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物語の先にあるものは  作者: 峰尾ゆい
第1節 時の少女
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第11話  時の少女のカイソウ①

登場人物

魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。助言等で、今後でるキャラクターと、関わっていく。一応、物語の主人公ポジション


如月つぼみ:匠のクラスに転校してきた転校生。時の少女であり、今回から彼女の過去が明かされる


市川匠:第1章の主人公 二年生

新堂あかり:主人公の市川匠の彼女、現時点では幼なじみである。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。二年生


生徒会メンバー


生徒会長:花宮咲良、三年生

副会長:塚田まさき、三年生

書記:大原かえで(楓) 二年生

広報:柊えみ(恵美)、三年生・篠原ゆき(由紀)、一年生


新聞部

部長:時風さゆり。三年生


ラファイル・シグドニア:魔女

3つの掟の一つ目時の少女に関する事が終わって少し経った。


「最初はうまくいくのですがね‥‥‥そもそもあれはあれでうまくいっている結末なのですかね?」


そんなことを疑問におもってしまう。これで何度目か‥‥。また失敗するかもしれない。


「まぁ。いいか」


私は、それまでに起きた事を振り返るため本を開く。この本には今まで起きた事をそのまま記録ができる。他人の心情などもそれに記されており全てがこれでわかるのだ。そして書き直す事も‥‥。


時は少し遡る。

生徒会室で如月つぼみと花宮さくらが対峙してた所から。そして私が、止めにいきその場でなんとか収まったその後の話だ。

ーーーーーーーーーーーーーーー


私は魔女の箒の後ろに乗っている、外は暗いそして風が吹いている。


「乗り心地はいかがですか」

「いつも通り最悪ね。ていうかいつも股がすれて痛いわ。クッション置いてって何度も言ってるし。それに私の邪魔しないでよ」

「箒にクッションって‥‥‥」


少しイライラしながら私は魔女に言う。


「邪魔はしてないですけどね。邪魔をしていたら”この物語”は別の物語になっていますよ」


魔女は回りくどく訳のわからない事を言っている。


「回りくどいし意味が分からないんだけど‥‥‥」

「あららわかりません?簡単に言うと、一つ一つの行動で物事は180度変わるって事ですよ」

「それ‥‥‥私の事を言っているようでむかつく」

「あはは‥‥‥でもあなたもわかってるようにイレギュラーなんですよね‥‥‥」

「私に言われてもわからないわよ。なんで毎回あんたが関与している物語に私がいるのか。もしかして私あなたに創りだされている?」

「まさか‥‥‥そんな事が‥‥でも‥‥‥いえ、如月さんが元々‥‥‥だったからとでも言っときますか‥‥‥その可能性もあるかもしれませんし‥‥‥」


魔女はぶつぶつと何かを考えているようだ。

言いたいことは大体わかるような気がした。


「なんか言いたいことでもあんの?」

「いえいえ、なんでも」

「そういえば、あんたと初めて出会った時の事をなんとなく思い出しちゃった。あの時は印象がありすぎて笑っちゃう」

「唐突ですね‥‥‥ただ私は、思い出したくないですよ。恥ずかしいですし」

「あの時のあんたは‥‥‥」


本当は昔の話なんて思いだしたくはないですが如月さんはベラベラと話す。ただ普通にベラベラと話すという訳ではないようだ。

それに気づいた私は、杖をだしてクルっと回した。


「匠さん聞こえますか?」


私は匠さん脳に直接語りかけた、ちなみに頭ボーンっとかなったりしませんよ。


「あぁ、聞こえるよ」

「あぁ聞こえてるようで良かったです。そちらも色々あったようで、お疲れ様です」

「色々とねあったよ‥‥‥」

「さて‥‥‥お疲れのようですが。如月さんからお話があるそうです。お話と言うよりかは彼女がひとりでに語っているので聞いてやってください」

「ずいぶんと早いんだな」

「まぁ、早いことには越したことはないのですが。それがどっちに転ぶか」

「‥‥‥」

「では、少しの間ですがお話にお付き合いください‥‥‥」


魔女はそういう黙り如月さんの声が聞こえはじめた。


「私、如月つぼみと魔女が出会った時間に遡ると同時に如月つぼみという存在は元々何なのかだろうか、そんな事を振り返ってみようと思う」


ーーーーーーーーー


「この!なんで!」


ドンっドンっとある空間の壁に拳を打ち付ける音が響く。


「なんで!私の物語に‥‥‥はぁはぁ‥‥‥何度もあいつが出てくんのよ!クッソ!」


私はこの空間を壊す勢いで壁に拳を当てる。


「あらあら、またやっているよ」


そんな中1人の魔女が姿を現す。


「ラファ‥‥‥」


ラファイル・シグドニア、魔女友達という部類でいいのかなそんな感じの仲だ。


「また物語にあの娘が?」

「そうだよ‥‥‥。意味が分からない。なんなんだあいつは」

「‥‥‥もしかしたら私たちよりも上の存在の方だったりして、それか別の‥‥‥」

「え?」

「いやいや、予想に過ぎないですよ。そんなことがあったら私たちの立場がなくなるじゃないですか」

「‥‥‥だよね」


いわば魔女は神だ。物語を完成するためには手段は選ばない、私はそう思っている。

ただ私の場合いつからかとある人物が邪魔をしてきて物語が完結しないというあり得ない事態になっていた。


「花宮さくら‥‥‥お前は一体何者なんだ‥‥‥。」



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