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零 ハナノナ風土記  作者: にゃあ
5/6

兎耳年代記<ウサミミクロニクル>

【工房ハナノナ】の足跡を記す。


彼らは何一つ輝かしい功績を挙げてはいない。

しかし彼らのその足跡は、大きく<ナインテイル自治領>に影響を与えている。

ぼくは彼らの足跡を記すとともに各地の風土を記す。


浮立舞華


■<大災害>1年目 5月


挿絵(By みてみん)


<サンライスフィルド>は地球世界では大分県西部日田に相当する。

四方を山が囲み、東西を川が貫く、<大地人>が住む小さな村に四人は目覚めた。

【工房ハナノナ】桜童子にゃあ・シモクレン・イタドリ・ディルウィードの四人だ。

文化施設跡に住み着き、そこで仲間たちとの合流を図る。


<パンナイル>は佐賀県佐賀市鍋島に相当する。

平野部には広大な農地があり、そこで小麦や米が作られ、その一角には<リーフトゥルク>領主の屋敷がある。

いち早く<リーフトゥルク>家に取り入ったのが龍眼である。

龍眼は<ドンキューブ屋敷>を借り受け、<冒険者>受け入れを始める。

<ドンキューブ屋敷>があるあたりには、地球世界ではどんどんどんの森という施設があるという。


<ドンキューブ屋敷>に勤める<猫人族>使用人ミケラムジャのもとにイクソラルテアが身を寄せる。

彼女は龍眼の求めに応じ、<剣牙虎>山丹とともに近隣の<冒険者>探しに出かける。

<サンライスフィルド>に至り、【工房ハナノナ】を龍眼のもとへ案内する。



<ツクミ>は地球世界では大分県東部津久見に相当する。

そこで目覚めたのは【工房ハナノナ】のサクラリアである。

彼女はそこで<大地人>でありながら<古来種>を目指す少年ヴィバーナム=ユイ=ロイと出会う。

面倒を見てくれた老人から<ルークィンジェ・ドロップス>をもらい仲間のもとへと旅立つ。



<ナカス>は言わずと知れたプレイヤータウンの一つである。

そこで目覚めたのは【工房ハナノナ】のハギである。

<大災害>直後、<ナカス>は混乱状況にあった。

暖かい気候とお祭り好きな気質とが相まって<裸どんたく>という現象が大流行していた。

「なんもなかー」の掛け声とともに装備も衣服も脱ぎ捨て歌い舞うパフォーマンス集団<PINK SCANDAL>がその流行の中心にあった。

PKに遭い瀕死のハギを拾ったのが、<PINK SCANDAL>リーダーであり、当時人気絶頂のイングリッドであった。



<ユーエッセイ>は地球世界では大分県北部宇佐に相当する。

そこで目覚めたのは【工房ハナノナ】のたんぽぽあざみである。

<エインシェントクインの古神宮>というゾーンがあり、そこには小さいながらも復活施設がある。

後に【工房ハナノナ】の拠点の一つになる。だがここでは念話が使えない。

この地は宇佐神宮に当たり、神輿発祥の地であることから、<北風の移動神殿>の原型としてデザインされたのではないかという説がある。

ここに祀られるのは<眠れる託宣の歌姫アウロラ>という生きた美女である。

彼女は<六傾姫>の血を色濃く残した<ハーフアルヴ>で、三種の人類により封印されている。


たんぽぽあざみは、<妖精の輪>を使って<エッゾ>を目指す男、ヨサウと出会う。




あざみ・サクラリアと連絡のついた【工房】メンバーは、合流すべくイクスを連れて東を目指す。

一方、桜童子は、<ナカス>のハギと<エイスオ>近くで目覚めたはずのバジルと合流するために金色の<鋼尾翼竜>を駆る。

あざみは、PK集団<フォレストバンデッツ>にあわや絶命かというところまで追い込まれたものの、なんとか旅を続け、サクラリア、ユイ、そして再びヨサクと出会う。


ついに全員が揃ったところで【工房ハナノナ】はさらに南の<ハイザントイアー峡>を目指す。

<ハイザントイアー峡>は宮崎県高千穂峡にあたる。

ここから後に述べることは、ぼくがその後<大地人>に取材して判明したことであり、【工房ハナノナ】のメンバーは全く無自覚で行ったことである。


彼らがこの地のボスをもし鎮めなかったならば、そのすぐ背後にある<クインテリブル峡谷大要塞>を刺激することになる。<不死者>と<醜豚鬼>の戦乱が各地に飛び火し、やがて<ハヤトの鬼武者>というイベントの引き金になる。そうなれば、裸で踊り狂う市民たちを蹂躙され、<ナカス>は異種族の砦と化しただろうというのだ。


