表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最狂の異世界転生記録  作者: 黒髪夜斗
転生!? 雄鬼生まれ変わる編
6/20

第五章 ユウキのチート能力解禁

 俺は、ルーンとペローナに軽く自己紹介をして、色々、駄弁っていた。

 面白い事に、2人共銃を使わず、杖と拳だそうだ。


「2人とも、戦闘の時は、どうしてんだ?」

「私は、後ろから、皆を回復させたり、能力値をあげてます」


 変態だが、いざとなったら、頼れそうだ。

 ルーンは、察したのか俺をにらんで来た。


「私は、拳に炎をまとわせ、ボコボコにするんだ、簡単で気持いんだぜ!」

「そ、そうか。皆やっぱりすごいんだな」

「それは、そうと、ユウキはスキルを持っていますか?」

「スキル? そんなのあったんだ」


 ルーンが聞いてきたが、この世界に、スキルがあるとは……。

 俺自身、全然分からないので、アマテラスに聞くか。


「アマテラス、俺って何かスキル持ってるか?」

「はい、神様から、特注のスキルを貰っていますにゃ」

「と、特注? どんなのがあるんだ?」


 俺は、アマテラスに質問を繰り返す。


「えーっと、身体能力上昇(45パーセント)と、解き放て我が闇の力と、魔法スキルが多少ですにゃ」


 アマテラスが、尻尾を振りながら、ホイホイと答えた。

 しかし、妙に、厨二臭い技が、あるんだが……強いのであろうか?

 魔法スキルとは、何だろう? 空間魔法以外にも、魔法が使えるということか?


「解き放て我が闇の力は、HPが、10パーセント以下になると、全てのステータスが、最高の1000になりますにゃ」

「え? 今何て言った?」


 ペローナが、震えながら、言った。

 声色も、少しおかしかった。皆のこちらへの目線が、少しきつい。

 アマテラスは、尻尾を振り続け。


「1000ですにゃ」

「1000って、ユウキ強すぎじゃん!! すごいよ、切り札だよー!」

「そ。そうなのか?」

「ユウキ! 貴様自覚はないのか!? 1000だぞ!? もはや、最強と言って良い」


 なるほど、チートスキルという事か、HP10パーセントは、リスク高いが、その分最強になると。

 無双モード突入の可能性大ではないか!! 

 俺、TUEEEEEEE、だな。

 後は、魔法スキルの事も聞こう。


「で、魔法スキルの種類を教えてくれ」

「はい、物体移動カクズと、空中浮遊スカイと、超回復ヒーリングですにゃ」

「じゃ、魔法の詳細を詳しく」

「それは、私が答えます、否、答えたいです!」


 ルーンが、自身に満ち溢れた、笑みでそう、言った。

 そうとう、答えたいのが、目を見れば、分かるほどだった。

 まあ、教えてくれるのであれば、誰でも良いが。


物体移動カクズは、名前の通り、物体を自由に動かす魔法。空中浮遊スカイは、空中で、自由自在になれる魔法。超回復ヒーリングは、HPが、1になると、70パーセント自動回復する魔法。それにしても、こんな、上位魔法を持っているなんて……」


 強い! 俺は強い! こんな、チート魔法を取得できるなんて、神様ありがとおおお!!!

 あ、そいや、神様って、あのクソ神か……前言撤回。


「あ、そいや、自分のステータスって、どうやって視るんだ?」

「頭の中で、ステータスが視たいと、案じれば見れるぞ」


 頭の中でか……集中……。

 変な事は、考えるな……。

 夏の水着のおねえさ……ステータス!

 と、欲望になんとか、打ち勝つと頭に、数字と、文字が伝わってきた。


  HP;1000(共通)


  攻撃力;7   防御力;6

  素早さ;5     運;0

  魔法攻;1000魔法防;999


 え? なにこれ? カス!? ちょ、ちょっと待って!!

 攻撃力;7!? スライムでやっとじゃん!! 運に至っては、0!?

 1パーセントの希望もないの!? 

 つか、なんで、魔法だけ、こんなに強いの!?

 俺は、このステータスを、ローブ軍団の皆に見せた。


「弱!!! くもない!? 何だ、このステータス!? ユウキ。貴様、なぜこんな事に?」

「俺が、聞きたいよ」


 俺は、ルーナの返答に、少し戸惑いを見せながら、言った。

 

「まあ、最強のチート戦士は最弱!? みたいな、感じでいいじゃん!」

「良くねーよ!? 少なくとも、まともな接近戦は、絶望的だな」

「あれ? そいえば、何で俺、あんなに射撃が正確だったんだ?」


 そう。盗賊抹殺の時だ。

 元ヒキコモリの俺が、当然、銃なんて、撃った事あるはずがない。

 たまたまにしては、出来すぎている。

 と、俺が、考え込んでいると、アマテラスが。


「あ、それなら、ご主人には、完全完璧射撃 という、特殊スキルが、転生時に備わってあるからですにゃ。どんな場所、時でも、狙った位置に完璧に命中させる事ができるそうです」


 おいおい、じゃあ、俺が、「ヘッドショットは技術だけどな」って言った覚えがあるけど。

 スキルのおかげじゃねぇぇぇぇぇかっっ!!


 ―と、俺のスキルが、話題で、色々と話が、ぶっ飛んで、盛り上がっていた時に。

 受付嬢の、コロナが勢いよく、扉を開けて、叫んだ。


「皆!! 仕事だよ!! 依頼が来たよ!!」

「何!?」

「まあ!?」

「よっしゃー!!」


 皆の、リアクションの違いに思わず、苦笑いをしてしまった。


「今回の依頼は、最近、町外れの荒れ地で、とある、魔法使いが暴れているのよ、そいつの無力化をお願いしたいわ」


 ルーナは、首をかしげて発言をした。


「殺しては、ダメなのか?」

「そうなのよ、王国側の決断で、生け捕りして、牢獄行きにしたいらしいよ」


 すると、ペローナが、唐突に無茶な事を言ってきた。


「今回の仕事、私達は監視するだけで、ユウキにやらせてみなーい? 私、ユウキの戦い方みたいし」

「それは、いいかもしれませんね! 私は、賛成です」

「うむ! 私も、異議なし!」

「異議ありっっ!! おいおい、何で、俺が初めての仕事を、1人でしないとダメなんだ!?」


 ルーンは、俺の肩に手を乗せ。

 俺の、耳元で囁いた。


「やらないと、あの魔法で、イ・タ・ズ・ラ しますよ?」

「はい、やります、ぜひ、やります」


 あの、魔法を受けると、俺は、きっと理性を失い、とんでもない事を……。

 つか、ルーン、変態で、陰険って!! まあ、いいや。


「よし! では、今から行こう!! 善は急げ!! 早速、出発だ」

「え? マジで?」


 まさか、初仕事が、こんなに、早く来るとわ!! 

 俺の、ステータスは、色々と、やばいからな。

 慎重に戦わないと、死。

 あ、良い事思いついた!!   とっておきの、戦い方を!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