表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最狂の異世界転生記録  作者: 黒髪夜斗
天の怒り 天災アポロの謎の計画編
11/20

第十章 買い物は慎重に

 あの一件から、俺達はアポロの裏に潜む陰謀を、暴こうと。

 町に人に聞きこみ、情報屋を当たったが。

 何も手掛かりは掴めなかった。


 かと言って、諦めるつもりはない。

 絶対にあの変態計画を終わらしてやる。

 しかし、時には休憩も必要。


 なので、俺達は町に出歩き、買い物。すなわち、ショッピングだ!!

 ―と、町の大通りを歩いていると、ペローナが紙をくるくるといじりながら。


「あ、私、防具見たい! 誰か一緒に来てよ!」

「よし、ならば私が行ってやろう! ルーンはユウキと行動してくれ! 2時間後にこの新聖樹の下に集合だ!」


 俺のすぐ真横の木を指してルーナが言った。

 どうやらこの、めちゃくちゃでかく、白色の幹をした言わばネギの様な色合いの木が新聖樹らしい。

 本で読んだ事あるが、新聖樹は町に1つあり、人々を邪悪な力から守るだとか、何やら結界を張っているらしい。

 ルーン曰く、新聖樹が破壊されると、その町の崩壊、死を意味するだとか……。


「ユウキ? 何をボーっとしているのですか? ふふ、可愛いですね。行きますよ」

「あ、悪い! 今行くよ」


 ま、細かいことは気にせず、とりあえず今日は楽しむか。

 ああああああっっ!!

 そいえば俺! 買い物なんて小学1年以来じゃねーか!


 買い物なんてできる気がしない。

 対人スキル0のこの俺に何を求めているんだ!? 冗談きつすぎ。

 しかも、あの時は、雪奈がリードしてくれたからなぁ。


 雪奈、元気にしているだろうか……。

 あいつには、いい人生送ってほしいな。

 俺は、考えながらも足を進めた。


 屋内に入ると、そこはもう、戦争。

 セールや、無料という言葉に敏感な、主婦が家族のため、己のプライドのために意地を魅せる戦争だ。

 ま、俺はもちろん参加しない、とっととルーンと他の所に……あれ?

 いない……。何処行った!? 


「てえええぇぇいいっっ!! やああああぁぁぁっっ!! 負けませんよおおぉぉ!!」


 ルーンの威勢の良い叫びが聞こえた。

 声のする方向はご察しの通り、戦争地から聞こえる。

 なるほど。戦場に向かったのか。

 ならば、俺に出来ることは1つ。


「がんばれええええぇぇぇぇぇ!!! ルーーーーーーーン!!!」


 そう、応援だ。

 男はあの戦場に参加しては、ならない。

 痴漢行為を疑われるからだ。 そんなの絶対いかない。


「ユウキ!? よし! がんばりますよぉぉっっ!!」

「おう!! じゃんじゃん買ってこい!」

「はい!」


 10分後……。俺はそろそろ終戦かと思い、トイレから戦場に行った。

 ルーンが立っていた、が。

 その両手には、山積みの服、日用品があった。金額も相当だろう。


「ユウキ! 戦争に勝ちましたよ」

「そうみたいだな、何か良い物買えたか?」

「はい、可愛い帽子に、可愛い服に、可愛い靴下に、可愛い洗濯バサミに……」


 可愛いしか言ってないし、しかも長引きそうだから、俺は話を受け流す事にした。

 それにしても、誰が持つんだよ、その荷物。

 悪い予感が……。


「ユウキー! 荷物持ってくださーい!」

「嫌です。拒否します」

「拒否したら、イタズラしちゃいますよ?」

「持ちます、ぜひ持たせていただきます」


 この人のイタズラは、イタズラ程度ではすまない。

 この前のイタズラでは、それはもう過激すぎて理性がぶっ飛ぶかと思った。

 同じ過ちは繰り返してはいけない。


 事実上、俺はこの人に逆らえない。

 ドMな奴には、快感かも知れないがあいにく、俺はそうじゃない。

 

「ご主人……缶詰買ってくださいにゃ」

「ああ、そうだな! OK、この辺に食品店は……あった!」


 辺りを見回すと案外近くにあり、これはついてる。

 さっそく、中に入った。元の世界とは変わらないほどの種類の食べ物があった。

 いろんな食品を見ていくと、マグロの缶詰があった。

 

 原料を見てみると、ガンマグロなど聞いたことない原材料ばっかだ。

 美味しいなら問題ないが……。

 とりあえず、アマテラスが目を輝かせていたので、買うことにした。


 さっそく、アマテラスに食べさせると。


「お、お、お、美味しい!! ご主人も召し上がってくださいにゃ」

「お、おう」


 ためらいながら、一口、口に放り込んだ。


「美味い。向こうの世界よりも美味い」


 味が濃く、ほどよい脂身もあり柔らかく、食べやすい。

 最高の一品だ。

 幸せだ。 好物を頂けることに感謝だ。


「さて、次はどこ行く?」

「そうですね……道具屋で何か買います?」

「いいね! そうしよう!」


 ホール場のような、このショッピングモールでは、家庭用品だけでなく戦士にも優しい。

 武器屋、道具屋、防具屋。様々な店がある。

 うん。優しい。


 道具屋行くと、そこには、回復薬、対象の者の効果を増強させる、増強剤。解毒薬などなど。

 種類豊富な薬品まであった。

 さっそく、一通り買った。なんだか冒険者みたいな気分だ。


「ちょうど、2時間前ですね、新聖樹に行きましょう」

「お、もうそんな時間か! んじゃ行くか」


 新聖樹に向かった。しかしそこに居たのは……。

 ペローナだけだった。


「あれ? ルーナはどうした?」

「てへ! 迷子なって置いてきちゃった!」

「うおおおおおいいい!! 探すぞ!!」


 何考えてんだ小娘! 仲間を軽いノリで捨てるなよ!

 それにしても、ルーナも拍子抜けた所もあるんだな。ビックリだ。

 

「では、探しますか!」

「「「おう!!」」」


 こうして俺達は、再び戦場に潜り込む事になった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