【工房ハナノナ】の刻まれなかった功績の一つとして、ぼくはこの足跡を『ルークィンジェ・ドロップス』という書にして記す。詳しくはそちらを読んでいただきたい。


⇒『Ⅰ ルークィンジェ・ドロップス』




■<大災害>1年目 10月


東の都アキバでは天秤祭なる祭りが行われようとしていた。

その頃、多くの人々は異世界生活に徐々に適応し、自分なりの生活スタイルをようやく見つけはじめていた。


ぼくは北から南へと旅の針路を変え、【工房ハナノナ】は基盤となる居を構えた。そんな折、【工房ハナノナ】に1件のクエストが舞い込む。

彼らは謎の託宣に導かれ、フォーランド行きを決意する。


しかし【工房ハナノナ】には幾多の問題があった。

渡航手段は鋼尾翼龍しかなく、操り手の桜童子には異常エンカウントの性質もあり、未開のフォーランドに渡るには大変危険な状況であった。根本的に戦力も不十分である。


そこで特殊輸送ルート構築のアイデアと引き換えにエンカウント異常対策アイテムの捜索をアキバの有力冒険者カラシンに依頼し、レベル越え刀の製作を条件に輸送手段と戦力の貸与を<パンナイル>軍師龍眼に申し出る。


一方その頃、<ナカス>近海では謎のエネミーによると思われる被害が多発していた。

渡航準備を整えたパンナイル・工房ハナノナ合同チームにも謎のエネミーが襲いかかる。これが後に大過をもたらす<海難の典災ヒザルビン>との第一次遭遇である。

その攻撃によって合同チームは半壊させられる。


<フォーランド>では独自進化を遂げた生物や恐竜など様々な遭遇があったが、<黒狸族の抜け穴>が利用できたことで無事に<サクルタトル>へと到達する。


地球世界では丸亀城二の丸井戸に相当する<サクルタトルの深き穴>に潜り、<ルークィンジェ・ドロップス>によって凶暴化した<羽坂の狂戦士>と対峙する。


⇒Ⅱ『フォーランド・ガラパゴス』




■<大災害>1年目 12月

ぼくがある男に出会った頃のことである。

謎めいた託宣を受けた【工房ハナノナ】は、<フィジャイグ>地方へと赴いた。

<フィジャイグ>は琉球諸島に相当する。

<フィジャイグ>には固有の種族<ウフソーリング>が棲息し、<ウフソーリングテリトリー>を形成している。


途中、<バスケタ>で下船したユイはヨサクに師事し転職訓練に挑む。


その後、<アマミ>で二つの出会いがあった。ひとつは少女ジュリ。【工房ハナノナ】は彼女を<ハティヌキューミー>まで送り届けることになる。もうひとつは新たな<典災>の影。


<アマミ>ではエンカウントが起きなかったため無事であったが、<フィジャイグ本島>でエンカウントが起きた際には【工房ハナノナ】リーダー桜童子が命を落とした。


月サーバーと思われる浜辺で再起を誓った桜童子は、<シュリ紅宮>で蘇り、<決定の典災シンブク>の攻略法を考える。


再戦の地は、<ハティヌキューミー>の東端の浜辺、<ハテの浜>。<シュリ紅宮>で出会ったクガニや転職を果たしたユイの力も加わり、大苦戦を強いられながらも<典災>を追い詰める。

その<典災>にとどめを刺したのは意外な人物だった。


祝宴の最中に託宣の意味に気づいた【工房ハナノナ】は、トリガー式イベント<ウフソーリング・トライアングル>を起動し、島々をつなぐ大花火でクリスマスの夜空を染め上げる。

【工房ハナノナ】は<雪花火師>の二つ名で呼ばれ、これが彼らの最も有名な功績となるはずだった。

<ウフソーリング>の人々が覚えてさえいれば。


⇒Ⅲ『ウフソーリング・クリスマス』





■<大災害>1年目 正月


<ナインテイル九商家>と<ナカス>は一触即発の状態に近付きつつあった。


九商家のうち<パンナイル>は、土地の買い占めを行い対<ナカス>工作を行っていた。

ひとつは入出者管理による<街道防壁>。もうひとつは<ルークィンジェ・ドロップス>を利用した冒険者錬成システムである。


【工房ハナノナ】のひとりディルウィードは、<サンライスフィルド>を離れ、<パンナイル>でサブ職業の転職訓練を始めた。


そこでディルウィードは<不死者たちの騒乱事変>に巻き込まれる。

シロエの<土地返納術式>への呼びかけに応じた土地の管理者が、勝手に冒険者錬成システムを譲渡してしまったためであった。

中で飼われていた不死者たちは<ルークィンジェ・ドロップス>によって無尽蔵に蘇ってしまう。ディルウィードと新しい仲間たちで<ルークィンジェ・ドロップス>の掘り出しと不死者たちの討伐にかかる。


