鳥獣鱗虫草霊図会の章
■梟熊 オウルベア 【幻獣】
・ナインテイルの山中に棲息。年に数度は人里近くでも見られる。ナインテイル産のオウルベアは首元に月の形に白い毛が生えているのが特徴。首が百八十度回るのが恐ろしい。
⇒Ⅰ 対サクラリア・ユイ
■時計仕掛けの梟熊 クロックワーク・オウルベア 【幻獣】
・自然界には存在しないが、〈典災〉の呪いによって発生したギミック仕込みの梟熊。ギミックを伸ばして振ることで、鞭を使用したほどのトリッキーな攻撃が可能。
⇒Ⅴ 対バジル・イクス
■柴挽荒鬼 シヴァ 【不死】
・やつれた神楽服をまとった動く死体。数年ごとに起こる<シバ荒神の代替わり>のイベント時に発生する鬼。これらの進行を止めないと<ハヤトの鬼武者>イベントにつながる呼び水となる。
⇒Ⅰ 対工房ハナノナ
■荒れ狂う柴巨荒鬼 レイジング・シヴァ 【不死】【ボス】
・<シバ荒神の代替わり>発生時、<カグラデンの大岩戸>を守るボスとして登場する神楽面を付けた巨大な鬼。巨大な剣を振り下ろし、左手から雷を落とす。周期的に範囲魔法の火炎を吐く。戦闘が継続すると背中から腕が生える。
⇒Ⅰ 対工房ハナノナ
■サラ坊 サラぼう 【精霊】
・はぐれサラマンダーの子ども。おそらく召喚状態だったがプレイヤーが不在だったため、術師からはぐれたものと思われる。
⇒Ⅰ 工房ハナノナのペット
■人喰鮫 サメ 【自然】
・ゲーム開始当初<フォルモサ>までの海路に現れた。当時レイドボス級に強く多くの<冒険者>を海の藻屑と変えた。
⇒Ⅱ・Ⅸ 対桜童子にゃあ
■空海月 スカイゼリーフィッシュ 【幻獣】
・ゲーム開始当初<フォルモサ>までの海路に現れた。再び<ホウヨ>と呼ばれる<ウワージュ海>の海峡部位や<ナカス>の沖で<典災>の眷属として出現。本体は直径数メートルの空飛ぶ海月。突進に加え、触手の麻痺針と三十秒おきの電撃は強烈。
⇒Ⅱ 対工房ハナノナ・パンナイル連合軍
■海難の典災 ヒザルビン 【典災】
・「二番目に目覚めるもの」。美しい女性の姿をして近づき、船を沈めたり、荷重による移動制限を加えて殺害したりする。<大災害>後の秋に<ナカス>に現れ、移動しながら船への襲撃をくりかえした。【工房ハナノナ】との遭遇後は、南征将軍ナカルナードによって深手を負ったとみられる。
・蘇った後、1年経った5月に<フィジャイグ>に現れる。
・<タラソテラピー>。一部でも肉体が残っていれば海底で蘇る。
・<キャビテーション>。破壊力のある泡で浮力を奪い、海底に引きずり込む。
⇒Ⅱ 対工房ハナノナ・パンナイル連合軍
⇒Ⅸ 対新機動戦線アマワリ
■一目入道 サイクロプス 【人型】
・<フォーランド>に現れた独自進化種。<水棲緑鬼>が<巨石兵士>サイズに育ったような姿。
⇒Ⅱ 対【アロジェーヌ17】ヨード
■土偶水鬼 ハニワサファギン 【人造】
・<フォーランド>に現れた独自進化種。<水棲緑鬼>姿の土偶。
⇒Ⅱ 対ハギ・イタドリ
■水棲緑鬼の猛猪騎兵 ワイルドボアライダー 【自然】
・<フォーランド>に現れた独自進化種。<水棲緑鬼>が<猛猪>を乗りこなす。
⇒Ⅱ 対【アロジェーヌ17】フルオリン・あすたちん
■緑翼の子梟 りょくよくのオウレット 【幻獣】
