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3話逃げるまで

扉が人知れず開いた。そこはある男の部屋、入ってくる人影はその部屋の主の寝顔見て二タニタしながら近づき首元に顔を近づけると甘噛みをした。しばらくして終えると彼女は、


「これでどこにいても逃げられないから」


その場を笑顔で立ち去った。


目が覚めると首元に違和感を感じた、鏡を見てみると蚊に刺さたようになっていた。


「異世界でも蚊っているんだな気をつけよう」


自分が監視されている事が分かっていない総司は呑気にそんな事を考えていた、起きてからしばらくすると部屋の扉が開いた。


「総司様起きていらっしゃいますか?」


メイドさんだった、俺たち勇者には1人ずつ着いているらしいが今日この城から出る俺は関係がなかった。


「起きてるよ、早速で悪いけどロウスのところ連れてってくれないかな?」



「分かりました、案内します」


「え、そんなあっさり自分で言っといて何だけどロウスの方大丈夫なの?」



「王様から聞いていますので大丈夫です」


メイド後に着いてくと直ぐに王の間に着いた、有戸に邪魔されると思っていたんだけど考え過ぎていたらしい


「王様、総司様をお連れしました」


「わかった、入れ」


「では総司様どうぞ」


「ありがとうメイドさん」


「私の名はタリカです。よろしくお願いしますタリカと呼んでください」


そう言ってメイドのタリカはこちらに微笑んだ、するとそれを見たロウスは驚いていた。タリカが居なくなった後ロウスは苦笑いを近づいてきた。


「お前はあのタリカまで虜にしたのか?」


「何言ってんだよ、普通に接していただけじゃないか」


「まぁいいとりあえず旅を準備はしておいた、受け取ってくれ」


そう言って運ばれてきたのは、カバンに食料それと武器とか色々あった。それを見てちょっと不安になった、色々用意してくれたのは嬉しいのだがどう見てもカバンに入り切る量じゃないからだ、それを見越してなのか。


「大丈夫だ、そのカバンは特殊で見た目の何倍も入るから大丈夫だ、入れたものは劣化しないし重さも感じない自分の魔力を通して置けば取られる心配もないからな、金も入ってあるから大事に使えよ」


カバンの中に手を入れてお金を探すと確かに何も無かったカバンの中お金があった、金貨5枚と白銀貸15枚入っていた。


「ロウス、俺この国の金の単位わかんないんだけど」


「わかった、今から説明する、白王金貸>>金貨>白銀貸>銀貨>銅貨>鉄貸の順だ、金の単位はリカインだ」


日本の価値でいうと白王金貨は1千万、金貨は百万、白銀貸は10万、銀貨は1万、銅貨は千円、鉄貸は百円ということはそこそこ金持ちという事になった。


「それくらいあれば、2年くらいは暮らしていけるだろう」


「ありがとう、こんなにやってもらって」


「別にいいんだよ、もしかしたら息子になるかもしれんからな」


訳分からないことを言いながら笑顔で笑うロウスを見ると別れが寂しくなる。


「なんの事言ってるかわかんないけど、アンタみたいな父親なら息子になるのもいいかもしれないな」


「なんだ、プロポーズか喜んで受けよう」


「う、」


「ちょっと待ってください」


ロウスとふざけあっていると慌ててアリアが入ってきた。


「お父様どういう事ですか、プ、プロポーズとは私の気持ちを知りながら邪魔するのですか?例えお父様でも許しませんわよ」


そう言ってロウスに徐々に詰め寄っていくアリア、総司はそれを見ながらクスクスと笑っていたがロウスが可哀想になってきた為止めに入った。


「アリア待ってよ、冗談だって本気で息子になるわけないでしょ」


「私は結構本気だったのだが、振られては仕方ない残念だったなアリア、私が出来るのはこれまでのようだ後は自分の力で捕まえくれ」


ロウスはそう言うといそいそと王の間から出ていった。


「全く余計なことして、この空気どうしたらいいんですか」


「まぁ、落ち着けよ、俺はそろそろ行くよ」


そう言って立ち去ろうとすると後ろから手を掴まれた。


「総司って呼んでいいかしら?」


「そんな事か別に良いよ、あと言いたいことないなら本当に行くけど」


「ちょっと待って、渡したいものがあるの」


アリアそう言うと自分の付けているイヤリングの片方を渡してきた。


「これを受け取って欲しいの」


「わかった、普通に付ければいいんだろう」


アリアはそんな簡単に付けると思っていなかったからか反応に遅れたが復活した。


「うん、ありがとう私はとても嬉しいわ」


「ありがとう」


このイヤリングは結婚指輪と同じ意味であり、日本では男性から渡す事が多いがこの世界では、女性が好きになった人に渡すのが絶対である付けたらどんな事になったとしてもその二人は夫婦になる。


「総司早く付けて」


そう急かすアリアに違和感を覚えながらつけようとした時、アリアと総司の間の空間が割れた、割れた中から女性が出てきた。


「待ってそこの姫、悪いけど彼は私のなのよ」


只者ではない魔力の量と威圧でアリアが気を失った。


「アリア大丈夫か?」


気を失っているから返事はないが何ともないみたいだか近寄ろうとすると謎の女に阻まれる。


「お前は何者だ、なんで邪魔をする」


そう言うと謎の女は不敵に笑って


「私に興味が出てよかったわ、私は邪神ネヴァこの世界の敵」


「お前が魔王を封印した奴か」


「それはごめんなさい、仕方なかった」


俺は驚いた邪神と言うからどんな奴かと思ったら普通の奴だった。


「理由を聞いてもいいか、なんでやったのか?」


それを聞いたネヴァは、頷くと話し始めた。


「私は運命の人を探す、それだけのために動いているだけど私がいると魔物が暴走したり魔族が凶暴化するだから封印された」


「それでなんで俺が運命の人なんだ、証拠がないだろう」


「私には特殊なスキルがあってだから分かるの」


「信じられないで、運命の人と結ばれたらお前はどうなるんだ?」


「凶暴化を無効にして戦争状態も変わると思う」


その話を聞いて悪い奴じゃない事は分かったが戦争を無くすために俺が犠牲になるのもなちょっと嫌だと思った。俺は自由に旅がしたいしこの国は魔族と戦争状態じゃないし断ろうとすると


「断るって考えは捨てた方がいいわよ、私は封印されながらも長い間この機会を待ってたんだものそう簡単に離せないわ」


彼女は本気だ目を離したら捕まってしまうかもしれない、戦う選択肢もあるが俺には神炎しかないコントロールを間違えればこの城は消し炭になる悩んでいる俺の頭に声が聞こえた。


「総司聞こえる私よ、女神よ」


「もう話せないかと思っていたのにどうして」


「少しルールを破ってしまったのだけれどとりあえずそれは置いといて貴方に新しいスキルとステータスを見れるようにしたわその状況を抜け出したら私の神殿に来てね」


「わかった、必ず行くよ」


俺は早速新しい力とステータスを見た


賀谷総司


種族 使徒


level10


HP1500

MP35000


レジェンドスキル

神炎「神を焼き殺すことの出来る意思を持つ最強の炎」


転移(逃)「逃げることだけに特化した逃走スキルどんな所でも逃げ出すことが出来る」


称号


神炎にステータスを捧げたもの

「HP以外の能力はMPの総量と同じになりHPとMPしか表示されない」


女神に認められたもの

「女神に認められたものとして神炎を使えるようになるまた種族が人族から使徒になる」


人間を辞めたもの


「人間から使徒になったため成長限界を超えた、受命も女神と同じくらいになる」


俺はステータスを見て驚いた人間辞めてた、多分魔王助けた時だと思う初めて見る自分ステータスなのに嬉しくなかった。ショックを受けていると下に新しく文字が浮かんできた。


「私と同じくらい生きると言うことは結婚とかも出来るわね、総司は何人くらい子供が欲しいかな?」


メールのやり取りみたいだった、そして俺は決めた。自分の意思で人生を生きるとその為に俺は逃げ切ってみせる対抗できるまでそして転移(逃)使うと知らない城の前に立っていた一方一人残された邪神は


「貴方がその気なら私も乗ってあげるそしてわからせてあげるわ逃げるなんて時間無駄ってことをね」


そう言うと倒れているアリアを王座に座らせるとその場から消えたまた総司がいなくなったことを知った有戸も


「ほんとに君は学ばないね、、、逃げてもダメって言ったのに」


そして総司捕まえる為にまた一人動き出した。

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