折悪く、<ウェストランデ>から大地人貴族のマルヴェスも詭計をもって<パンナイル>を攻めてきた。

地球世界では吉野ヶ里遺跡に相当する<ヒミカの砦>に封じられた大化け猫を蘇らせ、ダンジョン外に誘引し、街を蹂躙しようとする。


<ナカス>を刺激せぬように、軍師龍眼を含め多くの<パンナイル兵>は各地のダンジョンに散らばっている。

龍眼の要請により事態の鎮圧に乗り出した【工房ハナノナ】。


シモクレンたちは化け猫を制圧。桜童子は盟約従者である<火雷天神>を喚び、マルヴェスの百人の軍勢を潰走させた。ディルウィードたちは<ルークィンジェ・ドロップス>の採取に成功。<不死者たちの騒乱事変>を鎮圧。


だが、【工房ハナノナ】の功績はまるで無関係少女の画策によって全くなかったものとされる。その少女の名は、<アキヅキ>のエルダーメイド、カーネリアン。


彼女は<アキヅキ>の交易権安堵を条件に、<パンナイル>領主に「マルヴェスが二度と攻めてこないようにするためのアイデア」を売るのだ。それは同時に【工房ハナノナ】の奮闘は初めからなかったものとするアイデアだった。


名声に無頓着な【工房ハナノナ】は強くなった絆を確認して<パンナイル>を去るのだった。


⇒Ⅳ『リーフトゥルク・クライシス』



■<大災害>1年目 年改まっての2月


ぼくはついに<ナインテイル>に到る。胸の内に大きな謎を抱えたまま。


その謎は、ぼくと旅した<ダリエル>という男が残したものだ。

【工房ハナノナ】のリーダーさんが快刀乱麻を断つが如き推理で解き明かしてくれた。

この物語は、間接的にではあるが、ぼくが<ナインテイル>に来たために命を落とすこととなったイクスへのせめてもの謝罪のための物語であり、ぼくの恋心に似た何かに対する鎮魂のための物語である。


⇒Ⅴ『ジョングルール・ヒプノシス』




■<大災害>1年目 年改まっての3月


ぼくの<ナインテイル>への登場は、<欺きの典災カホル>を招き込む原因となった。

その代償がイクスの死と再生。

<ユーエッセイ>に行きイクスを救出する必要と、<ナカス>に潜入しイクスをギルド登録する必要が生まれた。


<plant hwyaden>が統治宣言をして以来、<ナカス>は<plant hwyaden>以外に対して排他的な場所となっていた。

難攻不落の城塞都市に潜入するには、トロイの木馬が必要ではないかとさえ思われた。

<plant hwyaden>の一員だったぼくでさえ、<ナカス>の警備状態や移動ルートを確認するために町を歩き、脱退手続きを済ませて逃走するというだけで大きな騒ぎとなるような状態だった。


桜童子はただ潜入するのではなく、とても巨大な図を描いて対抗することにした。

1<猫妖精族>を<ナカス>近郊に誘致し、軍事防衛面で刺激を与える。

2<リューゾ>家を動かし海上で活動させ、商業経済面で刺激を与える。

3ナカス近郊でライブイベントを行い、文化交流面で刺激を与える。

それを同時に起こす、いわば<ナカスオーバーフロー作戦>を実行したのだ。


この行為には賛否両論ある。とりわけ「イクスを加入させるためだけにこれだけのことをする必要があったか」という声は大きい。

だが、「二つの意味で必要だった」と桜童子の行動を間近で見ていたシモクレンは語る。


「ひとつは、フェールセーフのため。もうひとつは怒りをこめたメッセージのため」


作戦は失敗するものと想定し、たとえ失敗したとしても安全上必要とされる最低限の目的を果たす、それがフェールセーフの考え方だ。

この場合、たとえ桜童子が捕まってしまってもイクスをギルドに加入させるということが最大の目的となる。単なる潜入では捕まればそれで終わり。次の人物が挑むときには警戒度が上がって目的は遠のくばかりである。

