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物語の先にあるものは  作者: 峰尾ゆい
第2節 霊の少年
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第24話 神様と少年そしてあなたに最後の愛を

登場人物

魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。助言等で、今後でるキャラクターと関わっていく。一応、物語の主人公ポジション


第2節主要人物

副会長:塚田まさき、三年生。2節の主要キャラ。掟における霊の少年。

書記:大原かえで(楓) 二年生 2節の主要キャラ。真面目ちゃん。



市川匠:第1章の主人公 二年生

新堂あかり:主人公の市川匠の彼女、現時点では幼なじみである。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。二年生


生徒会メンバー


生徒会長:花宮咲良、三年生

広報:柊えみ(恵美)、三年生・篠原ゆき(由紀)、一年生


新聞部

部長:時風さゆり。三年生

「おい!いい加減にしろ!お前かえでに何をしたんだ!」


俺は、魔女に怒りをぶつけた。


「真実を教えただけですよ」

「真実だと?‥‥‥まさかあの夢、お前がやったのか」

「ふふっ‥‥‥」

「‥‥‥っ」

「あらら、やけに素直ですね。いつもは、何かを仕掛けてくるのに。まぁいいでしょうそういえば、あなたは掟の一人でしたね」

「急に何を言ってるんだ」

「もう気づいているんでしょ?この物語の仕組みを」

「‥‥‥完全には理解はしてない」

「ふぅ~ん」

「でも俺は変える。敷かれたレールをそのままたどっていくのは嫌だ」

「ということは、匠さんに何かをするんですか?」

「何もしないさ‥‥‥だが、今ここで変える!!!!!!!!」


俺は、魔女に殴りかかり。ある本を奪いとろうとした。


「おっと!暴力はだめですよ!それ!」


魔女は杖をだした。

すると、身体中に電撃がはしった。


「ぐあああ!!ああ!!!」

「いやいやびっくりですよ!」

「ああああ!!!」


彼女はみせつけるように本を取り出し、筆を持ち何かを書き始めた。


「あああ!!!!ああああやめろ!俺はそんなことはしたくない!」


芽生えてこない感情や考えが、身体に伝わる‥‥‥。


「ふふっ、誰かが傷つくのを見ているととても楽しいですね!」

「クッソ‥‥‥どうすればどうすれば」


ここまできてこんなことになることは予想できなか‥‥‥いや、予想はしていた。でも、ここまで我慢してきたのにやっぱり俺は、霊であって何もできないのか‥‥‥変える事、人を愛する事が出来ないのか‥‥‥。

誰かに敷かれたレールを走らなければならないのか。


「少し早いですがそろそろ準備をしましょうか、次の掟の人物がそろそろ動きだしそうですし、あなた達の物語もこれでおしまい」


この世には神様なんていないんだ、悪魔しかいない。頼む、俺に幸せを与えてくれ‥‥‥。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「はっ」

