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連合国の成立

■ 1. 連合国成立の前提:四国枢軸同盟の成立と欧亜同時危機

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● 1930年代末〜1940年:不穏な国際情勢の累積

日本連邦、イギリス、ヌーベルフランス(亡命帝政+自由フランス)は、そ

れぞれ独立したブロック体制を構築していたが、1939〜1940年の世界恐慌

の再燃や、ロシア帝国のトゥハチェフスキー政権による軍拡、中華民国(蒋

介石)の軍国化などが重なり、国際情勢は急速に悪化していた。

とくに、

• ロシアの極東軍備強化

• 中華の満州要求の強まり

• ドイツの再軍備とポーランド威圧

がお互いを補強し合う形でリンクし、結果的に

独・伊・露・中 四国連合(枢軸同盟)

という、史実以上に強大な軍事ブロックが成立する。

この枢軸同盟は、欧州とアジアを結ぶ「大陸横断枢軸」を掲げ、

海洋勢力(日本連邦・英・ヌーベルフランス)を包囲網で圧迫する戦略を採

用した。

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■ 2. 1941年:二正面同時侵攻—ポーランド分割と満州電撃戦

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● 独露のポーランド分割

1941年春、ドイツとロシアが事前協議のうえでポーランドへ同時侵攻。

ポーランドはわずか数週間で崩壊し、亡命政府はロンドンへ逃れる。

これが欧州の均衡を崩し、

• フランス本土は恐慌状態

• 英本土はBEFの派遣準備に追われる

• ヌーベルフランスは北米防衛を固めつつ支援を模索

という混乱が広がる。

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● 中露の満州侵攻(アジア戦線)

同年、ロシアの後押しを受けた中華民国が満州へ総攻撃。

ロシア軍も北方から参入し、日本連邦の満州戦線は急速に崩壊。

• 奉天=陥落

• 長春=包囲

• 哈爾浜=孤立

• 朝鮮国境線まで撤退

となり、日本連邦は朝鮮南端への総撤退を強いられる。

これにより、

日本連邦・イギリス・ヌーベルフランスの三国は

「各個撃破」を恐れ、同盟強化へ向けて一気に動き出す。

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■ 3. 英仏の危機—西方電撃戦とフランス本土崩壊

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1941年末、ドイツはイギリスへの宣戦を決断し、

史実以上の速度でフランスへ侵攻(西方電撃戦)。

• マジノ線突破

• パリ陥落

• フランス政府は2週間で崩壊

ヌーベルフランス帝国は「亡命帝政」として正統政府を維持するが、

本土喪失により軍事力は激減。

イギリスはBEF撤退(史実のダンケルク以上の損害)に失敗し、

英本土は爆撃とUボート戦の脅威にさらされる。

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ここで初めて、イギリスは「日本連邦との全面的同盟」を求める

イギリス首相は緊急電文で日本連邦議会へ

「欧亜二戦線での同時崩壊を避けるための同盟」

「海軍戦力の統合」

「北米の産業力動員」

を要請。

日本連邦側もこれに応えざるを得なかった。

なぜなら、

• 朝鮮半島が崩壊寸前

• 本土空襲が始まりつつある

• 南方資源海域も脅威にさらされる

という危機が目前だったからである。

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■ 4. 1942年:三国の秘密協議—ロンドン・キョウト・ケベックの三会談

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枢軸同盟に対抗するため、3つの会議が秘密裏に開催される。

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◎ 第1回:ロンドン会談(英・ヌーベルフランス)

• ヌーベルフランスの正統政府としての承認

• 北米からの兵力と軍需支援の共同化

• 欧州戦線での英仏統合司令部設置

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◎ 第2回:京都会談(日・英)

• 日本連邦の海軍を大西洋へ派遣する枠組み

• インド洋・中東の防衛線を日英で分担

• 英本土防衛に日本空母部隊を参加させる協定案

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◎ 第3回:ケベック会談(日・英・ヌーベルフランス)

ここで連合国の骨格が決定する。

主な決定事項は以下の通り。

• 欧州・大西洋の英仏、日本連邦の海軍共同指揮

• 満州および朝鮮戦線への英仏軍の軍需支援

• 北米を連合国の「兵站基地」として整備

• 日本連邦が太平洋とインド洋の海上補給を担う

そしてこれが後の「連合国憲章」草案となる。

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■ 5. 連合国の公式成立—1943年「ロンドン三国共同宣言」

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1943年初頭、状況はさらに悪化する。

• ドイツが英本土上陸作戦を準備

• 中露軍が朝鮮半島を半分占領

• イタリア軍が中東へ侵攻開始

この危機に対し、ついに3国は秘密同盟を公表する。

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◎ ロンドン三国共同宣言(1943年5月)

記者発表はロンドンのウェストミンスター宮殿にて行われた。

主な内容

1. 互いの領土保全の完全な保証

2. 枢軸四国同盟(独伊露中)に対する共同戦争宣言

3. 海軍・空軍の共同作戦指揮部の設置

4. 北米・太平洋の兵站線の統合

5. 戦後秩序としての「自由貿易圏」の再構築

記者団の前で、日英ヌーベルフランスの首脳が握手し、

世界は初めて

「連合国(United Allies)」

の誕生を知る。

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■ 6. 連合国成立の意義

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◆ 海洋勢力の「大連合」

史実では英米ソという大陸・海洋混合の連合だったが、この世界では

• 日本連邦

• イギリス(英領北米)

• ヌーベルフランス

という純粋に海洋・貿易・植民地資源を基盤とする勢力が結束した。

◆ 枢軸四国同盟の包囲網形成

• 日本=東アジア正面

• イギリス=大西洋・中東

• ヌーベルフランス=北米産業力

が協力し、欧亜を跨ぐ枢軸同盟に対抗する構図となる。

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