しかし<ナカス>自体に変化を起こせば短期的にだけではなく、長期的な視点に立っても成功する確率は上がっていく。フェールセーフの考え方は、必ずイクスに<冒険者>としての居場所をつくる決意といってもいいだろう。


もうひとつは<plant hwyaden>にあらざれば人にあらずという姿勢に対する批判である。

「<plant hwyaden>よ、外を見よ。我々はココにいる」という痛烈なメッセージである。

作戦の中で、レジスタンス集団に頼ったのもその思いの表れであったのかもしれない。

それは、<ナインテイル>に住む者の意地と言いかえてもいいだろう。


しかしその代償は大きく、桜童子は謎のバッドステータスに悩まされることとなった。


一方、イクス救出に向かったぼく、バジル、あざみの3人は<シトリンウェルス峯>で<ルークィンジェ・ドロップス>にまつわる奇怪な出来事に遭遇する。

凶暴化した竜が隕石のような勢いで次々と飛来する<竜星雨>現象である。


現在では、<ルークィンジェ・ドロップス>に圧力をかけると魔力が取り出されることがわかったおり、地殻変動など何らかの要因で地中の<ルークィンジェ・ドロップス>に圧力が加わったことによる影響ではないかと見られている。

その対応に苦慮する間にヨサクがイクスを救出する。しかし、イクスが<シトリンウェルス峯>に近づくと、<ハイザントイアー峡>の悪夢が再び蘇る。

イクスの身に<竜星雨>現象が起きたのだ。


⇒Ⅵ『フェートフィアダ・イーリオス』



■次の物語は<フォルモサ>に行く船の中でヨサクから聞いた話を元にしたので時期は明らかではないが、恐らくこの辺りのことであろう。


ヨサクは自分のことを語る方ではないため、多少想像で補っているのはご了承いただきたい。


また、<ウェンの大地>に詳しくないぼくに<竜の都>のことを教えてくれたのは櫻華氏である。<ホネスティ>の<妖精の輪>調査活動については妄想屋みずっち氏に教えていただいた。ご教示いただいたお二人にはこの場を借りてお礼申し上げたい。


