第7.2c1回:【ヨアケマエ】世界の日本戦艦『扶桑』型後編その1
第7.2c1回:【ヨアケマエ】世界の日本戦艦『扶桑』型後編その1
ガ:(お盆にお菓子と飲み物を乗せて部屋に入ってきて)ムラリンは炭酸のジュースの方がいいのよねえ。私は烏龍茶にしたけど。
ム:そんな事よりガンちゃん、この子何!?(前回の最後に出された画像を手にして迫る)
/扶桑型強襲揚陸艦試案Ⅰ
ガ:ムラリンっ、近いっ、近いぃっ!(と言いつつムラリンを押し退けて)……ふぅ、少しは落ち着きなさい。コップを落としたらどうするの(努めて冷静に諭している)。
ム:だってだって、私こんな子初めて見たんだもん。この子誰? それにこんな子ホントに作れるの?(ヒートアップが止まらない)
ガ:どうどう、落ち着く落ち着くぅ(とりあえずお盆を置いてムラリンの肩に手を置く)。この子…ってムラリンの言い方が伝染っちゃったけど、この子は『扶桑』型の最終形態とも言える「強襲揚陸艦」型よ。
ム:きょうしゅうようりくかん~~? って全然現代の強襲揚陸艦とカッコが違うんですけど。それ以上になんで強襲揚陸艦になんてなっちゃったの?
ガ:それをこれから説明するのだから、ムラリンもお茶でも飲んで一旦落ち着きなさい。話はそれからね。
ム:(どうやら少しは頭が冷えてきたようで)分かった~。でもちゃんと教えてくれないと納得しないからね。私だけじゃなく読者さん達だって。
ガ:分かっているから。とりあえず座りましょ?
……ガンちゃんはそう言うと自分のコップに烏龍茶、ムラリンのコップにメロンソーダを注ぎ、2種類のポテチの袋を開け、割りばしを用意しました。どうやらこの2人は「ポテチを箸で食べる」派のようです。そしてひとしきりポテチを貪った後に……
ム:(注がれたソーダを一気に飲み干すと)…っぷっは~~。やっぱりポテチはのり塩に限るね~。ピザ味も嫌いじゃないけどさ。海苔=海藻の感じが郷愁を誘うって言うか。でもしょっぱい物を食べてると甘い物が欲しくなるのはなんでなんだろう。どうせならさっきのスイーツと一緒に食べれば良かったのかも……ってそうしてたらウワサの無限ループにはまってしまうぅっ!(自分の考えに怖くなった)
ガ:(呆れながら)そんな事したら太るわよ。原形みたいに真ん丸にね。
ム:それはイヤ~っ。でも私達って太るの?(すごく不安げ)
ガ:それは原形が生物だからね。食べたら食べただけ栄養を蓄えるんじゃない? そしてパンパンに身が詰まったら美味しく食べられちゃうの(ちょっとイジワルそうに)。
ム:(顔面蒼白で)食べっ…まさか作者、それを見越してあんなハイカロリーなスイーツを沢山買ってきたの? なんて怖ろしい……
ガ:なにバカな事を言っているの。私達が太る訳ないじゃない。作者の願望的に言って、自分と同じような体型のアシスタントを近くに置くとは思わないわ(冷静というかかなり冷めた言い方で)。
ム:太らないなら安心して食べられるね(と言ってポテチに箸をのばす。がハタと何かに気が付いたようで)……でもその言葉だと別の意味で食べられる可能性が……
ガ:(手にしたお盆で軽くムラリンの頭を叩き)下ネタ厳禁っ。それ以上にその可能性もゼロに等しいわ。だって作者、いわゆる「ヨメ」が3人程いるみたいだから、私達なんてお呼びじゃないわね(それはそれで淋しそうに)。それとは別に「相方」と呼ぶ存在がいるから、あわせて4人。一夫多妻制の宗教だってそれで上限に達するから、その手の心配は全くいらないはずよ。むしろリアルな「嫁」や「彼女」ができるか、私達の方が心配しちゃうわよ(本当に手厳しい事で)。
ム:そういえばあの作者はそういう人だったよね……って随分脱線しちゃったから、そろそろ本題に戻らないと(唐突に)。どうして『扶桑』型が「強襲揚陸艦」に改造される事になったの? 戦力に数えないなら練習戦艦のままでもいいじゃない。
にも関わらずわざわざ攻め込むための艦に改造するって事は、何かとんでもない理由があるんじゃないの?
