ヴェルサイユ講和会議
◆ この世界の前提(整理)
• 英領北米…第一次大戦に自動参戦。戦争協力の代償として「自治権拡大ま
たは独立」を強く要求。
• ヌーベルフランス(北米のフランス帝国)…ナポレオン亡命後に成立した
独立国として参戦。北米の強力な大国化。
• 新海(北米西海岸の日本連邦国家)…日本連邦の自治国家として参戦。
• 日本連邦…アジアの大国。満州・朝鮮・インドシナなど広大な領域。参戦
国の中心。
• ロシア帝国(ケレンスキー政権)…最後まで中立。参戦せず。
• 戦後、ドイツは疲弊し講和を求めるも、欧州大陸にロシアが健在であるこ
とが影響しパワーバランスが史実と異なる。
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◆ ヴェルサイユ講和会議(1918–1920)
■ 1. 開会の背景と参加国の力関係
史実同様フランスのヴェルサイユで開かれるが、参加国の力関係が大きく異
なる。
● フランス(本国)
• 戦争の主戦場となり疲弊が大きい。
• しかし「ヌーベルフランス」という分家が北米で繁栄していることが、逆
に本国フランスの焦りと威信回復への強い意欲につながる。
• 「厳罰的賠償」を主張。
● イギリス(本国)
• 海上封鎖の成功で勝者ではあるが、英領北米(カナダ+植民地北米の複合
領)の独立要求が深刻。
• 戦後処理を誤れば帝国瓦解に直結するため、賠償よりも「北米自治の承
認」を重視。
● 英領北米代表団
• 戦争貢献を理由に「自治領化+完全独立への道」を要求。
• イギリス本国と利害対立。
● 日本連邦
• 戦勝国として大きく発言権増大。
• 満州情勢の安定化と、中国北方の勢力均衡を10〜20年単位で管理する枠組
みを求める。
• さらに東南アジアの地位が確立されているため、列強として完全に国際政
治の中心に。
● 新海(北米西海岸の日本連邦国家)
• 北米での日本勢力の代理として参加。
• 太平洋の権益・北米航路の権利を主張。
● ヌーベルフランス(北米フランス帝国)
• 軍事的貢献は限定的だが、資源・食糧供給で連合国を支援。
• 本国フランスに代わり、北米での政治的・経済的プレゼンスを拡大する意
欲を示す。
● ロシア帝国
• 中立のため交渉権なし。
• しかし参戦しなかったため疲弊が少なく、会議外で“潜在的脅威”として存
在感を持つ。
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■ 2. 主な争点
① ドイツへの賠償と領土問題
史実以上にフランスは強硬。
しかし、イギリス・日本連邦・ヌーベルフランスはフランスに反対し、
「過度な懲罰は再戦争を呼ぶ」と主張。
結果:
• 賠償額は史実より“若干重い”
• ただし、分割占領や産業の解体までは要求されない
• ポーランドやチェコ領の扱いは議会内で大論争となり最終的に緩やかな自
治地域としての独立に落ち着く
ロシアが健在なため、
「東欧の真空地帯」は史実ほど極端ではなく、ポーランドも完全独立ではな
く自治王国となる。
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② 英領北米の地位
会議の大きな争点。
● 英領北米代表の主張
• 「戦争協力の代価として自治領への昇格、さらに完全独立への明確なロー
ドマップ」を要求
• 「英米二重権威」を解消し、独自外交を求める
● イギリス本国の対応
• 帝国分裂を恐れるが、戦争貢献が大きく拒否しきれない
• 結果、「ステップ型自治領化」を飲む
→ **英領北米自治領(Dominion of North America)**成立
※カナダ+北米英領諸州の合併した自治国家。
これは北米のパワーバランスを根底から変える。
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③ 太平洋・アジアの戦後秩序
日本連邦が主導。
• 満州に緩衝地帯として「満州委任統治圏」を設置
• 清朝は存続するが権限は縮小し、列強の監督下に
• 朝鮮は日本連邦直轄
• インドシナは日本連邦領として確定
• 東南アジア各国の「民族自治評議会」を国際連盟の前身組織として整備
太平洋の勢力圏は日本連邦が圧倒的優位になる。
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④ 国際連盟の成立
この世界でも国際連盟的な組織は成立するが、構造が異なる。
• 日本連邦が常任理事国
• 英領北米も加盟(自治領として)
• ロシア帝国は“オブザーバー扱い”で参加せず
• 米国(合衆国)はそもそも存在しない(新海と英領北米が分割)
→国連的パワーの中心は 欧州+日本連邦+北米三国 となる。
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■ 3. ドイツへの講和条約の骨子
● 賠償:史実より重い
• 年間支払い額増加
• 産業品輸出の一定割合を賠償として供出
• しかし破壊を伴う制裁はなし
● 領土:緩やかな縮小
• アルザス・ロレーヌはフランスへ
• ポーランドは自治王国
• 北ドイツ沿岸部は非武装化
● 軍備制限:史実とほぼ同等
• 陸軍10万人
• 空軍禁止
• 海軍は沿岸防衛規模まで縮小
● ドイツ政治への影響
• ワイマール的共和国が成立
• だが、賠償反発・領土喪失不満から内政不安が拡大
• 革命・暴動が一年ほど続き、右派台頭の土壌を形成
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■ 4. 世界史的影響
● 影響1:北米での三国体制が完成
• 英領北米(自治領化)
• ヌーベルフランス
• 新海(日本連邦領)
これが太平洋と大西洋の両方に大きな影響力を持つ。
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● 影響2:ロシア帝国の孤立
• 中立で困難を逃れたが、国際政治で発言権を得られず
• ドイツは憎むが、連合国に参加していないため信用されず
• 経済的にも外交的にも孤立
→結果的にケレンスキー政権は不安定化、半内戦状態へと突入する可能性が
高い。
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● 影響3:日本連邦の地位が世界の中心へ
• 欧州の疲弊
• 北米の再編
• ロシアの中立による地政学変化
これらの結果、
世界の安定を維持するための中心勢力として日本連邦の存在感が飛躍的に高
まる。