⇒Ⅶ『マザーロード・ヘリックス』





■<大災害>1年目 年改まっての4月


桜が散り、麦秋を迎えようという頃、ヤマト全土で<常蛾>の被害が見られた。


・常蛾襲撃前日

<祈りの郷ロクゴウ>がレイドゾーン<人外魔境ロクゴウ>に変貌したことをあざみが発見。


・常蛾襲撃1夜目

<アキバ>より2時間遅れで<ナカス>に<常蛾>襲来。

<ロクゴウ>、<神代樹の森>でも同様に常蛾の発生を確認。

桜童子、<悔恨呪>の影響により昏睡。常蛾による昏睡被害者としては、冒険者初。


・翌日

<ロクゴウ>にシモクレン・ハギ・ユイ合流。

<パンナイル>に<機工師の卵たち>集合。龍眼たちとともに常蛾発生源と思われる<オウーラ>を目指す。


・常蛾襲撃2夜目

<神代樹の森>の最高峰<ミャノーラ>にて、<アロジェーヌ17>が攻略成功。

同時刻、<ロクゴウ><オウーラ>攻略失敗。


・翌朝

<ロクゴウ>にバジル・イクス・てるる合流。

<オウーラ>に鎮西ハチロー合流。

サクラリアの発案で、2地点変則36人級編成となる。


・午後

<ロクゴウ><オウーラ>同時攻略開始。

桜童子、<幻獣憑依>で昏睡状態の肉体を残し、<ナカス>へ。

<ナカス>傭兵団、<猫妖精の塔>攻略。


<オィドゥオン>家、<ナカス>包囲。

<ナカス南門破壊事件>発生。

<ロクゴウ><オウーラ>同時攻略成功。


⇒Ⅷ『ムーンライト・レゾナンス』


・日没後

<ユーエッセイ>の歌姫失踪。あざみ昏睡状態で発見。

<傾神党の乱>発生。


・数日後

<火雷天神宮>、レイドゾーン<黄泉騎士の怨嗟宮>に変貌。

工房ハナノナによる<怨嗟宮>アタック、中途退却。

工房ハナノナ解散宣言。

<フィジャイグ>で防衛レイドがはじまる。


・2週間後

舞華・トキマサ・見廻組、<パンナイルの乱>阻止。

桜童子・あざみ、インティクスに密会。しららん救出。

オヒョウ・妄想屋・桜華・スズノシン・スプリガン・ユエ・サタケ・ホウスウ、<ハギ・ナガトの乱>鎮圧。



■<大災害>2年目 5月


各地での反乱がおさまり、南方防衛レイドが本格化する。


・<リューゾ家>に身を置いたシモクレン・ユイ・サクラリア・ツルバラ、<フィジャイグ>に向け出港。<バスケタ>に寄港し、ロエ2に遭遇。

・<パンナイル>で修行中のディルウィード・イタドリら<機工師の卵たち>、アリサネ一党とともに<エイスオ>へ。

・バジル・イクス<イトウ家>領内でクーデターに参加。乱発生直前で鎮圧。


・南方防衛レイド、<ゴサマル・アマワリの乱>に発展。

・海難の典災ヒザルビン再来。

・【新機動戦線アマワリ】、<ゴサマル・アマワリの乱>鎮圧。

・5/5 05:05【工房ハナノナ】再結成。


⇒Ⅸ『ツークツヴァンク・タクティクス』





・5/4 <バスケタ>で不審な手が目撃される。

<クリュム>で、兎耳の人物が目撃される。

2回の兎耳の転送が確認される。

その後、不審な手が再び目撃される。

・5/5<ジャクセア>で兎耳目撃。


・5/6 ナカスオイドゥオン交渉による和解。


<ハウリング>による<火雷天神宮>奪還。

月鳩という謎の人物が主導し、<火雷天神宮>の30時間占拠が始まる。


・5/7 開放祭前夜


ナカルナードの「詫び状」、<ナインテイル>全域に配布。

<ファンフォレスト>で、あざみ・しららん、<格闘家>の兎耳シルヴァ=トバシヨラスと遭遇。

イングリッド<ナカス>にてライブ告知。

<火雷天神>による<火雷天神宮>再奪還。この時、<付与術師>の兎耳に苦戦を強いられる。

<ナカス>にて、<守護戦士>の兎耳セレッソ=ニーニャ捕縛。

<アキヅキ>準領主級会議。この時、<暗殺者>の兎耳が現れる。


・5/8 <ナカス開放祭>開始。

<四都市同盟>設立。

セレッソ=ニーニャ、<衛兵>に倒される。

ハギ・ヤクモ、シャドーマン・ミゾロと戦闘。

第2回ナカスワングランプリ開催。

ユイ・ヨサク、眠れる<古来種>と対決。

舞華、月鳩と<古来種>の会話を聞き、<古来種>ディセントラ=ゴールドハートが<月の獣ジェヴォーダン>に身体を奪われていたことを知る。


・5/9<ナカス開放祭>2日目。

極秘裏に<ナカス>近郊に訪れていた斎宮=トウリを、<四都市同盟>が海上に逃がす。

その際、龍眼に略式ではあるが<北ナインテイル辺境伯>の位を叙爵。

<四都市同盟>姫巫女を<パンナイル>へ避難させる際、<妖術師>の兎耳と遭遇。この時点で遭遇した兎耳の数は、転送を目撃された兎耳の数より多いため、<バスケタ><クリュム>以外での召喚があったものと思われる。詳細は不明。


トキマサの描いた絵を元に、ハギがジェヴォーダンに対する注意喚起のためのビラを配布。これを目にしたナカルナードはテロ予告と判断し、逆にハギに追っ手をかける。


ハギはラオコーンに追い詰められるも、無実であることを主張。主張は認められたが、その結果<オイドゥオン>兵がジェヴォーダンと遭遇。犠牲者が3人出る結果となった。


ナカルナード率いる<ハウリング>と、桜童子を欠いた【工房ハナノナ】がジェヴォーダンを迎え撃つ。


・5/10<ナカス開放祭>最終日。

<ファイナルデイライブ>公演中に<虚飾の典災フロガビトゥス>が<エドバジルピアノ>を狙って出現。

ステージを破壊されるも、事前に察知していた【工房ハナノナ】らによって撃退。


その隙に桜童子の従者を敵本拠地に送り込むことに成功。

ただし<フロガビトゥス>も、月鳩(計画の典災トゥキファトと思われる)も逃げられているので、今後も動向を注意する必要がある。


5/11

【一座ツタノハ】は龍眼のサポートのため、<カンモンビッグブリッジ>以北に行く

ぼく・小手鞠・ヨサク・トキマサ・きゃんD・ツルバラの6人でフォルモサを目指す。


⇒Ⅹ『エリクシール・ルネサンス』

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