・<フォーランド>に現れた突然変異種。緑翼の典災サクルフの影響を受けているらしく、植物を操る能力がある。硬化した羽を弾丸のように飛ばす。また、植物を操って移動阻害を行った後、嘴や鉤爪で攻撃する。それだけでボス級に強いが、<走り茸>を鳴き声で操るので一人で戦えば苦戦を強いられる。
⇒Ⅱ 対たんぽぽあざみ
■走り茸 マイコニド 【自然】
・緑翼の子梟の他、【アロジェーヌ17】のブロマインにも従者として仕える。
⇒Ⅱ 対たんぽぽあざみ
■黒狸族 ブラックラクーン 【人型】
・身長一メートルの桜童子とほぼ同じ体型の亜人。桜童子たちが出会った黒狸族は子どもであったらしく、警戒心が少なく人間への好奇心が高かった。シモクレンが一匹の治療をしたことで、<フォーランドカルスト>の秘密の抜け穴を案内される。ただし、別れ際には持ち物を盗まれていた。
・また、九商家のひとつ<ウェルフォア家>の弱体化に伴い、その領地で商店を開く黒狸族が少しずつ勢力を拡大しはじめている。虫や魚、植物や鉱物の買取をしてくれるので、スローライフを志向する<冒険者>には人気。ただし商品には贋作が多い。
⇒Ⅱ 工房ハナノナ・パンナイル連合軍
■緑不定形 グリーンスライム 【人造】
・酸性の粘液を出すので、武器や装備の耐久性が落ちてしまうのが厄介。<ニノマル>では入口近くにいたため、掃討してから全部隊を突入させた。
⇒Ⅱ 対フルオリン・あすたちん・ヨード・あざみ・ヨサク・ハギ
■不定巨兵 キメラゴーレム 【人造】
・<ニノマル>の特異種。下半身がスライムであるからダンジョン内を滑るように移動する。
⇒Ⅱ 対アロジェーヌ17・アリサネ・すず・龍眼
■羽坂の狂戦士 ハサカ・ザ・バーサーカー 【人型】
・拡張パック<ハンドメイドメイズ>の試作版ともいえる<サクルタトルの深き穴>のラスボス。元は腕利きの匠だったが口封じのため謀殺されたという経緯から、怨みの念が強く交渉は不可能。HP半減期からの防御・装備無視の貫通攻撃が厄介。<大災害>後、どうやら迷宮を整備し直したらしい。
⇒Ⅱ 対工房ハナノナ・パンナイル連合軍
■銀鱗鯨竜 ホエール・ドラゴン 【幻獣】
・ナインテイルの東沖で遭遇。貨客船と同等のサイズなので小舟で遭遇すればひとたまりもない。ただし、釣り船が行き交う辺りに出現することはめったにない。
⇒Ⅲ 対工房ハナノナ
■魚頭竜 グランガチ 【幻獣】
・バスケタ沖で遭遇。顔は鮭に似ている。海から跳ねる勢いのまま突撃してくる。身は食用にでき、やはり味も鮭に似ているが完全に白身。
⇒Ⅲ 対工房ハナノナ
■巨膨鯨 フククジラ 【幻獣】
・ナカス沖で小船を転覆させたり、フィジャイグで軍船を持ち上げたりしたが性格は非常に温厚。驚いたり刺激をあたえたりすると小山ほどの大きさに膨らむ。リューゾ家の守護獣で、彼らの海での活動を支えているとも言われている。
⇒Ⅸ・Ⅹ 新機動戦線あまわり
■大翼蝙蝠 オオヤマチチ 【自然】
・サクヤ姫岳産の巨大蝙蝠。高速飛行で後衛を狙ってくるので、防御力の弱い魔法職はヘイト管理が重要である。
⇒Ⅲ 対工房ハナノナ
■薩摩黒蟹 サツマニアデビル 【自然】
・バスケタ沖の巨大蟹。甲羅は青黒く、超硬質。大量に船の甲板に上がられたら中級冒険者なら全滅も覚悟が必要なほどである。ただし身はとても美味で伝説の食材。
⇒Ⅲ 対工房ハナノナ
■決定の典災 シンブク 【典災】
