第46話 時の花
第2章 登場人物
新堂あかり:第2章の主人公。第1章の主人公の市川匠の彼女であり幼馴染。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。魔女名アカリとして冒険の旅にでる。
魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。本編、物語の先にあるものはの主人公。
「この花はね、時の花と呼ばれているんだよ」
「時の花?」
「そう、時の花。この花に触れると‥‥って言っても恰好からしてあなたは、魔女さんっぽいですし検討はついているのでは?」
そうか‥‥私、今魔女服着てるし箒も持ってるしどっからどう見ても魔女じゃん。
「そ、そうですね‥‥その花に触れる事でその対象者の過去が振り返れるとか‥‥」
とりあえず適当な事を言ってみた。
「そすが魔女さん。ほとんどあってるよ。でももうちょいかな」
「もうちょいというと?」
「なんで、この国にそんな花があるかという事だよ」
‥‥そこまでわかる訳ないじゃん‥‥。
そんな心の言葉をグッと我慢する。
「この国は、その名の通り始まりの国、そして始まりは新しいスタートであり過去の自分を捨て新しい自分に生まれ変わりそこから始めるための場所なんだよね」
「へ~‥‥‥ある意味良い国なんですね」
「良い国なのかな?」
「何か問題でもあるんですか‥‥‥?」
女性は、検問所の方を見る。
「?」
私も、同じ方向を見る、すると。
「どいてどいてー!」
それは、看護師のような服装をした人と、血だらけになった人だった。
看護師は、念力のようなものでストレッチャー的なものを浮かしている。
「これは……?」
「始まりの国の関門って言うのかな」
「関門?」
「過去を捨て、新しい一歩を踏み出そうとしこの国から出ると何者かに襲われ、戦いそして負けてあんな風に運ばれる」
「‥‥‥それで」
「一生この国から出られなくなる」
「‥‥‥‥そうですか」
「あら?あんまり驚かないのね」
「いやまぁ‥‥‥」
「突破できる自信があるんだね」
「さぁ‥‥やってみなきゃわからないですね。まぁ、魔法の練習にもなりますし行ってみますね。お姉さんありがとうございます。またどこかで」
「‥‥‥また」
私は、振り向き検問所に向かう。
「お気をつけて」
「はい。ありがとうございます」
私は、あいさつをし。箒にのり検問所を出た。
「さて‥‥‥。何者かに襲われると言ってましたが。こういうパターンで何者かって‥‥‥」
「ギギギっ」
「だよね‥‥‥」
そこに居たのは私だった。
「あ~。初めからそうきちゃいますか。そういうのって最後に回すべきだと思うんですが」
「グギギ」
「そう思いますよねあなたも?」
私は、私に問いかける。
「グアアアアアアアっ」
「えっ、ちょっ!」
偽の私は、魔法をうってくる。
「なんで、偽の私は使いこなしてるの!!」
私もすかさず、杖を持つ。
「こういうのは、本番で完成させるのよ。ある程度わかっ‥‥‥」
「オソイ」
「‥‥‥!?」
偽の私はいつの間にか私の目の前にいた、そして‥‥‥。
「《explosion》」
「まっ‥‥‥」
その日、一番の爆発音が鳴り響いたのだった。
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「ニゲラレタ‥‥‥デモツギハカナ‥‥‥」
「次は、もうないかもね~。偽アカリちゃん」
「ア、アナタは‥‥‥マジョ?」
「彼女は、あの国の仕組みをわかったのかもしれないですね」
「‥‥‥サスガ、ワタシ‥‥‥チョットハナシヲキイタダケデワカルッテモシカシテテンサイ」
「そうなのかもしれないわね」
「‥‥‥ワタシハツカレタカエルマジョサヨウナラ」
「はい、さようなら」
私は、偽アカリちゃんが消えていくのを見守る。
もう二度と現れる事はないだろう。
「まっ‥‥考えれば単純な事なんですよね。自分自身と戦う際に何をすべきか」
私は箒にまたがり、気の向くまま飛び立った。




