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最狂の異世界転生記録  作者: 黒髪夜斗
天の怒り 天災アポロの謎の計画編
7/20

第六章 初仕事+戦士デビューは最強の天災

 俺達は、町外れの荒れ地で暴れている、魔法使いを止めるべく、目的地に向かっているのだが。

 普通なら、1時間程度で着くはずが、ペローナが途中で「あ、もう。めんどくさ」と言って。

 アイテム、転送石を使い、10分で目的地に着いたのである。

 転送石とは、アニメ、どら〇もんの、どこで〇ドアの様なものだ。

 そんな物があったら、世界中の、の〇た君が、し〇かちゃんの入浴覗きに行くっつーの。

 まあ、そんな事は、置いといて。


 正直、俺は、途中で出てくる、雑魚モンスターで色々試してみたかった。

 クソ! チュートリアルをスキップしたもんだよ! まったく。

 え? チュートリアルなら、盗賊の時で終わったって? うん。それもそうだな。


 それに、今日は、ほぼ、俺1人の仕事だ。

 腕の見せ所だが、上手くできるだろうか……。

 

 俺達は、荒れ地を進んでいった。

 そこは、建物はほとんど、破壊されていて、人の気配すら感じない。

 空気が、乾いている、そして、とても暑い。

 ここは、砂漠か!? なら、人がいないのも、当然だな。


 すると、俺達の目の前に、少年が現れた。

 空に、浮かびながら……。

 すると、ペローナが。


「あれ? あの子魔法使い? もしかして、私らの目標ターゲットじゃね?」

「い、いやあ。あんな、生真面目そうなメガネ君が、目標ターゲットには……」


 すると、メガネ少年が、驚きながら。


「お、お前ら! なぜ分かった!?」

「否、お前が、バカなだけだろう!!」

「うむ。ならば、あいつが今回の目標ターゲットだな」

「はい。そのようですね、ですが、ショタ萌えの私としては、もったいない気がしますが、メガネッ子は、好きません」

「結局、お前は、何が言いたいんだ!?」

 

 我ながら、あっぱれな、ツッコミを入れたが当然、誰も笑わず、場の空気が重くなったのは、別の話。

 にしても、あんな子が……何のために暴走なんかするのだろう?

 ―と、俺が、1人で考え込んでいると、メガネ少年が。


「僕の名前は、アポロ・ゲロリス だ! お前ら、僕の邪魔をするなら容赦しないぞ!?」

「誰も君の、名前何か、聞いてないし。しかも、ゲロって……」


 ペローナが、喧嘩腰でしかも、笑いながら言ったので、アポロはだいぶ、激怒しているご様子。

 しかし、あの子が1人で、暴走活動するようには見えない。

 なにか、目的が?

 それなら、まだ仲間がいるはずだが……。

 俺が、また、1人で考えていると、ルーンが。


「ユウキ、私達は、他に敵の仲間がいないか、探索してきます。あなたは、アポロを抑えて下さい」

「了解!」


 俺が、まかせろと同じ意味で、そう言った。

 アポロが、急速で、ルーン達の方へ向かった。


「待てえええええっっ!!  ウアッッ!?」

「待てよ、君の相手は、俺だろ? その様子だと他に仲間が、いるみたいだな」


 そう言いながら、俺は、撃銃をアポロの、腹へ撃ちこんだ。

 腹部から、にじみ出る、血と共にアポロは、叫んだ。


「お前ええええぇぇ!! 殺してやる!!」

「子供がずいぶんと、汚い言葉を使うんだな……アマテラス、変化で肩に乗れ!」

「了解ですにゃ、ご主人」


 アマテラスは、小さな猫の姿になり、俺の肩へ乗った。

 アポロが、手を上に向けた。

 魔法か? 何で手を上に?

 

 俺は、アポロの手に釣られ、空を見上げた、すると、そこにあったものは……。


「積乱雲!? でかっ!!」

「ふふふ、僕の魔法は、天災魔法だ。あらゆる天災を操り駆使する、魔法だ」

「なっ!? それ、遠足の時とか、運動会の時に、晴れにできてめっちゃ使えるじゃねーか!?」

「ふざけるな!! そんなための魔法じゃない!」


 すこし、挑発しただけで、キレる。やっぱ、子供だな。

 俺は、右ポケットから、ナイフを取り出し、構えた。

 アポロの指が俺を指した……まさか!?

 積乱雲から、100万ボルトに昇るだろう、雷撃を俺を襲った。

 雷撃地点には、焦げ跡しか何もなかった。


「フン! 死んだか。これだから、雑魚は……」

「雑魚が何だって?」

「なっ!? ……っ」


 俺は、アポロの後ろに回り込み、否、正確には移動して、アポロを蹴り飛ばして、地面へと叩きつけた。

 あ、しまった。俺、攻撃力クソだから、意味ないや。

 アポロは、何が起こったか理解できず、驚いた表情で。


「お、お前、いつの間に!? しかも、何で浮いてるんだ……」

「ああ。それは、秘密。浮いてんのは、空中浮遊スカイだよ」

「なるほど、面白い」


 アポロは、立ち上がり、空に浮かんだ。

 こいつは、どうやら風の流れを動力に浮かんでるのか。

 アポロの右手が動いた、そして叫んだ。


「雨のレイリーシン!!」

「お、こんどは何だ?」


 空から、降ってきた無数の雨が、針へと変わり、アポロの周りで静止している。

 刹那。

 一気に俺の方へ無数の針が、飛んできた。


「よっとっ……っ!」


 俺は、右手にあるナイフを、6本投げた。実は、このためにたくさん、武器屋で買っていた。

 そして、俺は、投げたナイフを右手の操作で、自在に操り、針を全て撃ち砕いた。

 

「ご、ご主人……すごいにゃ」

「なるほど、君の魔法は、物体移動カクズか。大した工夫力だな」

「少し、違うが。ま、そう言う事だな」


 会話を終え、左手で撃銃を構え、足、腕、肩、頭と、いろんな方向へ撃ち続けたが。

 当然、それは全部跳ね返されたので、ナイフの物体移動カクズを加え、一瞬の油断も許されない、連続攻撃をくりだした。さすがの、アポロも弾き切れず、HPがガンガン削られる。


「ぐっ……。クソ!!」

「流石のお前でも、これは無理だろ?」

「フン! バカか! いずれ、精神的疲労が襲い、頂点に屈するだろうな!」

「ああ、それは、アマテラスのおかげで、心配ないぞ。よってこの連続攻撃は、永遠だ」

「なんだと!?」


 そう、これが俺とアマテラスの、1つの戦い方。

 空間魔法を使わず、魔法スキルだけで、戦い抜く。

 まさに、俺様、さいきょおおおおおおおううううううっっっ!!!!

 

「浮かれるな、アホめ」

「え?」


 ユウキの、腹部には、背後から貫通されている、針と血が吹き出ていた。


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