表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
89/110

中華戦争・後半(1969〜1972年)

概観

この段階の戦争は、もはや戦争ではありません。

国家の溶解過程に付随する暴力

です。

---

Ⅰ.決定的事件:溥儀の死去(1969年)

突然だが、必然

1969年初頭、溥儀が北京(あるいは南京)で死去。

• 病死

• 暗殺説が流れるが真相不明

• 政府は数日間、情報を秘匿

この「数日」が致命的でした。

---

情報統制の失敗

地方では:

• ラジオの沈黙

• 噂の爆発

• 中華民国側の即時宣伝

「皇帝は死んだ

帝国は終わった」

帝国政府の言葉が最初から信じられていない

---

Ⅱ.皇帝なき帝国の即時崩壊

継承の不可能性

政府は急遽、

• 後継皇帝擁立

• 摂政案

• 皇帝制一時停止

を検討するが:

• どれも正統性がない

• 軍・官僚の合意が取れない

• 日本連邦は支持を表明しない

皇帝制は制度として即死

---

軍の「国家離脱」

帝国軍は分裂する。

• 一部:都市防衛に専念

• 一部:命令待ちで動かず

• 一部:中華民国と停戦・合流

重要なのは:

誰も「帝国のために」戦わない

---

Ⅲ.中華民国の「勝利なき勝利」

攻勢ではなく「浸透」

中華民国軍は、

• 大規模進撃を行わない

• 空白地帯に行政を送り込む

• 旧帝国官僚を吸収

結果:

• 内陸と周辺部では支配拡大

• だが沿岸では拒絶される

---

沿岸都市の離反

1969年後半〜1970年にかけて:

• 上海:暫定自治委員会設立

• 広州:港湾防衛評議会発足

• 天津・青島:税送金停止宣言

名目は:

「内戦から市民と通商を守るため」

実質は:

中央からの完全離脱

---

日本の対応が決定打

日本連邦は:

• 皇帝制存続を否定

• 中央政府支持を撤回

• 沿岸都市の安全確保を最優先

これは国際社会への明確な合図。

「中国を一つに戻す意思はない」

---

Ⅳ.中華民国の崩壊(1970〜72)

勝者が統治できない

中華民国は:

• 沿岸を取れない

• 内陸は軍閥化

• 財政破綻

• 内部粛清と分裂

「勝利」はもはや意味を失う。

---

中華民国の解体

1971〜72年頃:

• 重慶政府が機能停止

• 地方司令官が独立

• 「中華民国」名義が消滅

帝国も共和国も同時に終わる

---

Ⅴ.戦争の終わり方

終戦宣言は存在しない

• 停戦条約なし

• 勝者なし

• 首都陥落なし

ただ、

誰も中央政府を名乗らなくなる

それが戦争の終結。

---

Ⅵ.戦後世界(1970年代初頭)

結果まとめ

• 沿岸部:

• 都市国家化

• 日本経済圏に編入

• 内陸部:

• 内戦・群雄割拠

• 中国統一:

• 国際的に「非現実的」と認識

中国は、

国家としては死んだが、

文明としては生き続ける

---

Ⅶ.物語としての評価

この後半は:

• 戦争のクライマックスではなく

• 国家崩壊の描写

であり、極めてリアルです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