ガ:その話は面倒くさい事になるから一旦仕切り直させて。その間に残りのポテチも食べちゃって、ね。
ガ:(ムラリンがポテチを食べているのを見ながら)【ヨアケマエ】世界の【ワシントン条約】って史実よりゆるい所も多いのだけど面倒くさい事も多くてね。今日のところは細かい事は端折らせてもらって、『扶桑』型に関わる事しか説明しないわよ。というより作者自身まだ固めきれてない部分も多いみたいだから我慢してね。
※作者注:【ヨアケマエ世界】における【ワシントン/ロンドン海軍軍縮会議】の内容は細部を詰め切れておりません(大枠は決まっているんですけどね)。そのためここでは最低限の解説に留めさせていただきたいと思います。いずれ説明する機会は設けますので、読者の皆様にもご理解いただけたら幸いです。
ム:それは分かったからはやく説明~(駄々っ子のように)。
ガ:はいはい。史実より少し(?)ゆるい【ワシントン条約】のおかげで条約発効後10年経過したら『天城』型巡洋戦艦2隻を戦力化する事が可能とされたのは以前も述べたよね。そしてその代わりに『扶桑』型が廃艦となる事も。だけどある一定の条件を満たすのなら「戦艦」以外の形で保有する事が可能だったの。
ム:だから「練習戦艦」になったんだよねー。
ガ:厳密に言うと少し違うのだけど…。練習戦艦化は【ロンドン条約】の一部前倒しと廃艦のための準備が重なったために起きた現象だから……(何故か申し訳なさそうに)。それより保有するための条件なんだけど、これがかなりややこしい、というか制限が多かったのよね。まず「空母」への改造は不可。そもそも保有枠の上限を超えてしまうから無理なのだけど、もし可能だったら後の『蒼龍』型より多い機数が搭載できそうだからね。全長は短いけど幅が広い分だけ格納庫は大きくできると思うから。
ム:だとしたら『赤城』型並だ。60機超搭載可能なら2個中隊ずつ戦攻爆積めちゃう訳だしね。確か史実でもミッドウェイの敗戦後、検討されたんじゃなかったっけ?
ガ:よく知っていたわね、ムラリン。史実では結局『伊勢』型の2隻が「航空戦艦」に改造されただけで終わってしまったけど、もし最低限の改造に留めて低速戦艦4隻を空母にできたら【マリアナ沖海戦】の結果も変わった可能性もあるわね。主力の『翔鶴』型等とは速力の関係で共に行動できなかったでしょうけど、30機くらいずつ戦闘機を積んでいたら主力の防空を担えたと思うから。この辺は作者の考えだから実際どうなったかは分からないけどね。
ム:脱線して悪いけど、「最低限の改造」って?
ガ:戦艦としての上部構造、つまり艦橋とか主砲などね、それらを取り除いて飛行甲板と1層の格納庫を取り付ける程度って事。史実では本格的改造、2層の格納庫を有する空母とする事が検討されたために、時間が足りないと考えられて空母化が見送られたのだから。それより史実のifより【ヨアケマエ】世界の事を考えましょ。
ム:そうだね。ゴメンね、余計な手間取らせちゃって(両手を合わせ謝っている)。
ガ:ムラリン、別に謝ってもらうような事じゃないから気にしないで。それより話を元に戻すと「空母」そのものへの改造はアウトなんだけど、艦上機の搭載を認めてない訳ではないのよね。ただし保有している最小の空母より機数が多くならない範囲で、という条件付きで。つまり『鳳翔』の常用機数15機が上限という事になるわね。
ム:それって「航空戦艦」ならOKという事?