「あっ!よかった!起きたんだ!」


会長の声が聞こえる。


「ここは‥‥‥」

「生徒会室だよ」

「会長‥‥‥」


外を見るともう夜だった。


「あっ!かえでは?」

「かえでちゃんなら匠君に任せて帰ったよ」

「そ、そっかよかった」


あんなに大見えをはったのにこんな結果になってしまった。


「で、これからどうするの?」


どうやら、会長は休みをくれないようだ。


「わからない」

「そっか、でもこのままじゃ消えてしまう消えるのは怖くないの?」

「怖いさ、でも俺は長く此処に居すぎたかもしれない」

「‥‥‥」

「会長、俺とかえではこれからどうなると思う?」

「どうなるんだろうね。それこそわからないよ、私にはどうにもできない」


トントンっ


「え、ん?この時間にノックって‥‥‥どうぞ」


扉が開くと。


「こんばんわ」


新聞部の時風さんだった。


「ん、こんな時間まで残ってたのねご苦労様」

「いえいえ、まぁ新聞部ですから記事はぎりぎりくらいまで練ってますよ。ん‥‥‥彼は‥‥‥」

「こんばんわ時風さん」

「霊の少年ですか」

「え、なんでそれを」

「あ、そうか‥‥‥」


会長は、忘れてたという顔をしてこれまでの事を説明した。


「時風さんが‥‥‥」

「はい。ただ主みたいに変な事はしませんよ」

「‥‥‥」

「あぁ本来の目的を忘れていました。霊の少年もいるのでちょうどいいです。主から伝言です。明日、審判をすると」

「っな」


真っ先に声を出したのは、会長だった。


「何を考えてるのいくらなんでも早すぎじゃない‥‥‥」

「これは決定事項です」

「わかった」

「えっ」

「塚田君!本当にいいの!」

「あぁ‥‥‥下手にあがくと、変えられる」


俺は何もできないと、あの本がある限り。


「明日だなわかった」

「はい。よろしくお願いします」


そして、時風さんは帰って行った。


「本当に良かったの‥‥‥」

「大丈夫‥‥‥きっと」


俺は覚悟を決めた。


「花宮会長」

「どうしたの改まって?」

「今までお世話になりました。ここまで、俺が生きてこれたのもあなたが俺を悪く思わず生徒会にむかえてくれた、本当に感謝してます」

「別に私は、なにもしてないよ。あなたが霊の少年だろうと私はあなたに魅力を感じた面白いと思ったそれだけよ」

「‥‥‥会長‥‥‥ありがとうございます」

「よし!」


バンっ!不意に背中を思いっきり叩かれた。


「行きなさい。あなたのためにいつでも生徒会はあなたを待ってるわどんな結末になろうと」

「はい!それでは‥‥‥またどこかで」

「うん。またどこかで。私は明日いないけどちゃんと決着をつけてくるのよ」


そう前を押されそして彼女に電話をした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「はぁ‥‥‥はぁっ」


彼から電話があり私は、寝静まった街を駆け抜け学校へ向かっていた。


「はやく、はやく」


夢中になりながら走り続けた。


「やぁお嬢さんどこへ」


不意に私に声をかけるモノがいた。今はそんな事に構ってるひまがない。


「無視ですか‥‥‥えい!」

「え?」


急に時が止まる感覚がした。


「な、なに‥‥‥?」

「お久しぶりですね」


ですねそこには、特徴的な帽子そして‥‥‥。


「魔女‥‥‥?」

「‥‥‥ありったけの愛を彼に伝えてください」

「っな‥‥‥」

「それでは‥‥‥また会いましょう」


瞬きをすると、そこには魔女はいなかった。


「‥‥‥」


よくわからないけどこれが最後なんだと。どの道を進んでも結果は変わらないと。


「急がなきゃ」


私は、学園に向け再び走った。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


「はぁ‥‥‥着いた」


私は、息を整えた。

しかしながら、鼓動は周りが静かなのかドクンっドクンっと聞こえる。


「よしっ」


私は学園の校門をよじ登り、彼が待つ場所へゆっくりと向かった。

夜の学園はいつも来ていたが今日は何かが違う、なんだろう、とても奇麗でなにか切なくて。


「学園自体が泣いてるように見える」


なにか‥‥‥なにか‥‥‥。


「待ってたよ‥‥‥」


そこには、まさき先輩がいた。


「‥‥‥まさき先輩!」


私は、彼に抱きついた。


「先輩‥‥‥全部‥‥‥私は思い出しました。私は、私は」

「もういいよ‥‥‥大丈夫‥‥‥全部わかってるから」


先輩は私の事全部知っていて、嬉しい。


「今は、かえでを愛したい」


そういうと、私を、ゆっくりと押し倒した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「はぁ‥‥‥もうダメ」

「まだ、まだ足りないこれで‥‥‥これで‥‥‥最後だから」


まさき先輩はもう何度目だろう、お互い体力も限界なのにもっともっと激しくなった。


「かえで」

「はい」

「俺はずっとずっとお前を愛している」

「はい!私も‥‥‥」


そういうと私たちは、深く眠りについた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


すやすやと幸せそうに寝る2人を見つめる。


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