日本連邦ブロック(円ブロック)を軸に、スターリングブロック(英)・フ ランブロック(仏/ヌーベルフランス) が形成される過程
◆ 1. 日本発世界恐慌 → ブロック経済急速分裂
世界恐慌が日本発で始まったため、各国は以下の反応を取りました:
• 日本連邦:即座に連邦会議(第二次大日本会議)を開催し、関税同盟・為
替統一・資本移動管理を徹底
• 英国:ポンド価値下落を恐れ、日本連邦に「通貨スワップ」や「市場アク
セス確保」を求める
• フランス/ヌーベルフランス:米国依存が弱いため独自ブロック構築に動
く
• 独・伊・露:既存の貿易圏から排除され、孤立化が進行
このように 日本連邦の即応力 が、世界のブロック化を早める主要因となっ
た世界線です。
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◆ 2. スターリングブロックの形成(英中心)
■ 背景
英国は第一次大戦で日本に多大な軍事支援を受けたことで、
「自力で覇権維持は困難」と痛感していた。
世界恐慌後、英国内の産業は急速に縮小し、
英領オーストラリア西部・インド・カナダ などが事実上の自主経済政策を
始める。
■ スターリングブロックの特徴
• 中核通貨:ポンド
• 構成地域:英本国・インド・西オーストラリア・カナダ
• 目的:ポンド安定と貿易圏保持
• しかし実態は「日本連邦の支援を前提とした経済圏」
英国の弱点
1. 製造業が衰退して食糧・資源輸入に依存
2. 海軍力が低下し、海外輸送を日本海軍の護衛に依存
3. カナダ・インドに「独自外交」の兆しが強い
→ 結果としてスターリングブロックは 自立した経済圏ではなく、日本との
従属的連携 に近い。
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◆ 3. フランブロックの形成(仏・ヌーベルフランス中心)
■ 背景
フランス本国は大戦で疲弊し、農業生産も低下。
しかし北米の ヌーベルフランス が
• 食糧供給
• 工業力
• 鉱物資源
を提供できるため、二国連合の「プラン(計画)ブロック」が成立。
■ フランブロックの特徴
• 中核通貨:フラン
• 構成地域:フランス+ヌーベルフランス+仏領アフリカ
• 経済政策:国家管理型・計画経済志向
• 大西洋〜太平洋の両岸を結ぶ複合圏
強み
• ヌーベルフランスの工業力でフランス本国を補完
• 農産物・鉱物の供給が安定
• 日本連邦と友好的で、共同開発が進む
→ スターリングブロックよりも 結束力が強い。
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◆ 4. 日本連邦の圧倒的優位
日本連邦は以下の特徴で他ブロックより突出:
1. 工業力:本邦・満州・新海で総合的に米国並み
2. 資源確保:インドシナ、豪東部、台湾、朝鮮
3. 食糧供給:豪東部・ニュージーランドの農業力
4. 人口増加:連邦移民政策で急拡大
5. 海軍力:世界最大規模、太平洋〜インド洋を制海
6. 連邦制度:各構成国の自治強化で反発を回避しつつ結束維持
世界恐慌後、日本連邦は最も迅速に安定化し、
事実上「世界最大の経済単位」となる。
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◆ 5. 日英・日仏の連携
■ Ⅰ. 日英連携(オセアニア重視の戦略協定)
• 日本が東オーストラリアとNZの輸送ラインを海軍力で保障
• 英国が豪西部の資源開発権を一部譲渡
• 円・ポンド連結の為替安定化協定
• 関税相互引き下げ(英は日本市場に依存)
結果:英国は事実上、日本連邦ブロックの「周辺国」になる。
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■ Ⅱ. 日仏・日ヌーベルフランス連携
• 太平洋と大西洋の物流連結プロジェクト
• 航空機・自動車産業で共同研究
• 通商条約で関税引き下げ
• ヌーベルフランスを介した北米市場アクセス
フランブロックは日本との協力を軸に
スターリングブロックに対抗する形をとる。
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◆ 6. 取り残される独・伊・露
■ ドイツ
大戦敗戦と革命後、経済が壊滅。
スターリング・フラン・日本連邦のどのブロックにも組み込まれず、
孤立経済 となる。
結果:
• 極端なナショナリズムの台頭
• 自給自足経済(四カ年計画)化
• 外交的孤立が深刻化
→ ナチズムの温床となる。
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■ イタリア
ムソリーニ政権は最初は英・仏に接近するが、
両ブロックから「二級パートナー扱い」で軽視される。
結果:
• 日本連邦には地理的に遠すぎて接続できない
• スターリングにもフランにも入れない
• 地中海圏小ブロックを作るが脆弱
→ 孤立によってファシズムが先鋭化。
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■ ロシア(ヴランゲリ体制)
第一次大戦不参戦→革命未成立→帝政だが不安定
• 大戦後の社会不安
• 関税障壁で輸出が激減
• 連邦にも英にも仏にも信用されない
• 外国資本が撤退し工業化が停滞
結果:
• 白軍独裁による国家社会主義的体制へ
• 反日・反独双方との対立が深まる
• 「欧州の孤島」化
→ 言わば、独・伊と並んで国際経済秩序から完全に外れた列強となる。
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◆ 7. 世界秩序の決定的変化
日本連邦とスターリング・フランブロックの三極構造が安定すると
次のような国際情勢が生じる。
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■ 日本連邦ブロック
• 世界最大の人口・工業力・資源
• 太平洋を完全に掌握
• 連邦内の自治強化により反乱リスク低い
■ スターリングブロック
• 日本に依存する衛星ブロック化
• 英国は影響力を失い「中堅国化」
■ フランブロック
• ヌーベルフランス主導で安定
• 欧州のフランスは「片翼」に転落
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■ 取り残された独・伊・露
• 自給自足・権威主義化・軍備増強
• 国際市場に入れない焦燥から領土拡張志向
• 反ブロック連合の形成リスク
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◆ 結果:世界は「三大ブロック vs 孤立三国」という緊張構造に
1930〜40年代の国際政治は次のような構造になります。
① 太平洋中心の日本連邦ブロック
② 大西洋中心のフランブロック
③ インド洋〜欧州周辺のスターリングブロック
VS
④ 孤立した独・伊・露の権威主義三国
これはある種、第二次世界大戦の火種にもなり得る構図です。




