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■ 日露戦争・前半戦(1904〜1905初頭)

1. 緊張から開戦へ(1904年2月)

● ロシア側の情勢

• 旅順要塞の拡張が完了しており、太平洋艦隊が常駐。

• ウラジオストクには巡洋艦部隊が拠点化。

• 満州はほぼロシア軍政下で、鉄道・通信網が軍事利用されている。

• 朝鮮北部(間島)にロシアが「正教会保護」を理由に哨戒部隊を展開。

● 日本連邦の決断

連邦議会は以下を決議:

1. 満州からのロシア永久撤退を要求

2. 朝鮮(連邦保護領)への一切の干渉停止

3. 東南アジア航路への軍艦派遣禁止

ロシアは全て拒否。

坂本龍馬を中心とする連邦政府は「時間を与えるほどロシアは満州を自国化

する」と判断し、海軍優位のうちに奇襲を行うという戦略を採用。

---

2. 連邦海軍の戦略的奇襲(1904年2月)

この世界では日本連邦が巨大な海域(琉球・台湾・フィリピン・マレー・イ

ンドネシア)を有するため、作戦範囲は史実より遥かに広大となる。

● 奇襲の性格

史実のように旅順単独を狙うのではなく、三正面同時攻撃が行われた。

① 旅順港奇襲

• 小西フィリピン艦隊の大型巡洋艦部隊が夜襲。

• 旅順外港に停泊中のロシア艦へ魚雷艇が突入。

• ロシア主力戦艦数隻が損傷し、太平洋艦隊は戦力低下。

② ウラジオストク封鎖

• 大友インドネシア艦隊が津軽海峡と間宮海峡を封鎖。

• ウラジオ艦隊の行動範囲を狭め、東南アジア航路への進出を阻止。

③ インド洋側からの牽制

• 島津(鹿児島〜琉球〜台湾)系の南洋艦隊がスンダ海峡に展開し、

ロシアの地中海艦隊がインド洋に回り込むのを阻む。

これにより、ロシアは太平洋方面でもインド洋方面でも行動の自由を喪失す

る。

---

3. 遼東半島・満州での地上戦(1904春〜夏)

● 上杉(中央政府)主導の統合陸軍

• 島津軍が九州・琉球から朝鮮へ上陸し、鴨緑江を越えて遼東へ

• 上杉直轄の中央軍が山東から上陸して北上。

• 大友軍が朝鮮南部の守備を担当し、補給拠点を維持。

● 鴨緑江渡河戦(史実の黄海・遼陽戦に相当)

日本連邦軍の特徴は、各地域軍の統合によって多言語・多宗教の軍隊が協力

する点。

• 島津軍(薩摩式突撃と旧来の白兵戦の名残)が先鋒。

• 上杉中央軍が後方指揮と砲兵・鉄道補給を担当。

• 小西フィリピン部隊の狙撃兵が山岳陣地を制圧。

ロシア軍は鴨緑江防衛線で粘るが、縦深防御が不完全で押し切られ、後退。

---

4. 旅順要塞包囲戦(1904夏〜冬)

史実と同様、旅順要塞は堅固であり、連邦軍も苦戦する。しかしこの世界で

は以下が異なる。

● 連邦軍の戦術の特徴

• 小西軍が西洋式砲兵を運用し、長距離狙撃と塹壕戦を主導。

• 島津軍は夜襲・斬り込みに強く、要塞の外縁を制圧する役を担う。

• 朝鮮義勇兵が後方支援として輸送・工兵任務に投入され、戦力に余裕が生

まれる。

● ロシア軍の抵抗

• 旅順は「ロシアの太平洋拠点」として強化され、艦砲と要塞砲が威力を発

揮。

• ロシア海軍は旅順に閉じ込められながらも、何度か反撃 sortie を試みる。

しかし、

● 決定的な局面:203高地に相当する高地の陥落

島津軍とフィリピン狙撃兵の協同で要塞外郭の主要高地を奪取し、港内が観

測可能に。

• これにより連邦砲兵が港内艦艇を次々と破壊。

• ロシア太平洋艦隊はほぼ壊滅。

旅順要塞は補給遮断により冬には陥落寸前となる。

---

5. ウラジオストク艦隊の孤立(1904年末)

● ロシアの戦略的誤算

• バルチック艦隊(地中海艦隊)はすぐに派遣できない。

• シベリア鉄道の整備が不完全なため、満州の前線に十分な物資が送れな

い。

● 日本連邦の海軍包囲

• 津軽海峡は連邦北方艦隊が封鎖

• 間宮海峡は冬季凍結で航行困難

• 太平洋では旅順艦隊壊滅

• インド洋では大友・島津艦隊が睨む

これによりウラジオストク艦隊は“存在するが動けない”状態になる。

---

6. 満州戦線の膠着と補給戦(1904冬〜1905初頭)

史実と同じく、冬季は移動が困難となるが、この世界には特殊な点がある。

● 連邦軍の補給力が高い

• 日本連邦は朝鮮半島全域を完全掌握しており、港湾と鉄道も連邦式に整備

済。

• 大友海軍が南方から物資を絶えず輸送できる。

• 小西海軍がフィリピンから砲弾・武器を製造して提供。

● ロシア軍は逆に補給不足

• シベリア鉄道が戦争の規模に追いつかず、兵站が細る。

• 現地の満州人・漢人はロシアに協力せず、治安悪化で物資が届かない。

• 清朝はロシアの拡張を恐れて密かに連邦側支援に回る(特に情報提供)。

結果、戦力差は徐々に拡大。

ロシアは旅順を失いかけ、満州では撤退圧力が高まる。

---

■ 日露戦争前半戦の総括

日本連邦の優勢が明確である要因は以下の通り:

東南アジア〜朝鮮を掌握した広大な補給網

日本連邦は海路・陸路のどちらでも補給が維持される。

連邦内の宗教大名の協力による軍事分業

• 島津:陸戦・突撃戦

• 小西:砲術・狙撃・海軍教育

• 大友:南洋海軍と補給

• 上杉:中央行政・財政・後方指揮

この“多元的だが統合された戦争体制”が圧倒的な効率を生む。

ロシアの軍事的分断

• 満州軍政の費用がかさみ、国内の不満も増大。

• 海軍は旅順とウラジオの二分で集中運用できない。

• 大艦隊派遣のインド洋迂回ルートは、日本連邦が広く抑えているため危

険。

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