表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/110

国防軍ドイツと連合国のデタント

Ⅰ.前提条件(1970年代末までに揃っていた状況)

全員が「これ以上の大戦」を望んでいない

• 連合国:

・二度の世界大戦

・中華・ロシア・欧州の同時不安定

→ 拡張より管理へ

• 国防軍ドイツ:

・勝っていない

・負けてもいない

・だが疲弊している

勝者不在の世界が、デタントの土壌になります。

---

ドイツはすでに「二つ」に分かれていた

• 西〜中欧:国防軍支配地域

• 東欧・ヨーロッパロシア:親衛隊領(東方生存圏)

この時点で連合国は気づいています。

「ドイツ問題」は一つではない

---

Ⅱ.1980年代:デタントの始動(静か・非公式・段階的)

最初は“政治”ではなく“実務”

接触の実態

• 捕虜・行方不明者問題

• 国境事故の処理

• 航空・海運の安全協定

• 疫病・災害時の情報共有

これらはすべて:

• 条約ではない

• 記者会見もない

• だが確実に積み上がる

---

連合国側の判断

「国防軍ドイツは、

約束を守る“組織”として機能している」

※ 親衛隊領とは明確に区別される

---

国防軍ドイツの戦略転換

国防軍はここで意識的に線を引きます。

明確なメッセージ

• 「我々は親衛隊の行動に責任を持たない」

• 「東方政策はSSの専権事項である」

これは逃げではなく

生存戦略

連合国はこの言い分を黙認します。

---

日本連邦・英連邦の役割

日本連邦

• 欧州安定は海上貿易の前提

• 親衛隊領との直接関係を避ける

• 国防軍ドイツとは経済・技術交流を再開

英連邦

• 表向きは厳格

• 裏では「秩序維持」を最優先

• ドイツ国防軍を防波堤として扱う

---

Ⅲ.親衛隊領の「孤立」はなぜ始まったのか

重要なのは

孤立は制裁ではない

誰も手を差し伸べなくなっただけ

• 国際会議:呼ばれない

• 経済取引:成立しない

• 技術流入:止まる

• 公式声明:ほぼ言及されない

無視されるという最悪の扱い

---

親衛隊領自身の選択

• 妥協=裏切り

• 現実主義=堕落

• 経済効率=弱さ

結果:

• 自給自足幻想

• 精神主義の先鋭化

• 内部粛清の常態化

---

自由ロシアとの関係悪化

• パルチザン支援疑惑

• 国境での銃撃戦

• 暗殺と報復の連鎖

しかし:

• 親衛隊は全面戦争を避ける

• 自由ロシアも力不足

→ 終わらない低強度衝突

---

Ⅳ.1980年代末の世界構図(確定)

世界の認識

地域 扱い

国防軍ドイツ 問題はあるが交渉可能

親衛隊領 危険だが手出し無用

自由ロシア 同情はするが支援限定

日本連邦 安定化の担い手

---

決定的な一線

連合国と国防軍ドイツは

「親衛隊抜きで世界を管理する」

という暗黙の合意に到達した

---

Ⅴ.この時点で仕込まれた“時限爆弾”

• 親衛隊領は「包囲された」と感じる

• だが実際には「見捨てられた」

• 外敵より、意味の喪失が進む

これが後に:

テロという形で

“存在を思い出させる行為”に変わる

---

まとめ(短く)

1980年代のデタントとは、

和解ではなく「分離」だった。

国防軍ドイツは世界に戻り、

親衛隊領は世界から降りた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