第50話 未来につなぐために
登場人物
新堂あかり:第2章の主人公。第1章の主人公の市川匠の彼女であり幼馴染。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。魔女名アカリとして冒険の旅にでる。
クリスマスといえば、ケーキとチキン。
大和姫:巫女。魔物退治を目的としている、背が小さいのがコンプレックス、毎日ご飯をいっぱい食べて早く大きくなりたいと願っている。好きな食べ物は納豆。
クリスマスといえば、イルミネーション。
魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。本編、物語の先にあるものはの主人公。
クリスマスといえば、雪。
『誰だ』
「あらあら、数少ない友人を誰だって失礼しちゃいますね」
『お前か』
「あそこに居たんですね~あの娘は」
『そうだな。それにしてもお前も相変わらずだなその手に持ってる本は、しかしようやく抜け出せたようだな』
「あらら、なんでわかっちゃうんですか?」
『顔にででるぞ』
「あらま」
『お前は完全に傍観者の立場なのか?』
「そうですね、本当はレールのように物語書きたかったんですが私情がやっぱり入っちゃうのでこの世界を使わせて頂きました」
『そうか‥‥‥私もいいように使われてる訳か‥‥‥いやそれだと‥‥‥細かい事は、いいか』
「そういう所すきですよ!でも気づいちゃいましたか~」
『‥‥‥』
「運命は2つあり1つになるそしてあなたは必ず最悪な結末を辿る、どんな事をしてもね」
『わかってる』
「わかっているのならやめたらいいじゃないですか!友人としての忠告ですよ!巫女の彼女はまだしも、もう1人‥‥‥」
『もう1人?』
「えぇ‥‥‥私の」
『そうか‥‥‥じゃあ私は‥‥‥』
「‥‥‥」
『しかしそれが国の発展につながり彼女らの成長に繋がるのなら、そしてお前の‥‥‥』
「お優しいのですね」
『この世は誰かが消えないと成長しないそれだけだ』
「‥‥‥」
『では、私は向かうよ』
「健闘を祈ります」
私の友人は、大きく翼を広げ彼女の元に行く。
「誰しも、何かを抱えている。それは彼も同じ、ただ、1人の女性に振り向いてもらいたいがために。これだから男って奴は‥‥‥本当にわからない」
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「アカリさん。段階はとんでいますがいきますよ‥‥‥」
「休みなんてないんですね。やれやれです‥‥‥でも目の前に目標があるなら立ち向かうだけですよ!魔力再解放!いくよ!」
私達は、ドラゴンに立ち向かう。
ドラゴンは火を吹き暴れ回る。
『邪魔をするなぁぁぁ』
「この!あなたのせいであなたのせいで私の私の愛した人は!」
「姫さん!!離れてください」
姫さん興奮しているのかそのままドラゴンに突撃する。
「うーん。はぁ、そういう事か‥‥‥でも、1人でやるなら私、いらなくない?」
そんなことを思いながらもさっさとここから逃げたいというのが9割の気持ちだ。
「でも、この行為のひとつがたっくんを助けられるのなら」
私は詠唱の準備をする。
運良く、ドラゴンは姫さんに夢中で私には目を当てない。
(あのドラゴン、魔物という感じがしないしそして、姫さんの愛した人が気になる、まぁこのパターン王道かと思いますけど)
「それに‥‥‥姫さんに対して殺意がない‥‥‥」
(もしかすると‥‥‥いやいやそんな漫画みたいな事あるわけ‥‥‥あるか)
「やってみる価値はある」
心を落ち着かせ詠唱を開始する。
「《時よ止まれ》」
一瞬にして私以外の時が止まった。
「うわぁ、本当に止まっちゃった」
魔女って最強なの?
「さてと、ドラゴンの時を解除っと」
『ちょこまかとこの巫女は鬱陶しい‥‥‥ん?』
「ドラゴンさんこんにちは」
『お前は‥‥‥魔女?』
「はい、魔女です。魔女アカリです」
『そうかお前が‥‥‥あいつの』
「ん?何か言いました?」
『いや、こちらの話だ。それでわざわざこのような事をして何かをするのか?』
「いえ、特には何もしないですよ。ただあなたは魔物という割に見た目がドラゴンですし殺意もあまりないですしね」
『魔女は、全てが見通しか君はもう私が何者なのか何を目的なのかをわかるんだな』
「確定ではない話なので自信はないですが」
『聞こうか』
「そうですね、あなた元人間で姫さんの彼氏さん?」
「‥‥‥」
私の目を見つめる彼、そして。
『そうだ』
「あっさり認めるんですね」
『なにか問題でもあるか?』
「いえ、ないです」
『そうかじゃあ、私の邪魔をするなぁ!!!』
振りかざされる、強大な手。
「っふ」
私は、笑った。
「こ、これは‥‥私の身体が‥‥‥」
「魔女は万能なんです。なので、あなたを少しの時間だけ人間にしました」
「さっさと終わらせてください、私もいつまでもこうしてはいられないのです、私も、目的ために忙しいんです。でも‥‥結果はどうなるかわかりませんがねふふっ」
『‥‥‥』
「じゃあ、さようならです勇者さん」
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時間停止を解除をした矢先グサっ!という音が聞こえる。
「やった…これで…これで‥‥‥え?」
「っ‥‥‥っう。覚悟はしてたけど‥‥やっぱり痛いもんだな‥‥若干の魔力がなかったら即死していたよ。そうは思わないか?姫‥‥‥?」
「あ‥‥‥なんで‥‥‥あなたが‥‥‥嘘っ」
彼女は刺さった剣をすぐに抜き、彼を抱きとめる。
「ずっと黙っていてすまない‥‥‥私が死んだのは姫に、幻覚をみせていたんだ‥‥‥君を、守りたかった」
「そ、そんな‥‥‥でもなんであなたが‥‥‥」
「初めから仕組まれていたんだよ‥‥‥によって、がはっ」
「あぁ……それってだ……いやそんなことはどうでも‥‥‥それ以上喋っちゃ…‥今、治すから」
震える姫さんの手。
「私は、あの姿になってしまってからと言うものずっとずっと姫の事をみていた、これで私の物語はお終いだ。姫‥‥‥またどこかで会おう、そして‥‥‥ずっと愛している‥‥大好きだ」
彼は、そう言い残すと静かに息を引き取った。
「‥‥‥そんな冗談やめてよ、せっかくせっかく会えたのにねえ!!起きてよ!!!」
そんな叫び声と泣き声が一日、また一日と続いていた。
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「お世話になりました」
「いえ‥‥‥こちらこそ‥‥‥」
「‥‥‥これから先、大丈夫ですか?」
「‥‥‥駄目ですね‥‥‥でも‥‥‥私の目的は達成された‥‥‥だから私は前を向きます」
「そうですか、それでは私は行きます、またどこかでお会いしましょう」
「はい、お気お付けて」
アカリさんは、箒に乗りゆっくりとこの場所を離れて行った。
「はぁ‥‥‥彼女にはあぁ言いましたがどうしましょうかね本当に」
ガラガラっ。
「あの~大和姫さんってこちらに居ますでしょうか?」
あっ、お客さんだ。
「大和姫は私です~何か御用ですか?」
「はいっ!そのですね~」
この先どうなるかわからない。
巫女の仕事をしながら、これからを考える事にした。
(アカリさん頑張ってくださいね!私も頑張りますので)




