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最狂の異世界転生記録  作者: 黒髪夜斗
異世界で異世界転生―ルーナ救出編
13/20

第十二章 もう、異世界で異世界転生ってどういう事!? 2

 あれ……何で……そっか。ルーナを助けに来て、それで、寝ちゃったのか。

 それにしても、何だこの状況は……整理しよう。

 まず俺は、芝の上で寝ている。ここまでは良い。

 

 だが、俺の視界には、エミルのドアップ画が映っている。

 どういうことだ……そして、エミルの大きな胸が、俺の胸に当たっている。

 柔らかい感触が胸に伝わる……。

 はあ……。エミルはこんな状況でも寝ている。


 つか、寝相悪すぎだろ!? 寝顔が可愛すぎて寝れないよ!!

 もう起きるか、めんどくさいし。


「おーーい。エミル、起きろ。朝だぞ」

「ん……う、んん? ……」

「おはよ、よく眠れたか? 昨晩は積極的だったな」


 と、俺は少し悪ふざけをしてみた。

 すると、エミルの頬がどんどん、真っ赤に染まり。


「え? そんな……責任とってよ?」

「え………………?」


 ちょっと、そこは、「きゃああ、変態!」 じゃないの!?

 殴らないの? 真に受けちゃうの!?

 どうやら、エミルは冗談は通じないみたいだ。


「えっと……さっきのは冗談で……」

「ふふ、誤魔化さないで、ユウキのしっかり感じた記憶があるもの」

「え…………」


 ん? それは、誤解だよ? 俺は何もしてないぞ。

 あなた記憶を勝手に、変えてるだけだよ。


「ん……ご主人……え!? な、何をしてるのですかにゃ!?」

「あ、アマテラス! これは誤解だ!」


 アマテラスが誤解するのも、無理はない。

 なんせ、エミルが俺に、上から抱きついているからな。

 

「そうでよね、ご主人がそんな事するはずが……きっと事故にゃ」


 アマテラス、おまえ、軽いよ。そんなんじゃ、イケメンにイチコロだぞ。

 

 まあ、そんな感じで俺達は朝を迎え、森を抜けようと、旅? 続けた。

 

「あれは……モンスター?」


 昨日のケルベロスとは、明らかに違うものが、俺達の目の前に現れた。

 何か……不吉な物をまとっている様な……。

 だが、こいつらは、普通のモンスターより強いのが分かる。


「こいつらは、魔物よ」

「魔物?」

「ええ、昔。神を守るために作られた、傭兵よ。しかも、魔力を使うわ」

「魔力? 魔法とは違うのか?」


 コクリとエミルが頷いた。

 どうやら、魔法はあらゆる、手段に使うものであり、魔力は魔法を発生させる、力そのもの。

 魔力には、様々なパターンがあって。

 

 放出系。装備系。強化系。特殊系。神系。

 この分類の中にも、種類があり未だに、全部は知られていない。

 稀に、その人物特有の、魔力があるらしい。


 因みに魔力は、魔物だけではなく、人も使える。

 修業しだいで、可能性は無限大だとか……。


「来るよ!!」


 考えてる途中に、魔物がこちらに飛びついて来た。

 人間? いや、違う。

 容姿は人間と変わらないが、人間の器官や肌の色などが違う。


 目は黄色に光、鋭いライオンのような牙がずらり。

 耳も歪な形をし。肌の色は緑……ゴブリンか!? 上等!!


「気をつけて! 亜人間よ!」


 …………勘違いでした。


「なら、まじで行かしてもらうぜ」

「まっ……」


 遅かった。エミルが言いだす頃には、俺はもう突撃していた。

 空間魔法を使い、手首から上の撃銃を握った手を、ゴブリンの目の前に移動させた。

 

「まずは、一匹」


 バンッッ と銃声がなり、ゴブリンの額に風穴が開いた。

 んじゃ、二匹目と銃を向けた時……。

 あれ? 銃がない……。


「ケッケッケッ。銃はこっちにあるぜ?」

「おまえ、喋れたのか!?」

「驚くところそこか!?」


 どうやら、亜人間は人間と、思考が違うだけで、知性が変わらないらしい。

 しかし、非常にマズイ。攻撃しようにも銃がなければ……。


「ユウキ! 魔力を使うのよ! 初めてでも強化系は使えるはず!」

「で、でも、どうやって!!」

「イメージよ! 自分の体を強化したい物質を魔力を高めて、イメージするの」

「自分を強化したい、物質……」


 何がある……。炎で体を強化? いやダメだ。普通すぎる。

 きっと向こうも耐性を付けているだろう。

 俺のイメージ……黒……厨二。


 闇の炎? 厨二の定番だ! これもっ……待てよ。

 悪魔でも、俺達の世界の定番だ。こっちの世界では異質のものかも知れない。

 そもそも、こっちの世界では厨二病という、定義は存在しない。


 そうか! 異世界では厨二病が強いんだ! 

 異世界に憧れ続けた、厨二病の発想豊かな、様々な考えを用いれば、攻略できる。

 そうだ!


 異世界は、厨二病になったもん勝ちなんだ!!! 

 ならば、俺はその信念を貫く!


「黒の炎! 絶命のファイヤー・デスニタス!!!」


 発声と同時に、俺の体が黒い炎に包まれた。

 これこそ、厨二病の夢!! は置いといて。

 とりあえず、空間魔法と組み合わせて……。


 拳を作り、再び亜人間の前に、拳を移動させた。

 

「そいっ」


 軽い口調と共に、顔面をボカっと殴ると黒の炎が、亜人間に燃え移った。

 燃え方が普通の炎と違った。

 音もせず、焦げくさい臭いもしない。だが、死の臭いが漂っている。


「ぎゃあああ!! 熱い! 熱いいいい!! 消してくれ!!」

「待ってろ! マイケル」


 もう一人の亜人間が言った。どうやら、俺が殴った奴がマイケルと言うらしい。どうでも良いが。

 亜人間は、水の放出系魔力を使った。大量の水がマイケルにかかった。


「よし! これで消えたはず……なんだと!?」

「熱い……速くしてくれ!!」

「消えないんだ! 火が全く消えないんだ!!」


 周りのゴブリン達がざわめきだした。何かすごい事をやらかしたような……。


「ユウキ! その魔力、何をイメージしたの!?」

「えっと、黒い炎だけど……」

「黒い炎……ユウキ! 黒い炎はこの世にあってはならない、魔力の一つよ!」

「この世にあってはならない……禁断の魔力とかか?」


 エミルが震えだした……。なんか本気でヤバそうだ。

 空間魔法ほどのチートはもう、ないと思うが……。

 仮に有っても、天災だと思うが。あ、哀れな変態の事はもう、忘れよう。

 心が痛くなる。


「あのね、ユウキ。黒い炎はね……」

「うん……」

「対象の者が燃えて無くなるまで……」

「うん……(なんか、ヤバい予感が……)」


「如何なる魔法、手段、神の力、その神でさえも……絶対に消えないの」


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