・「一番目に目覚めるもの」。丈の長い袍に身を包んだ陰気な風水師の青年の姿で現れる。防御性能の高い召喚術師タイプ。同心円状に張られたトグル式の罠が強力で、一度は桜童子もあっけなく倒された。遠隔攻撃はほぼ自動で弾く。白兵攻撃は有効だが、攻防一体型の土蜘蛛や、強力な宝貝武神、MP吸収能力のある龍脈を使い分けるので、苦戦は必至である。
⇒Ⅲ 対工房ハナノナ
■翠玉糸巻エイ エメラルドマンタ 【自然】
・南洋にふさわしい美しい色をした巨大エイ。普段はおとなしいが一旦凶暴性が増すと、巨体で小舟を転覆させるほどの体当たりをしたり、尾の毒で攻撃してきたりする。
⇒Ⅲ 対ユイ
■龍頭鯉尾 カーチェップホアーロン 【幻獣】
・南洋に生息する半竜半魚。グランガチとは逆で、頭が竜なので食用にすることは稀。噂では鯉に似ているがゴムのように噛みにくいらしい。遭遇すると縁起がよいとされ、愛の桟橋の都のように神獣として祀る国もある。しかし、イタドリは遭遇して武器を破壊された。
⇒Ⅲ 対工房ハナノナ
■狗頭蛇龍 シーサーペント 【幻獣】
・南洋に生息するお化け鰻。大海蛇とも呼ばれるが黒い姿は鰻に近い。頭部が狗に似ていると言われるのは歯列が犬の歯のように鋭いため。その点で言えば鱧に似ている。キモウマグルメハンター界隈では高級食材扱い。
⇒Ⅲ 対工房ハナノナ
■海棲大金魚 シシガシラ 【幻獣】
・夜店で買った金魚を捨てたものが、海で育って鯨よりでかくなったのではないか、などと言われるが金魚とは別種。それほど巨大でありながら鮮やかな色をしていることから、毒があるのではないかという説が根強く、食用にはされにくい。
⇒Ⅲ 対工房ハナノナ
■絶海馴鹿 エース・オブ・トゥナキー 【精霊】
・フィジャイグ地方のスノウフェルで従者契約出来る。見た目はトナカイだが、ケラマジカのように尻にはハート型の白い毛がある。飛行状態を付与することができる。特技はルークィンジェ・ドロップス探し。
⇒Ⅲ 桜童子
■天狗の眷属 テングのケンゾク 【人型】
・ヤマトサーバーの険しい山岳地帯の中で、より人里に近いところに棲息。頭部が烏で背中には羽根がある鳥人の一種である。烏天狗と呼ぶことが多い。サンライスフィルドの近くには全国有数の天狗の棲息地ヒコがあり、ナインテイル東西の物流にまで影響を与えている。眷属の中には人語を解するものもいる。独特な体術の他、木や石を使った攻撃が見られる。
⇒IV 対ノーラフィル
■火雷天神 カライテンジン 【人型】
・ナインテイル最高難易度のレイドゾーン火雷天神宮の主。人数制限と再入場規制のため、完全攻略できたチームはごくわずか。桜童子と盟約を結ぶが関係はほぼ対等。その強さは大災害後も健在で、巨大な姿になって炎と雷を自在に操る。だが、普段は白牛に乗ったほっぺたぷにぷにの幼童の姿で霊力を貯めているという。
⇒IV ノーラフィル・桜童子・対ナカスマルヴェス軍
■旋風狒々 ヒヒ・ザ・ストレングス 【自然】
・野生の武闘家。驚異的なバネを使って飛び上がりカイティングを行うと、掴んだものを力任せに引き裂こうとすることから旋風の名を冠する。ユフインからベップへ向かう際、山道を通ろうとすると大変遭遇率が高い。
⇒IV 未遭遇
■獅子大王 レオ・ザ・グレイト 【自然】
・野生の守護戦士。心胆震わす獅子吼は、キャッスルオブストーンと同格の響きをもつ。山道で咆哮を聞いたときはすぐに来た道を引き返すべきである。テリトリーを侵すものとして群れの力で排除されるだろう。
⇒IV 未遭遇
