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物語の先にあるものは  作者: 峰尾ゆい
第1節 時の少女
2/86

プロローグ 

この作品は、改めて人と人との関係を見つめなおしそこから生まれる心情や感情というモノを中心とし学園・冒険・異世界というそれぞれ違うジャンルから多角的にかいていき。それぞれ成長していく物語です。

最終的には物語に描かれるキャラクター達の「物語の先にあるものは」という答えをゴールとしています。

登場人物


魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。助言等で、今後でるキャラクターと、関わっていく。一応、主人公


市川匠

:第1章の主人公


新堂あかり(しんどうあかり):主人公の市川匠の彼女。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。

運命ってどのように決められているんだろうかそんな事を考えていたらそれは突然の出来事で俺の目の前で起きてしまった。気づいた時には彼女は、横たわっていた。

ドラマや漫画でよくある事だと笑いながら話していたのも、実際に目の前で起こってしまった。

ただ、俺達の周りは、何もなく灰色のような世界が広がっており、時が止まっているようにみえた。

俺は、横たわる彼女を抱き寄せた。息はしていなく心臓は止まっていた。


「うっ‥‥‥なんで‥‥‥」


一人で悩んでても何も解決はしない、何か行動を起こさなきゃでも‥‥‥なにもできない‥‥。


「彼女を助けたいですか?」


誰かの声がする。


「そ、そんなまさかな‥‥‥ただでさえ、パニックになっているのにもしかして幻聴かな‥‥‥」


半信半疑で、声の方向に目をむけると、一人の女性が立っていた。


「ま、まさか‥‥‥」


「こんにちは!」


「あ、あなたは‥‥‥?」


「私ですか?そうですねこの世界では、魔女と呼ばれている存在です、魔女と言っても悪い事をす......いやちょっと悪い事をする魔女です」


ふふふと笑いながら、冗談を交える自称魔女と言う女性。


「彼女......あかりさんを助けたいんのですよね匠さん」


「あ、あぁ......た、助かるのか!!??」


「あらあら、お約束の何で俺の名前をしっているんだって言う事は聞かないですか?」


少し、ムッときたが、冷静をたもちながら俺は、彼女をにらむ。


「......」


「ちょっとドン引きしないでください!!」


魔女には、ドン引きしているように見えたらしい。


「そ、そんなことしている場合じゃなかった助けられるって言ってたなそれは本当か?」


今はこんな茶番をしている場合じゃないと即座に話を切り替えた。


「はい、助けられます。しかし条件というものがあります。当たり前ですが......」


ため息をつきながら下を向く魔女。


「な、なんでもいい!!条件でも何でもいいからあかりを......あかりを助けたいんだ!」


僕は必死に魔女に言う。魔女は少し考えると口を開く。


「わかりました。条件と言っても命を対価にしたり何かを犠牲にしたりするものじゃありません。あるモノを作って欲しいのです」


「あるモノ?」


「物語を作ってほしいのです」


「物語?」


「私はちょっと事情があって物語をつくらなきゃいけないんです。今回なら、匠さんはあかりさんを救う物語と言いましょうかそれを完成させてほしいのです!」


魔女は幼い子どものように目をキラキラさせていた。


「それで、あなたにはもう1度やり直してほしいのです」


「やり直すって何を......?」


「あかりさんを死なせないように物語、いままで起きた事を改変させるのです」


「な、な‥‥‥そんな改変てアホな話あるか‥‥‥」


「まぁ、言う事はわかります。これもまた、よくある話ですよ、やり直して修復するっていう話。まぁ結論から申し上げますとあかりさんがこうなった原因としては今までに何個かめんどくさいターニングポイントがあったわけですよ」


「ターニングポイント??」


俺は思い出そうとするが何故か思い出せなかったむしろ思い出してはいけないような感覚に囚われていた


「......うっ」


「少しめまいがしたでしょう?思い出したいのに思い出せない記憶がなくなっているのです。だからやり直すんです1つ1つ真実を知りあかりさんの死が免れるようにするために」


「でも‥‥‥1度やり直したとして成功はするのか?」


「それはあなた次第ですね~。さてさていつまでも話していても埒が明きませんどうしますか匠さん」


魔女に問いかけられ決断が迫られる

否定する理由はなかった。あかりを助けられるなら。


「やる、やってやる」


俺は、そう言うと魔女はにやりと笑みを浮かべた。


「それでは始めましょう。とても長い道になると思います、それも一つの物語です。少しずつ少しずつ歩いていきましょう。詳しい話は、一旦あなたをあの時間へ戻してからですね。それでは」


魔女がしゃべり終わると俺は意識を失い目の前が真っ暗になった

---------------

それが俺と魔女との出会いだった

それと同時にあかりを助ける為に開いてしまったパンドラノハコでもあった。


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