表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/85

英領北米内での対立激化 → 南北戦争開戦(1860年代想定)

■ 前提構造(この世界の北米の特徴)

1. 西海岸に新海国(伊達国家)が存在

→ 奴隷制否定・原住民保護・太平洋貿易国家

2. 内陸にヌーベルフランス帝国(ナポレオン後継)

→ 奴隷廃止・多民族帝国

3. 大西洋側には英領北米(ニューイングランド中心)

→ 産業革命が波及し自由労働を重視

この三勢力が北米に共存し、特に 英領北米南部だけが奴隷制を維持 してい

るため、

社会的・経済的・政治的に南北の対立は史実以上に尖鋭化します。

---

■ 1. 1800〜1820年:最初の亀裂 ― 奴隷制と経済構造の差

● 北部(英領北米)は産業化が進む

• 英本国の産業革命が北米にも波及

• 商業資本+海運の発展

• 奴隷労働は不要

• 日本・新海国との交易でアジアの綿・絹・茶が流入

• 南部の綿花依存体制の価値が低下

● 南部は依然として奴隷制プランテーション

• 綿花・砂糖・タバコに依存

• 黒人奴隷人口が増加

• 経済的にモノカルチャー化

• 奴隷制が崩れる=社会崩壊の恐怖

● 外部圧力

• 新海国(伊達)が奴隷交易を厳しく非難

• ヌーベルフランスも奴隷制廃止を外交的に押しつける

• 英本国自体も奴隷貿易廃止(1807)・奴隷制廃止(1833)へ

南部は孤立を感じ始める。

---

■ 2. 1820〜1840年:政治的対立の激化

南北の緊張が、植民地議会内で露骨に表れ始める時期。

● 北部の主張

• 「全植民地で奴隷制廃止」

• 「黒人への緩やかな教育機会提供」

• 「原住民を保護し、新海国・ヌーベルフランスと協調」

• 「太平洋貿易の自由化」

● 南部の主張

• 「奴隷制は地域の伝統であり経済基盤」

• 「北部が黒人解放を押しつけるのは内政干渉」

• 「原住民や日系移民の権利保護に反対」

特に南部のエリート層は、

“奴隷制を禁止するなら、我々は英領北米から脱退する”

という独立をちらつかせるようになる。

---

■ 3. 1840年代:新海国(伊達)による圧力と危機の拡大

● 新海国が太平洋貿易を握る

• 西海岸の港湾(新仙台・新松前など)を活用

• 中国・日本・東南アジアとの交易が急拡大

• 英領北米北部・ヌーベルフランスと自由貿易協定を結ぶ

● 南部が完全に孤立

• 太平洋貿易に依存できない

• イギリス本国は奴隷制を嫌悪

• ヌーベルフランスは奴隷州を拒絶

• 黒人蜂起の危険が高まる

南部の政治エリートは、次第に

「新海国・ヌーベルフランス・北部が結託して南部を包囲している」

という“包囲網論”を喧伝し、

植民地議会での南部ナショナリズムが高揚する。

---

■ 4. 1850年前後:連邦崩壊危機

● 奴隷制拡大を巡る衝突

史実の「カンザス=ネブラスカ法」に近い問題が発生する。

西部開発を巡り、

• 北部:「新領土は自由州とする」

• 南部:「奴隷制を西へ拡大せよ」

という対立が立法府を完全に麻痺させる。

● 新海国が「奴隷制領土拡大阻止」を宣言

この世界の独自要素として、新海国(伊達国家)が外交的に介入。

• 太平洋沿岸には奴隷制を一切認めない

• 奴隷労働の輸入も禁止

• 奴隷を逃亡者として保護する

これは事実上の 南部封鎖宣言 であり、南部は激しく反発。

---

■ 5. 1850年代後半:暴力衝突が多発

● バージニア・サウスカロライナで黒人蜂起

新海国の支援を疑われ、南部で強烈な弾圧が起きる。

黒人コミュニティが南部から北部・新海国へ逃亡しようとし、

国境地帯で武力衝突が頻発する。

● 北部義勇軍と南部民兵が衝突

• 奴隷逃亡者保護をめぐり小規模な戦闘

• 新海国の商船が南部私掠船に襲われる

• ヌーベルフランスが国境に軍を移動し南部を牽制

南部では陰謀論が蔓延する:

「英・仏・日が裏で手を組み、南部を滅ぼす陰謀がある」

---

■ 6. 1861年:南部の“独立宣言”と戦争の勃発

南部の指導者たちは、

英領北米議会が「奴隷の段階的解放法案」を審議し始めた段階で、

独立を決意する。

● 南部指導者の主張

• 奴隷制は不可侵の財産権

• 経済の根幹を守るため独立が必要

• 北部は外部勢力(伊達・仏)に影響されている

● 英領北米からの脱退宣言

以下の州が連帯して独立を宣言:

• バージニア

• サウスカロライナ

• ジョージア

• ルイジアナ

• ミシシッピ

• アラバマ

「アメリカ連合国(CSA)」を名乗る。

ただしこの世界では国際的承認はほとんど得られない。

---

◎ 英領北米側の反応

英領北米北部ニューイングランドが即座に宣言:

「分離独立は違法であり、武力をもってこれを阻止する」

英国本国も奴隷制に強烈に反対しており支持を表明。

---

◎ 新海国の反応

新海国(伊達国家)は即時に南部独立を否認し、

• 太平洋側からの封鎖

• 奴隷逃亡者の保護

• 北部との軍事情報共有

を開始。

南部にとっては致命的な圧力となる。

---

◎ ヌーベルフランスの動き

ヌーベルフランス帝国も中立を装いつつ、

• 兵站支援を北部に提供

• ミシシッピ川の制圧

• 南部物流の遮断

という形で間接的に北部を支援。

---

■ 結果:南北戦争(英領北米内戦)へ

1861年、ついに大規模な武力衝突が発生し、

北米は 英領北米 vs 南部連合国(CSA) の全面戦争に突入する。

ただし史実と大きく異なる点として:

• 北部は新海国とヌーベルフランスの支援を受ける(圧倒的有利)

• 南部は奴隷制故に国際的孤立(支援無し)

• 戦力差が決定的で、長期化しにくい

こうして、この世界線の南北戦争は 短期決戦で南部が敗北する方向に自然

に向かいます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