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■ バルバロッサ作戦(1945)

1. 作戦発動の背景

● ロシアの極度の消耗

1944〜45年の中露戦争で、ロシア極東軍は以下の状態にあった:

• 満州奥地へ無理に前進し補給線が伸び切っている

• 冬季作戦で車両損耗が激増

• 捕捉した都市の治安維持で兵力拘束されている

• シベリア鉄道の移送能力が限界

満州支配にのめり込んだロシアは、ヨーロッパ側の兵力を大幅に削ってい

た。

● ドイツ側の判断

ドイツ総統府と参謀本部は、ロシア軍の「満州への兵力偏重」は致命的と評

価。

「ロシアの防衛線は、今ならば紙のように破れる」

として、対露攻撃を「短期決戦で勝利できる戦争」と捉え、作戦発動を決断

する。

---

■ 2. 独軍の作戦計画

大戦力三個軍集団の投入

編成は史実に類似するが兵力はより増強され、装備も1945年相当の最新型。

軍集団 目的 兵力

北方軍集団 バルト海沿岸の制圧・レニングラード包囲 約75万

中央軍集団 ミンスク → スモレンスク → モスクワ直進 約120万

南方軍集団 ウクライナ・黒海沿岸 → コーカサス油田奪取 約100万

総勢 約300〜320万、航空機5000機、戦車1万両におよぶ。

作戦目的

1. ロシア西部の軍事力を一撃で粉砕する

2. モスクワ・レニングラード・ウクライナを短期間で制圧する

3. 可能ならばコーカサス油田を奪取しロシアの戦争能力を根絶する

新兵器・戦術

• 高速機動戦(電撃戦)の完全成熟版

• 長距離砲を高速牽引する新型の装甲トラック

• 自動化物流システムの導入

• 戦術航空軍による地上支援の密度倍増(史実比)

史実よりも機械化率が高く、「ドイツ版・総力戦機動軍」と呼ばれた。

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■ 3. 開戦—奇襲の成功(1945年6月)

● 奇襲の完全成功

ロシア西部国境は以下の状態だった:

• 正規軍の多くが満州へ転用

• 地域守備隊と国境警備隊が主体

• 装甲戦力ほぼなし

• 兵站・指揮系統が分断

そのため、開戦初日から国境防衛線はほぼ無抵抗で崩壊する。

● 中央軍集団の猛進撃

• ミンスク陥落:開戦5日目

• スモレンスク到達:10日目

• モスクワ外縁まで20〜25日

これは史実の1941年よりはるかに速い。

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■ 4. 北方戦線—バルト三国崩壊

北方軍集団はバルト三国エストニア・ラトビア・リトアニアを一掃し、

レニングラードを北から包囲する。

ロシア軍はバルト地域に戦略的価値を見出しておらず、

守備隊はほとんど撤退するか降伏した。

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■ 5. 南方戦線—ウクライナ・クリミア・コーカサスへ

南方軍集団はウクライナを突破し、黒海沿岸へ進撃。

● キエフ包囲

ロシア軍はキエフの防衛を試みるが、

補給不足と空軍の壊滅でまともな抵抗にならない。

ドイツは機甲部隊でキエフ周囲に巨大な包囲網を形成し、

ロシア軍の大兵力(約20〜25万)を捕獲。

● コーカサス油田への野心

南方軍の次の目標は:

• グロズヌイ

• バクー油田

これらを奪ってロシアを経済的に窒息させる計画が進んだ。

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■ 6. ロシア側の反応

■ 6.1 指揮系統の混乱

トゥハチェフスキー指導下のロシア軍は、「極東主力」の前提で編成されて

いたため、

ヨーロッパ側の緊急対応がまったく用意されていなかった。

• 指令が届かない

• 増援はシベリア鉄道で数週間かかる

• 兵站網も攻撃され麻痺

■ 6.2 極東軍の帰還不能

満州にいたロシア主力は:

• 長い鉄道移動が必要

• 日本および中国ゲリラの妨害

• ロシア国内の反乱による鉄道寸断

などにより、ヨーロッパ正面に戻ることが不可能。

■ 6.3 国内情勢の動揺

• 農村での反乱

• バルト・ウクライナ・コーカサスの独立運動

• 戦時独裁への反発

後方の治安も崩れ、国家機能が瓦解し始める。

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■ 7. モスクワ攻防戦(1945年7〜8月)

ドイツ中央軍集団はモスクワに迫り、激戦が開始。

● 防衛軍の不足

モスクワ防衛軍は寄せ集めで、

• 老兵

• 新兵

• 労働者民兵

• 憲兵

などで構成されていた。

まとまった装甲部隊は皆無。

● ドイツは包囲作戦を選択

ドイツ軍は正面攻撃を避け、

南北から大規模な迂回運動でモスクワを包囲。

モスクワは1945年8月中旬に孤立。

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■ 8. ロシア国家の崩壊(1945年秋)

● 政府の東方撤退

ロシア政府はウラル山脈以東への遷都を発表するが、

中央官僚と軍の大半が混乱して移動できず。

● クーデター・内乱

トゥハチェフスキーへの不信任が高まり、

軍内部でクーデター未遂が頻発。

地方では軍閥化が始まり、ロシア国家は事実上崩壊し始めた。

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■ 9. 影響

日本への影響

• 満州に集中していたロシア軍が崩壊し始める

• 日本軍は中国戦線で反攻を開始しやすくなる

• 中国国民党軍も補給を断たれ崩壊へ向かう

ヨーロッパ情勢

• ロシアの崩壊により東欧は勢力空白地帯と化す

• ドイツは短期間で広大な領土を支配する

• しかしドイツも補給と統治に問題を抱える

---

■ まとめ

この世界のバルバロッサ作戦は:

◎ 史実よりも遥かに深くロシアを打撃

◎ しかしドイツも戦線拡大で負担が増大

◎ 日本は東アジアで反攻可能となる

◎ 世界大戦の焦点が「対ドイツ」へ移行する

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