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物語の先にあるものは  作者: 峰尾ゆい
第3節 始まりの場所
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第35話 第3節 エピローグ  始まりの場所の先にあるものは

登場人物

魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。助言等で、今後でるキャラクターと関わっていく。本編、物語の先にあるものはの主人公。


第3節主要人物

柊えみ(恵美):篠原由紀につくられたアンドロイド。その見た目は、人間と変わらない。

篠原ゆき(由紀):天才と言われた少女であり元研究者。今は研究者を引退している。



市川匠:第1章、恋という名のパンドラノハコの主人公 二年生

新堂あかり:主人公の市川匠の彼女、現時点では幼なじみである。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。二年生


生徒会メンバー


生徒会長:花宮さくら(咲良)、三年生


新聞部

部長:時風さゆり:魔女から生まれた物語を進めるモノ。

魔女view


「なんとか3つ目の掟が無事終わりましたね」


私は、隣にいる花宮さくらさんにそう言った。


「‥‥‥」

「どうかしました?」

「案外あっけなく終わったなと。そして想定外の事が起きたのかもしれないって思っただけ。それがあなたが望んだことなの?」

「ん、なんのことでしょうかね?」

「はぁこれ以上ツッコむのはやめとおこう‥‥‥」

「うふふっ」

「始まりの場所、伝えべからず。それを反して伝えたら彼女は消えた」

「従来どおりですよ。掟に犯するものは罰を与えられただけです、選ばれた人間以外はね」


だが本題はそこではない。

やっと3つ目の掟が超えられそれが一番の収穫だ。

花宮さくら、元魔女のお前なら薄々気づくはずだろう。

今までずっと何かしらで失敗してやり直してきた。

ようやくここを突破できた。

ここからだ、話を畳むのは。

そして、失敗してはいけない。

私には、残りの時間が少ない。

この物語を終えれば、この後の冒険、異世界での物語を容易に創れるだろう。

一つの正念場はここだ。


「なに嬉しそうな顔してるの」

「私は普段からこんな顔ですよ」

「そういえば本当は、由紀ちゃんも消えるシナリオだったんでしょ」

「そうですね。篠原由紀さんも消えるというシナリオでしたが、少し変わった‥‥‥運命をねじ曲げたというのでしょうね」


私は、腰につけている小さな入れ物から、本を取り出した。


「‥‥‥‥」

「どうしたの?」

「世の中面白い事があるんだなと」


私が思い描いていたシナリオは、2人とも消えるというシナリオだったが。

人の意思‥‥‥いや‥‥‥もっと別の他の力が働いたのだろうか。

時の少女といい。


「どうかしたの?魔女」

「あとは匠さんが無事に彼女に想いを伝えればですね‥‥‥」

「そうね‥‥‥」


そういうと花宮さくらは、ツインテール解いた彼女の元に向かった。

私も続けて付いていく。


「お疲れ様です」

「会長‥‥‥いたんですね。お見苦し所をお見せしました」


髪の毛を解いたのか雰囲気がガラッと変わった、今までの、子供っぽい素振りから大人び、研究に没頭していたあの時のような彼女の雰囲気になった。


「魔女」

「はい」


冷酷な目で私を見てくる篠原由紀。


「貴方が何を考えているか、わからないけどあなたには感謝をしています」

「感謝ですか‥‥‥私は特に何もしてませんが」

「次、私が新たに同じような娘を生み出す機会があれば‥‥‥私は、学園生活をそして自分の意志を最優先させるというのをデータとして入れたいと思います」

「‥‥‥そうですか。私も貴方が何を考えているか分かりませんが答えは見つけられたようでよかったです」


実際は篠原由紀が何を考えてるかわかっている。

もしもの世界の事を言っている。

別に私には関係なく、彼女自身の問題なのでそのまま頑張って欲しいと少しながら応援をするのであった。


「そして、私はこの世界を変える」

「そうですか、実は言うともう世界って変わってるんですよね」

「え?どういう事」

「それは教えられませんね。でもまぁ、すぐにわかる事だと思いますよ。ふふっ」

「な‥‥」

「挑戦状とでも言っときましょうか。世界を変えるだったらこれくらいの変化はわかっていただけないと」

「‥‥‥っう」


おもいがけない私の言葉に彼女は、何も言えない様子だった。

今はこれで良い。


「さて、カッコよく言いましょうか。次の物語は市川匠。クライマックスの始まりだと」

「やっぱり匠さんだったんですね」

「あら‥‥‥篠原由紀さんそこは、わかってたんですね」

「まぁ、今までの流れできたら匠さんしかいないでしょう」

「どっちに転ぶかは彼次第‥‥‥見届けましょうかその行く先を」


――――――――――――――――――――――――――――

市川匠view


「ん、あれ‥‥‥?なんだか身体が軽い」


胸の何かのつっかえが取れるような気がした。


「あぁ‥‥‥きっと」


きっと、柊先輩が。

俺は、学園の方をみた。


「あとは‥‥‥俺が‥‥‥あかりを助けるだけだ‥‥‥」


しかし同時に俺の心の中にあかりを本当に好きなのかという、疑問を生まれてしまった。

俺は、こんな事を何故しているのだろうか。

わからない。

好きだった。

好き?

いや、ただの幼なじみ?

わからない。

でも助けたい。

助けてからどうする?

そんな、贅沢な悩みが少なからずでてしまっていたのであった。



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