ガ:一応はそういう事になるかしら。ただし史実『伊勢』型のようなスタイルだったら確実にアウト。主砲は4門までって制限されたから、8門残してる史実『伊勢』型航空戦艦では駄目なのよ。
ム:でも史実『伊勢』型から2基4門の主砲を撤去したら、その分飛行甲板が大きくなっちゃわない? そしたらこの図にあるようなアングルドデッキにしなくても、艦上機が着艦可能な甲板を持つ航空戦艦ができちゃうよ(画像を片手に熱弁している)
ガ:そう。その辺を上手く突いたのがこの『扶桑』型強襲揚陸艦なのよ。各国が一度は検討して断念した航空戦艦に泛水装置と上陸用舟艇格納庫&兵員室を付け加えたものがこの『扶桑』型強襲揚陸艦。ムラリンが手にしているCGの修正版が完成したから、ちょっと見てみて(そう言って新たな画像を取りだした)。
/扶桑型強襲揚陸艦Ⅰ
※作者注:この高解像度(1800px)が「みてみん」に投稿してあります。興味のある方は https://26800.mitemin.net/i368403/ からご覧になってみて下さい。
ム:(新しい画像を見て再び興奮してきたようで)わあっ、前のヤツより細かい所まで描き込まれているねぇ。それに何気に煙突の位置とか変わってるし、じみ~に細かな修正もあるんだね(2つの画像を見比べ盛り上がっている)。
ガ:でも作者はまだ満足してないみたいよ。画像をアップしてから気付いたうっかりミスや描き込みが足りてないポイントが結構あったみたいだから。いずれ機会があったら修正したものを公開したいなんて思っているようだけど、そんな機会は自分で作らなくてどうするのかしら。作家というものは読者の皆様あっての存在なのに、その読者に不誠実な態度では見放されてしまうわよ(厳しいけど的確な指摘ですね)。
ム:まああの作者、文も絵も筆が遅いから、少しは大目に見てあげない? でないと自分で自分を追い詰めて、余計に作業が遅くなっちゃうよ。その方が不誠実かも。
ガ:ムラリンってば優しい事。でもその通りだし、いつまでも作者の話をしていても意味がないからね。それよりも『扶桑』型の話に戻りましょ。画像の次にスペックの紹介もしておいた方が読者の皆様にも説明がしやすいから。
■『扶桑』型強襲揚陸艦
★【ヨアケマエ】強襲揚陸艦時諸元
全長:225.0m、全幅:32.0(52.0)m、基準排水量:34,990t、吃水:9.6m(基準平均)
機関:4軸4基6缶84,000hp、速力:25.5kt
主砲:45口径35.6㎝連装2基4門
副砲:全廃
対空:40口径12.7㎝連装高角砲6基12門
雷装:なし
装甲:バイタルパート舷側最大203㎜、同甲板最大102㎜、主砲塔前盾280㎜、天蓋75㎜
搭載機:艦上機 15機、『1式射出機』 32m級カタパルト2基(蒸気:蒸気圧式)
水上機 9機、『98式射出機』16m級カタパルト1基(火薬:燃焼ガス圧式)
搭載艇:中発(史実の大発)14隻、特大発8隻(中戦車8両輸送時)
最大輸送兵員数:兵卒 1632
下士官 160
士官 92
その他 72
計 1956(いずれもベッド数から導いた最大値)
同型艦:扶桑、山城
ム:ねぇガンちゃん。第7.0回に載せてあった諸元表と少しスペックが変わってない? 全長全幅排水量、全部少しずつ大きくなってるでしょ。それに副砲どうなったの?
ガ:(いつもより少しくだけた感じで)そりゃあね。あれから結構時間経って考えが変わったからじゃない? 『金剛』型や『扶桑』型の経験もあるし、考えを図面に起こしてみて無理がある所は修正したでしょうしね。それに副砲については前回「練習戦艦」の時にかなり変更した事は書いてあったと思うけど。
ム:そうだったね、忘れてた(笑って誤魔化している)……それより『金剛』型より全長が長いんだねぇ。全幅(艦本体部分)の方はバルジ等でどうにかできるだろうけど、全長の方はかなりムリしたんじゃない?