■鋼鉄猛牛 スティーリーバッファロー 【自然】
・野生の武士。一撃必殺のロングホーントレインと威天魔獲連続突進には警戒が必要である。鋼鉄の名の通りとにかく硬いので、まずは遭遇しても興奮させないことが大事と言えるだろう。
⇒IV 未遭遇
■動く骸骨 スケルトン 【不死】
・初級から中級ダンジョンで必ずと言っていいほど出没する低級パーティランクエネミー。それほど敏捷なわけではないが群れにもなればチーム対応が必要。ルークィンジェ・ドロップスを用いると高速再生産が可能になるため、冒険者錬成システムグレイブヤードウォークに起用された。
⇒IV 対機工師の卵たち
■首無騎士 デュラハン 【不死】
・不吉を招く者という呼ばれ方もする。重厚な鎧を着た騎士だが実体はない。これといった弱点が見当たらないが物理攻撃は有効。中級パーティランクエネミーと言えるだろう。
⇒IV 対機工師の卵たち
■血腥い斧の男 ブラッディドルイド 【人間】
・腰には毛皮を巻き、両手には血濡れた手斧もつPKを生業とする<冒険者>。殴りドルイドの典型で自身に回復呪文をかけ、獣系従者とともに迫り来る。なぜか醜豚鬼より意思疎通が難しい。
⇒Ⅰ・IV あざみ
■豊前坊 ブゼンボウ 【人型】
・霊峰ヒコに住まう大天狗。下駄だけで自動車並みの大きさ。意外にも人間に対して中立なのは、いつでも取って食えるという自信ゆえだろう。気に入った相手には行者杉の朱印状という通行手形代わりのアイテムを渡す。
⇒IV 桜童子・火雷天神・イタドリ・ノーラフィル
■神代猫 カミヨネコ 【人型】
・吉野ケ里遺跡に相当するヒミカの砦に出現する巨大な黒猫。リーフトゥルク家が治める以前、パンナイルにはクマシロ家という領主一族がいた。神代の文明を崇める彼らは下克上にあい殺害される。砦は彼らを祀る施設であり、神代猫は彼らの怨念の結晶だと言われる。この経緯を知る者は神代猫をクマシロネコと呼ぶ。
⇒IV 対工房ハナノナ
■鋼尾翼竜 ワイバーン 【幻獣】
・桜童子の騎乗するワイバーンは初期型で、金毛に覆われ頭が大きいため「金ピカイモリ」と揶揄される。一般的なワイバーンは爬虫類を思わせる皮膚に鋭い目のため、実に恐ろしげである。ちなみに肉食種の革を植物系の薬品でなめすと美しい茶色になって、草食種の革を金属系の薬品でなめすと美しい青色になるという。
⇒Ⅰ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ 工房ハナノナ
■醜豚鬼 オーク 【人型】
・<サクヤ媛岳>の麓<ディノパーク>を始め、<ナインテイル>のあらゆるところで要塞を築こうとする優占種。本拠地は<クインテリブル峡谷大要塞>にあるのではないかと言われている。
・<オーク竹甲野戦兵>のように徒党を組み、<大地人>を襲うものも多い。その群れには必ずといっていいほど、戦闘能力や統率力の高く状況判断に優れたものがいるため、雑魚と侮ると手痛いしっぺ返しを食らう恐れがある。
⇒Ⅲ・Ⅵ対ユイ・ヨサク・あすたちん、対イクス
■牝醜豚鬼 メスオーク 【人型】
・オスに比べ、より人に近い姿をしているため、人によっては美しいと感じる。シモクレンと面識のなかった海賊のひとりは、(海での生活が長くメスのオークも見たことがなかったため)シモクレンと間違えてメスのオークに酒食を饗応した。
⇒Ⅹ 対四都市同盟




