第32話 天才少女と魔女
登場人物
魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。助言等で、今後でるキャラクターと関わっていく。本編、物語の先にあるものはの主人公。
第3節主要人物
柊えみ(恵美):篠原由紀につくられたアンドロイド。その見た目は、人間と変わらない。
篠原ゆき(由紀):天才少女と言われた少女であり研究者。今は研究者を引退している。
市川匠:第1章、恋という名のパンドラノハコの主人公 二年生
新堂あかり:主人公の市川匠の彼女、現時点では幼なじみである。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。二年生
生徒会メンバー
生徒会長:花宮さくら(咲良)、三年生
新聞部
部長:時風さゆり:魔女から生まれた物語を進めるモノ。
「ふぅ‥‥‥やっぱりここは落ち着くわね。もう来ないって決めていたのに‥‥‥結局、私はあの娘に囚われてるって事か」
今いる場所は私の研究室。
悩み事などあった時や少し落ち込んだ時に、研究室来る。
もちろん機材等も色々残っている。
もしも‥‥‥の時を考えて。
「さて‥‥‥」
私は、メガネをかけた。
最近の生徒会花宮会長も含め生徒会全員の雰囲気が暗くなっている気がする。
そして、生徒会室の空席が目立ちながらも淡々と進んでいく日々。
そして1番の違和感は柊えみ先輩だった。
「やっぱり、雰囲気があの娘に似ているから?」
「そのモヤモヤした気持ち、解決したくありませんか?」
急に、時が止まったような感覚がきた。
何が起きたかわからないが流されてはいけない。
私は、冷静に対応する。
「だれ?」
声のする方を見ると、小柄で現代とは似つかわしくない格好していた、あの格好は。
「魔女服?魔女?」
そう言うと、小柄な少女は少し驚いたような顔した。
「流石、天才少女と言われるだけのことはありますね」
「正解‥‥でいいのかしら?でもお褒めの言葉どうもありがとう。非現実的なものは否定されるのは一般だけど私はそう思わないだけよ」
「でもあなたは今、抱いてる違和感が非現実的でどうしようもない感じの様子ですが?」
っちこいつ。
「っ」
「ふふっ」
「不気味な笑いね。でもどう考えてもこの状況がおかしいと思わない?」
「あら、質問ですか?」
「まず、今の生徒会。空白の席はいったいなんなの。思い出したくても思い出せない。でも会長は二人いたとしか言わない」
「ふむふむ。まさかこの空間の事を言うかと思いましたが、あなたはそちらを優先しましたか‥‥‥」
確かにこの空間が第一に気になるが、私は裏をかいた。
「それに、急に昔の事を思い出すようなった。絶対におかしい」
私は、魔女?っぽい人に自分が今思っている事をぶちまけた。
「それについてお答えすると‥‥‥」
「ちょっと待った!」
2人だけの空間から急に声が聞こえる。
この声は聴いた事が。
「由紀ちゃん‥‥‥ここからは私が話すわ」
「会長!?」
それは花宮会長だった。
一体どうやってと聞きたいが何か‥‥‥重大な事を私に伝えようとしているの感じ、私は黙る。
「あらあら、どこから来たんですか?流石‥‥‥元魔‥‥‥」
「ん?なにか?」
魔女(?)っぽい人は、何かを言いかけたが花宮会長に睨みつけられていた。
「ちょうどいいですし会長さんが説明した方が良いとおもいますね」
魔女(?)は、その場を会長に譲り、杖のようなものを出してくるくる回しながら座る。
「わざわざ杖を出す必要性ある?」
「シリアス展開の時ってやっぱりなんかかっこよくしたいじゃないですか?」
「あっそう‥‥‥」
会長は呆れていた。
魔女(?)は、杖を回したかと思えばプカプカと浮かせたりしていた。
本当に魔女なのかもしれないと思った瞬間だった。
ただ、彼女も会長も本当に、何を考えているかわからない。これから一体何が話されるというのだ。
「由紀さん‥‥‥色々と考えていますが‥‥‥まぁいいか」
唐突に魔女が私の心の中を見えているような雰囲気で言う。
駄目だ‥‥聞きたくない‥‥もっと他の思い当たる節を。
だけどやるしか‥‥‥。
「会長、私の予想からいいですか?」
「どうぞ」
私は覚悟を決めた、もう後戻りはできない一つの答えをだした。
それは‥‥‥その答えは‥‥‥3つの掟の‥‥‥。
「正解!」
「まだなんも言っていないのに」
杖をぷかぷか浮かせていた、魔女が杖を持ちピシっと私にさした。
「‥‥‥そ、そんな‥‥‥ひ、非現実的だ‥‥‥!あり得ない‥‥‥」
そ、そんな‥‥‥そんな‥‥‥。
「一つ目、時の少女、関わるべからず」
すると会長は‥‥‥静かにしゃべり始めた。
「如月つぼみ、時の少女‥‥‥元々は転校生であるけど、同じ時の少女である私を消しにきた」
「‥‥‥」
「ただ、それも失敗に終わって彼女は消えた。でも、これでよかったんだと思う」
「‥‥‥っ」
私は、理解をするのに精いっぱいだったが、会長の言葉をきくにつれ。
どこか、忘れていた記憶が少しずつ思いだす感覚はした。
「そして、霊の少年、還すべからず」
その瞬間‥‥失われていた記憶がまたよみがえった。
「‥‥‥っ‥‥‥塚田先輩‥‥‥?」
「えぇ‥‥‥そうよ。霊の少年は、彼なの‥‥‥」
‥‥‥となるともう一人いたもしかして‥‥‥彼女は‥‥‥?
「彼女、大原かえでさん、自分の命を引き換えに、愛を選んだ‥‥‥」
「そ、そんな‥‥‥」
待って‥‥‥そうなると‥‥‥次は‥‥‥いや‥‥‥。
「そして3つの掟、最後の項目‥‥‥」
「会長やめて‥‥‥!その話は聞きたくない!!やめてえええ!」
「始まりの場所、伝えべからず‥‥‥柊えみ‥‥‥」
「い、いや‥‥‥」
私は、この場から逃げた。逃げたいここから、ここから。
どこか、遠くに早く。早く。
「由紀ちゃん、あなたの残した忘れ物見つける時がきたよ」
「いやぁぁぁぁぁ!」
すると時が止まった空間に亀裂が入り、割れた。
そして私は、駆け抜けた。その場から逃げるように。
逃げなくては。この非現実の世界から。