ガ:無理と言うより無茶ね。簡単に言ってしまうと、一番幅が広い所から後ろを切ってしまって、代わりに大発の格納庫を充分確保できるような形状のものに取り替えてしまったのだから。おかげで新造と変わらない程手間と費用がかかったみたいよ。まあ費用の方は言い過ぎかも知れないけどね。
ム:そこまで(表情が固まる程驚いている)……そこまでして『扶桑』型って保有しておく必要があったの? もし練習戦艦時の外見を有したまま装甲と機関を強化できるのならまだしも、他の国が持ってないような中途半端なフネにしてまで。40㎝砲搭載の代艦が整備できるのだから必要ないでしょ。戦艦でも空母でもない大型艦なんて、維持するだけでも大変じゃない!(『扶桑』型ファンには申し訳ないけど、ムラリンにしては正論だ)
ガ:正直言ってしまうと日本海軍としては微妙かもね。でも作者=【ヨアケマエ】世界にとっては必要だったのよ。世界=物語を面白くするためにね。『扶桑』型は残したいけど強力な戦艦も欲しい…それを両立させるために『扶桑』型を強襲揚陸艦に改造する事を思い付いたらしいの。『扶桑』型はその主砲配置から扱いにくい戦艦として知られているでしょ。その辺の事情を知っている人なら中央部の主砲を取り払って機関を強化すれば防御力の高い『金剛』型ができると一度は考えた事があるんじゃない? でも【ヨアケマエ】世界では残していい主砲は2基4門だけ。なら航空戦艦を発展させたような艦に仕上げる方がいいと思ってね。それでこういう形に落ち着いたのよ。
ム:まあ物語が盛り上がるなら仕方ないか……で、強襲揚陸艦としての『扶桑』型はどんな感じなの? 諸元表や画像だけでもそれなりに想像はできるけど、もう少し分かりやすく説明して欲しいな(本気で興味が出てきたみたいだ)。
ガ:それじゃあもう少し分かりやすい画像を用いて細かい所の説明をしましょうか。
/扶桑型強襲揚陸艦改
ム:(小声で)はっきり言っちゃあなんだけど…こっちの画像の方が見やすくない? ちょっと線の色は薄いけど。
ガ:そんな小声で言わなくても作者自身分かってるわよ。だからこそ本気で説明するのに白バックの画像にしたのだから。でも基本的な紹介の時は黒バックに緑ラインというスタイルは変えないつもりみたいだけどね。でこちらのスタイルを用いるのは内部構造をはっきりさせたり、説明文を書き込んだりしやすいと思って採用したみたいね。
ム:内部構造?
ガ:流石に断面図を全て描く能力は作者にないけど、「このあたりの区画は○○の為にあるんだよ」というのを表す事くらいはできるみたいだから。もっともそれで更に公開が遅くなってしまったのだけど。ざっくりとしたものがあるからとりあえず見てみてよ。
/扶桑型強襲揚陸艦改all
ム:(渡された画像をガン見しながら)う~~ん、ガンちゃん。何が言いたいのかよく分からないんですけど(困り顔でガンちゃんを見る)。
ガ:でしょうね。灰色の線で描かれた外見に、青い線で描かれた「大発格納庫区画」、同様に赤い線の「兵員室区画」と薄い紫の線の「飛行機格納庫区画」をいっぺんに重ね合わせただけだから、分からないのが普通よね。特に線が重なった部分は上のレイヤーの方が優先されて、下のレイヤーの線が消えてしまうから。その辺を分かりやすくするための工夫が必要よね。
ム:でもまあ線の色の説明をされたら、何となくは見えてきたかも。だけど工夫が必要だという事には賛成。もう少し時間をかけても分かりやすくするべきだね。
ガ:(その言葉を待っていたかのように)ムラリンもそう思うっ? だったら読者の皆様には申し訳ないけど、今回はこのあたりで区切って、分かりやすい画像ができてから続きをした方がいいと丁度私も思っていたところなのよねっ(何故か焦ったような感じが…)。
ム:(その様子を訝しんで)…ねえガンちゃん。まさかとは思うけど、作者からなにか頼まれてなぁい? 例えば時間を稼ぐために途中で説明を切り上げるとか……
ガ:えっ!? ムラリンどうしたの? いつもはそんな事気にしないじゃない。そんな怖い笑顔をしないで、普段通りのまぶしい笑顔で「またねー☆」って終わりにしない?
