第十三章 チート能力万歳!!
対象の者が燃えて無くなるまで、消えない炎。
それが、俺の魔力……。
再びチート能力万歳!!
「ユウキ、どうやら黒の炎があなたの、メイン魔力よ」
「メイン魔力?」
「ええ、他の放出系とか、装備系も黒の炎と同じ様な感じになるの」
なるほど、黒の炎で、かめ〇め波が使えたりするわけか。
うん。最強! あ、でも、またアポロ見たいなのが出て来るかも……。
変態の事はもう、絶対忘れよう。
って、考えている場合じゃねー。
とっと、他の亜人間……あれー?
「ごめんなさい、盗んだ物返すから許してー! ひぃぃ!」
「え? ああ、許すから森の道……盗んだ物?」
「はい、盗んだ物全部返すので、どうか命だけは……」
亜人間はそう言って、回復薬、解毒薬、25000ゼニ、エロ本を置いた。
そして、エロ本の上には、ユウキ様向け、と書いてあった。
「おい!? エロ本はいらねーぞ!?」
「え!? ユウキ、私というネタがありながら……」
「そういう問題でもねーよ! エロ本はいらねーよ!」
俺がそう、叫ぶと亜人間の群れから、一人の亜人間の少年が出てきた。
何かを探すようにキョロキョロしていると、エロ本を見つけ叫んだ。
「あったあああ!! これがないと、イマイチ興奮しねんだよな! 今日はこいつで一発……」
「おまえのだったんかーーい!!」
「まあ、いいじゃない。回復薬も手に入ったし、大目に見ましょ」
俺はエミルの可愛い笑顔に負けて、許す事にした。
しかし、俺は何に怒ってたんだ? 自分でもよく分からん。
亜人間から、森の出口を教えてもらって、俺達は無事に森から抜けた。
1キロぐらい進むと、運良く町に着いた。
町の門を潜ろうとすると。
「待て。見慣れない顔だな。何者だ?」
「旅の者です。いろんな地方を旅していて、一旦この町で羽を休めようかと……」
「なるほどな、なら少し、忠告しておこう」
門の見張りをしている、兵士がそう言ってきた。
まあ、一応聞いておく事にした。
「まず、町の周りの魔物だが、東の方に死者の谷がある。そこの魔物は強すぎる」
「と言うと?」
「先日、軍の兵を2000人送ったんだ。結果、全滅した」
「全滅!?」
エミルが飛び上がった。しかし、マジで驚いた。
どんだけ強いんだよって話だ。
全滅とか……。
「それと、町の内部の話だが、ここ最近、通り魔がいるらしい。なんでも夜中に次々と人を殺すらしい」
この世界にも通り魔いたんだな。
安心して休めないよ。
まあ、宿で寝るし。心配ないか……。
「ありがとうございます! 用心して休みます」
「ああ。気を付けてな」
俺達は、兵士の善意ある忠告を受け、町に入った。
町は……なんか……貴族みたい……。
建物のほとんどが白の綺麗な神聖な、雰囲気があった。
「ここは……貴族の町なのか?」
「いいえ、普通の町よ」
ただの勘違いか……。
ま、どっちにしろ綺麗だ。まさに、ファンタジーだな。
「とりあえず、宿に泊まろうぜ。先に予約しておいた方がいいだろ」
「そうね、そうしましょ!」
俺達は、宿を予約するため、宿泊宿に入った。
カウンターには、若いお姉さんが立っていた。
うむ。絶妙なボディラインだ。それに顔も素晴らしい。
「あ、ご主人色目使ってますにゃ」
「え!? 私という、ネタがありながら」
「恥ずかしいから、おまえらやめろ!!」
クソ……カウンターの人少し、引いてるじゃねーか。
アマテラスもちょっと、乗ってきたし。
ある意味スキがない。
「宿泊ですね。部屋はどうします? やはり、ご一緒に……」
「別々で! アマテラスと俺は一緒で」
「そんなあああぁぁぁぁ」
「ご主人、ありがとうございますにゃ」
これでエミルが少し、落ち着けばいいんだが。
あ、そいえば、魔力とかもっと、知りたいな……エミルに聞くか。
「エミル、魔力とか教えてくれよ。他の放出系とか使いたいし」
「うーん。なら、仙人に教えてもらうといいよ」
「仙人? 誰だそれ」
「この町にいる、魔力の仙人よ! 案内してあげる」
エミルについて行き、亀仙人か、仙人か知らないけど、何かすごい人のところに行くことにした。
そして、仙人の家に着いたが……。
「ほっほっほっほっほ。最近のAK〇48は、最高じゃのう。特に、パイが大きいのう」
「変態かよ」
「変態とはなんじゃ! 偉大なる仙人じゃぞ!」
「偉大なる仙人が、アイドルで興奮するなよ」
「ぐ……っ」
ちょっと言い過ぎたか。
まあ、本当の事だし、いっか。
「まあ良い。お主、魔力を習いたいのじゃな。ならば、ワシに任せろ」
「おう、よろしく頼むぜ!」
「ところで、お主はどんな魔力をつかうんじゃ」
「黒の炎です」
仙人は、少し驚いた表情だったが。
すぐに、いつものニヤケ顔に戻った。
一言言うと、ウザいな。ものすごくウザいな。
「おお、怖いね~。黒の炎か、歯応えはあるそうじゃのう」
「仙人は、どんな魔力使うんだよ?」
「ワシか? ワシの魔力は、完璧真似事じゃよ」
「だっせ……パーフェクト・コピーなら分かるけど」
仙人は、ほっほっほと笑いだした。
何か可笑しい事を言っただろうか……。
やっぱ、ウザいな。
「皆、ダサいと言うが実際、パクリの方が強いんじゃよ」
「は? 真似事とコピーなら、どう考えてもコピーの方が……いや違う!」
「お? 気付いたようじゃな」
そうか、つまり、コピーは対象の魔力をコピー。要するに、何もかも一緒になるわけだ。
しかし、パクリは、真似事……つまり。
「実力次第で、相手の魔力より凄まじい、威力を持つ事も可能じゃ。コピーなら、パワーも一緒になるから、勝負が中々決まらんのじゃよ。そして、パクリは感覚さえ掴めば、その魔力も自由自在に使えるようになるんじゃよ」
すごい、これこそチートだ! 仙人意外とやるじゃん。
俺は、仙人が少しだけ、輝いて見えた。
ハゲの頭でな……。
「なら、ユウキよ。お主の黒の魔法で、ワシに攻撃してみよ」
「お、おい! 仙人死ぬぞ!?」
「構わん。そんな雑魚魔力、余裕じゃ」
雑魚…………だと……?
うっそおおおぉぉぉぉぉぉぉ!? チート発見かと思ったのに!!!
世界は俺に冷たいんだなっっ!!




