
「もー、魔女さんも困ってるんだから諦めて」
「むー」
ムスっとするジュリさん。
そういう事か‥‥‥次の私がやるべき事は、ジュリを外に連れて行くことか‥‥。
「まぁまぁ‥‥‥2人とも、私、お腹すいてしまって、天界の食べ物を食べてみたいんですよ」
「あっ、そういえばもうこんな時間ですね」
「そ、そうだね」
よかった、別の話題に切り替えられた
ジュリさんとロミさんは、2人で仲良く台所に立つ、私はその姿を見ていた。
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その後、私は夕食を食べ、寝室にいた。
「これ雲なのに、ベッドになってて‥‥すごい‥‥なんて感心してる場合じゃない。さっさとここから、脱出しないと、あの主さま‥‥‥何か怖い‥‥」
実行すべく私は、ロミさんに対して、強力な魔法をかけそして念のために主さまにバレないように結界を張りジュリさんの部屋に向かう。
運がよく夫婦とはいえども別々の部屋で寝ている事が助かった。
「さて‥‥‥起きて下さいジュリさん」
「‥‥‥?ん、魔女さん?どぉしたんですかぁ?」
「外の世界行きませんか?」
「え?!えええ????」
驚きを隠せないジュリさんは、背中から悪魔の羽を生やした。
そして間髪を入れず私は、ジュリさんの手を握り、外へ出た。
「さぁ‥‥‥行きましょう‥‥‥外の世界は素晴らしいですよ!」