ム:今日はそんな気分じゃないんだよね~。面白そうな画像を見たから元気出てきちゃってさ~。もう少し説明を聞きたいんだけど、ガンちゃん的にはダメなのかな? それとも作者的に限界とか……
ガ:(もはや逃げられないと覚悟したのか)…だって……あんな真剣な顔で頼まれたら、断る事なんてできないじゃない……(軽く横を向き、拳を手に当て、愁いを帯びた表情で…)
ム:えっ? えっ!? ガンちゃん本気なのっ!?(信じられない様子)
ガ:……………(頬を赤らめ、瞳も更に潤んできた)
ム:どうしちゃったのガンちゃんっ。読者のみんなより作者の事を考えるなんて、ガンちゃんらしくないよっ。お願いだから元に戻ってよっ!(ムラリン、魂の叫び!)
ガ:……フ、フフッ…冗談よ。だからそんなに心配しないで(上品な笑顔でムラリンに優しく語りかける)。
ム:へっ!? ガンちゃん、今のって演技!? すごい真剣な感じだったから、私信じちゃったじゃない。ガンちゃんはもしかしてーって。
ガ:(今度はいたずらっぽい笑顔で)そんな訳ないじゃない。だけど作者に頼まれたのは本当よ。ただ真剣な顔であったのは間違いないけど土下座だったのだけど。あんな見事で無様な土下座は初めて見たわ。
ム:なぁんだ。心配して損しちゃった(なんとなくホッ)。ガンちゃんが変わっちゃったと思ってホントに心配したんだから。でもガンちゃんがあんなに演技が上手かったなんて知らなかったな。いつもマジメだったから、演技なんてしないしできないと思ってたよ。
ガ:それはムラリンがいつも明るく楽しいキャラでいてくれるから、私はお堅いキャラのままでいた方がお互い引き立つと考えてね。それで普段は素のままでいたのだけど…でもいざとなったら演技だってできるんだから(ちょっと自慢げ)。
ム:だったら私みたいなキャラを演じて、以前みたいに「ぶいっ」とかやって欲しいな~(ムラリンは恥ずかしがるガンちゃんが大好物です)。
ガ:それは無理っ(超・断言)。演じるのはそれなりに好きだけど、ふざけるのは嫌だから(この辺はぶれてないようです)……(コホンと咳払いをして)読者の皆様、今回最後の方の茶番に付き合わせてしまい、誠に申し訳ございません。作者の力不足により「『扶桑』型強襲揚陸艦」を完成させきれなかったため、このような幕引きをさせていただいた訳です。「『扶桑』型強襲揚陸艦」の残りの情報は次回に持ち越しといたしますので、ご了承の程よろしくお願いします。
ム:今回ばかりはふざけちゃいけないよね。では皆さん、次回をお楽しみに。画像も内容もしっかりとしたものを作者に作らせますので待っててね。
ガ:本当に申し訳ございませんでした。
次回に続く──
本当に申し訳ございません。
本文中アシスタント達も謝っていましたが、改めて作者本人から直接お詫びいたします。
これは言い訳に過ぎませんが、構造を複雑にしすぎてしまった分作画が遅れ、それに伴い設定をまとめるのも中々進まなかったため、投稿が遅れるだけでなく、内容的にもグダグダになってしまいました。もちろん基本設定はできているのですが、絵にしてみて兵員室の個室部分を数えてからでないと一度に運べる兵員数が決まらなかったり、同様に強襲揚陸艦のキモである大発の数も確定できなかったのです。
そして絵にしてみて致命的な欠陥にも気付けました(その内容は今回は語らない事にします)。
とりあえずは現行のまま進めますが、いずれその点も修正した強襲揚陸艦『扶桑』型を公開したいと思っております。
今回はこのシリーズ最大の失敗作と言っていいかも知れません。ですので誹謗中傷のたぐいは甘んじて受けますが、今回の事だけで見切りはつけないでいただきたいのです。
次回は今回の失敗を挽回できるようしっかりした内容に仕上げ、『扶桑』型強襲揚陸艦を完成させたいと思ってますので、今しばらくの猶予をいただきたいと思ってます。それでも満足できる、そして満足していただけるものができなければ、その時こそこのシリーズを見捨てていただいて構いません。
それくらいの覚悟で次回(というより『扶桑』型の最終回)に臨みますので、その時までのお付き合いをよろしくお願いします。
今回の内容にお付き合いくださり誠にありがとうございました。そして申し訳ございませんでした。