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第三帝国の軍事クーデター→分裂→国防軍臨時政府の停戦交渉開始までの流 れ

◆第 1段階:国防軍の「総統排除」計画(1954年初頭)

■背景条件

• 連合国(日本・英連邦・ヌーベルフランス)は長期戦で疲弊

• ドイツ本土は制空権・制海権喪失

• 東方では親衛隊が主導権を握り、ヨーロッパロシアで焦土化作戦を拡大

国防軍上層部(特にハインツ・グデーリアン系の実務派)は次の判断に至

る。

「ヒトラーの指導では総力戦は維持不可能であり、

早期停戦しか国家生存の道はない」

しかしヒトラー本人は徹底抗戦を要求し、

兵站・徴兵制度は完全崩壊寸前。

---

◆第 2段階:ベルリン中枢でのクーデター(1954年8月)

■作戦名「秋霜(Herbstreif)」

国防軍は以下の三本柱で行動する。

1. 総統官邸の制圧

• 近衛兵の一部を買収し、抵抗を最小限にする

• 親衛隊の警護隊を迅速に武装解除

2. 情報省・宣伝省の掌握

• ゲッベルス派を拘束

• ベルリン放送局を封鎖して国防軍が声明を発表

3. 首都防衛軍の中立化

• 司令部を抑え、親衛隊に指揮権が渡らないように封鎖

• 親衛隊派は地下壕に逃亡、抵抗は散発

■ヒトラー拘束と生存確認

総統官邸は破壊されることなく制圧され、

ヒトラーは地下壕で無血拘束される。

国防軍は「病気療養」を名目にヒトラーを隔離し、

公式にはこう発表する:

「総統は健康上の理由で職務を遂行できない。

政務は軍事評議会が暫定的に代行する」

---

◆第 3段階:ベルリン臨時政府の成立(1954年9月)

■構成

• 国防軍元帥・将軍からなる軍事評議会

• 旧外務省の官僚を復帰

• 経済省は技術官僚が中心となって再建計画を策定

臨時政府は自らを

「ドイツ国・臨時国家管理政府」

と称し、第三帝国の継続を主張しつつも

ナチス党の政治権限を停止。党幹部を拘束または追放。

---

◆第 4段階:第三帝国の分裂の顕在化(東方での親衛隊反乱)

■親衛隊東方軍団の反応

ヨーロッパロシアに展開していた親衛隊(SS)は

ベルリンの動きを即座に「国防軍の裏切り」と断定し、

東方軍管区司令官(ヒムラー系)がラジオで以下を宣言:

「ベルリンは軍部反逆者に占拠された。

我ら東方軍団が正統政府を継承する」

これにより第三帝国は事実上、

**ベルリン臨時政府(国防軍)**と

**東方SS政権(親衛隊)**に分裂する。

■地理的境界

• ポーランド以西 → 国防軍臨時政府

• ポーランド以東 → 親衛隊東方政権

• ヨーロッパロシア → 親衛隊が支配、焦土化を継続

国防軍は東方への影響力を完全に喪失する。

---

◆第 5段階:臨時政府、連合国との停戦を正式提案(1954年10月)

■声明の内容

臨時政府はベルリン放送で以下を発表する:

「ドイツ国は戦争終結のため、

日本、英領北米、ヌーベルフランス、

および連合諸国に対し停戦交渉を要請する。

条件は双方の前線固定と即時の民間人保護である。」

主張の要点:

1. ドイツ本土の無条件降伏は拒否

2. 連合国による占領管理は最小限化

3. 代わりにナチス党の廃止と戦犯の引き渡しを約束

■連合国の反応

連合国側(特に日本・英連邦・ヌーベルフランス)は

以下の理由で受諾に傾く:

• 自国も長期戦で疲弊

• 勝利は確実だが、東方SSの抵抗が続くと泥沼化

• 戦後秩序の再建を急ぐ必要がある

ただし彼らは要求する:

「ライン河以西の即時撤退と中欧の非軍事化」

国防軍は渋りつつも、交渉継続を選ぶ。

---

◆第 6段階:東方SS政権の妨害と戦局の複線化

■親衛隊の行動

• 自らを「総統代理政府」と称し、停戦を否定

• ロシア西部の資源を掠奪し、焦土化政策を徹底

• 国防軍に対し「裏切り者リスト」を作成して処刑宣言

■国防軍の内部混乱

東方から撤退してくる国防軍部隊の一部は

SSに協力を強要され、帰還途中で衝突多数。

ベルリン臨時政府は慌ててこう宣言する:

「親衛隊は国家に対する叛乱勢力であり、

戦争継続の意図を有する危険な独立軍閥である」

こうして世界は初めて

第三帝国が分裂したことを正確に認識する。

---

◆第 7段階:停戦交渉の本格化(1955〜1956)

臨時政府は以下を連合国に正式提案する(案):

---

① ドイツ本土の武装解除

• 国防軍を縮小し、治安軍へ移行

• 重火器と航空戦力の大部分を廃棄

② ナチス党の完全廃止

• 党幹部を裁判にかける

• 親衛隊を「違法武装組織」と宣言

③ 東外征戦略の放棄

• 東欧・ロシア支配の否定

• 東方SSの動きは「反乱」であり、ドイツ国とは無関係と主張

④ 戦後復興のための国際管理

• 英・仏・日本による監視団を受け入れ

• 経済復興のための借款を要求

---

連合国はこれを検討しつつ、

最大の懸念をこう表明する:

「東方のSS政権が存続する限り、ヨーロッパの安全は保証されない」

国防軍もこれには同意しつつ、

• 「軍事的には介入できない」

• 「SSとの内戦は避けたい」

と弱みを見せる。

---

◆最終的な結果( 1950年代後半)

■第三帝国は完全に二つに分裂したまま固定化

• ドイツ臨時政府(国防軍)

→ 連合国と停戦を結び、欧州西部を再建

• 東方SS政権(ナチ残党国家)

→ ヨーロッパロシアを支配し、自由ロシアと泥沼戦争

この分裂は後の「欧州冷戦構造」の起点となり、

国際政治は以下の三極に移行する:

1. 連合国(日本・英連邦・ヌーベルフランス)

2. ドイツ臨時政府(西部)

3. 東方SS政権+自由ロシアの内戦地帯

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