表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/75

■ 独伊露中“四国同盟”の成立 (1933〜1940)

▼ 前提:世界恐慌とブロック経済化

1929年〜30年代初頭、日本発の世界恐慌により各国がブロック経済化を進

め、

世界は次の三大圏に分裂する。

• 日本連邦ブロック(日本本土+新海国+東南アジア+太平洋諸島)

• スターリング・フランブロック(英国・フランス・英領北米)

• 孤立枢軸圏(ドイツ・イタリア・白ロシア・中華民国)

この最後の「孤立枢軸圏」が後に四国同盟となる。

「孤立」が共通の基盤となり、各国は日本・英仏ブロックに対抗するため、

互いに接近を開始する。

---

■ 第1段階(1933–1935):ドイツと白ロシアの接近

● ドイツ:ナチズムが政権掌握

ヒトラー率いる国家社会主義ドイツ労働者党が政権を掌握。

外交方針は明確で、

• ヴェルサイユ体制破壊

• 欧州勢力圏の確立

• 日本連邦と英仏ブロックへの対抗

という三点に収斂していく。

● 白ロシア(ロシア帝国残存国家)

ヴランゲリ政権が維持していたが、

• 対日戦争敗北で失地が多い

• 東シベリアの復興が遅れる

• 内政不安が続く

という理由で、「対日再戦」を掲げることで政権の正統性を維持していた。

満州と東シベリアの奪回

が白ロシア外交の中心目標。

● 独露接近の理由

1. ドイツはポーランド・バルト地域の再編でロシアの協力を望む

2. ロシアは工業力不足をドイツ技術で補いたい

3. 両国とも日本・英仏を共通の敵視対象とする

1934年

「独露相互不可侵条約」

が結ばれ、軍事技術協力が始まる。

---

■ 第2段階(1935–1937):イタリアの参加で三国枢軸化

● イタリア(ムソリーニ政権)

• 地中海進出が英仏に阻害されている

• 東アフリカ・紅海で日本連邦海軍と摩擦

• 経済的にスターリング・フランブロックに依存できない

ムソリーニは英仏と対立し、代わりにドイツ・ロシアに接近する。

1936年、

「ベルリン–ローマ–モスクワ協定」

が締結され、「三国協力体制」が成立。

内容は以下の3点:

1. 対英仏経済包囲網への共同対抗

2. 東欧・バルカンの勢力圏調整

3. 日本連邦の太平洋進出への共同牽制

イタリアにとっては、ドイツとロシアの大軍事力を背景に、

地中海・中東へ勢力拡大する意図があった。

---

■ 第3段階(1937–1939):中華民国の加入

● 中華民国(蒋介石政権)の状況

蒋介石は以下の理由で日本連邦に強い危機感を持つ:

• 日本連邦による台湾・東南アジアの掌握

• 新海国の台頭により太平洋航路を押さえられる

• 中華国内戦の後遺症で軍事力が不安定

満州を「未回収の領土」と見なし、

対日再戦こそ政権正統性の源泉

となっていた。

● 中華加入のプロセス

1937年、白ロシアが満州国境で軍事演習を行い、

それに呼応して中華民国軍が北満州で動員を開始。

その時期にドイツが蒋介石に武器供給と技術支援を提案し、

ロシアは満州北部での「共同軍事行動」を約束する。

1938年

「東洋安全保障協定」

が締結され、中華民国が三国枢軸に参加。

これにより実質的に

独伊露中の四国同盟

が誕生した。

---

■ 第4段階(1939–1940):四国同盟の正式成立

1939年、欧州での緊張が高まり、ドイツはポーランド侵攻を計画。

ロシアもバルト海沿岸やポーランド東部への進出を望む。

両国は利害調整の密約を結ぶ。

● 「ベルリン宣言」(1939年10月)

ドイツ・イタリア・ロシア・中華が共同声明を発表。

1. 反ヴェルサイユ体制

2. 日本連邦・英仏ブロックへの対抗

3. 満州・極東・欧州の勢力圏分割を協議

これが事実上の軍事同盟の母体となる。

● 「ユーラシア協定」(1940年初)

• 軍需産業の統合

• 武器輸出入の優先権

• 共同戦略計画の作成

特に対日共同軍司令部「東部総軍司令部(仮称)」がロシア領内に設置され

る。

● 正式な同盟名称

1940年末、

「四国防衛協定(Quadrilateral Pact)」

が締結される。

四国同盟の目的は次の通り:

1. 日本連邦の太平洋・東南アジア覇権の阻止

2. スターリング・フランブロック(英仏)への圧力

3. 欧州・中東・極東の新秩序構築

4. 満州の再編成

これにより、あなたの世界線において

第二次世界大戦の枢軸側

独・伊・露・中

という史実と全く異なる形となった。

---

■ 四国同盟が成立し得た理由(総括)

● 共通の敵(日本連邦と英仏)がいた

この一点が極めて大きい。

● 全員が「未回収領土」を抱えていた

• ドイツ:ポーランド・アルザス・ロレーヌ

• イタリア:地中海の覇権

• ロシア:満州・樺太の北部・バルト地域

• 中華民国:満州全土・外蒙古

● ブロック経済で孤立した

日本連邦ブロック・英仏ブロックに対抗するため、

自ら枢軸ブロックを形成せざるを得なかった。

---

■ 四国同盟内部の矛盾点(伏線)

この時点で以下の矛盾が存在する:

• 露中で満州分割を巡り衝突の芽

• 独露はポーランド・ウクライナで利害対立

• イタリアは軍事的に弱く、枢軸の「穴」となる

• 中華は海軍力皆無で日本海軍に対抗できない

これらの矛盾は、のちの第二次世界大戦の過程で

連鎖的崩壊の原因

になり得る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