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お手軽! 超短編ホラー

近隣トラブル?

作者: 湖城マコト

 ドン! ドン! ドン!


「ごめんなさい!」


 足元から響いた、下から床を突き上げるような音に、僕は反射的に謝ってしまった。

 僕が暮らしているアパートはそれなりに年季が入っており、生活音も漏れやすい。

 アパートに暮らすもののマナーとして音には気を使って生活してきたつもりだったけど、見ていたバラエティー番組がとても面白くて、いつもより笑い声が大きくなってしまっていた気がする。

 今の音はきっと、騒がしかった僕に対する抗議に違いない。


 ――後で謝りに行った方がいいかな?


 最近は近隣トラブルが発端となる事件も増えている。大袈裟かもしれないけど、謝罪に伺うことも考えた方がいいのかもしれない。


 だけど、思考を重ねている内に僕は冷静さを取り戻し、一つの違和感に気が付いた。


「……何かおかしいぞ」


 抗議の音は下からやってきたわけだが、それは有り得ない。




「ここ、一階なんだけど……」


 僕が住んでいるのは二階ではなく一階だ……つまり、階下など無い。

 

 この日から僕は、本気で引っ越しを考え始めた。



主人公が把握していなかっただけで、床下にも住人がいたのかもしれませんね(思わせぶり)

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― 新着の感想 ―
[一言] 白蟻駆除に来た業者さんがメンヘラ若奥様に床下に閉じ込められるって事件ありましたもんね。考えただけでぞっとする
2016/07/12 08:55 退会済み
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