〇〇✕✕ピィーーーーーーーーNG!
おかよの猛烈アタックを受け続けた秀は、遂に⋯⋯⋯!!!
ここからは禁断の(作戦その7)
私の最終奥義 【色仕掛け】!!!
(うふふふ♡ 純な貴方に・・・この最終奥義を何処まで耐えれるかしらね! おこちゃまのし・ゅ・う・さ・ま)
アハハハハハハハハーーーーーー
そして、それは実行された・・・・・・
「あっ あ、秀様! 私は貴方様の事が⋯」
私は勢いよく立ち上がり、秀様の懐目掛けて一歩踏みだした。
ゴキっ!?
「きゃっ!」
私はワザと足を挫いたフリをして、そのまま秀様に倒れ込む。
そしたら、秀様が私を優しく受け止めてくれた。
あ~~~ん!
(よし!上手く懐に入ったわ。このまま貴方には考える暇さえも与えないわよ !)
すかさず、私は次の技を繰り出す。
その場の勢いってやつで秀様に抱きついたわ。
「秀様⋯⋯⋯」
「おかよさん、大丈夫?」
と秀様が優しく声をかけてくれた瞬間!
チャンス到来!ニャッ
ぷにゅぷにゅ♡ っと、私の豊満な胸を強引に秀様のお身体に押し付けてあげたわ。
「あぁ⋯⋯⋯⋯⋯⋯!」
(うふふふ、秀様が耐えきれず、変な声をあげたわ! さあここからは、本能のままに狂って頂戴!)
強く押し付けた反動でたわわな私の胸は、行き場を無くし着物の胸元から飛び出そうとしていたのだ。
飛び出しちゃうぞ~♩ さあ~飛び出して~♩ と、私の二つのマシュマロ様達が騒ぎ出し始めた。
それを秀様が横目で見ている♡
(きゃあー 秀様! どこ?見てんのよ~♡)
と、それを確認した私は、
(ロックオン! 完了だわ。 これで秀様が、私に夢中になっちゃう10秒前♩
9 私を
8 感じて
7 体と
6 心で
5 そして今から
4 私の虜と
3 なるのよ
2 天人、秀様
そして最後の〆言葉
「あ、わたし・・・秀様の事が好きです!だから⋯⋯⋯」
私はぎゅっと力を入れて抱きつき、更に胸を秀様に押しつけキスの体勢へと入った。
(もらったぁぁぁーー!!!)
その圧力に耐えかねて、もう豊満なマシュマロ様達が着物の内に居られなくなり、お外へ出ようとしていた!
もう我慢できなーい! 飛び出しちゃえ~♡
「あっ!」
ぷるるーーーーん! シュコ?!?
危機迫るその瞬間!!!
バサッ!
なんと!秀様は、私を突き放したのだった。
えっ!
それによりお外に出ようとしていたマシュマロ様達が再び着物の中へとお帰りになられて行ったのだった。
「なっ なんでなの?」
私にはなぜ、突き放されたのか? 理解に苦しんでいた。
(なぜ? この私が⋯⋯⋯)
そしたら秀様が優しいお声で、
「危なかったね。おかよさん」
と、
(はぁ? なんなの! その言葉は!!!こんな状況で一切手を出して来ないなんてー! ありえない、絶対にありえないーーー! もう一回やり直しよ!)
「あっ 秀様? 私は貴方が・・・・・・」
私が再仕掛けを試みた瞬間!
「おかよさんの気持ちは嬉しいけど・・・その気持ちは俺には受け取れないんだ」
(なにぃーーー!!!)
私は何かの聞き間違いだと思ったわ。
「おかよさん、ごめんね。俺は君の気持ちには答えられない。俺には、ずっと想いを寄せている大好きな子がいるんだ! だから、君の気持ちは、受け取れないんだ。ごめん⋯⋯⋯」
!!!!!?
(なんですって! この私の誘惑に耐え、更に拒否するなんて!)
私はショックの余り問い返した。
「それって、楓⋯⋯⋯楓様なの?」
「⋯⋯⋯うん!」
秀様の小さく答えた言葉が私を突き刺した!
「あぁぁぁぁーーーー」
私は悔しさの余り、全力でその場を去ったのだった。
「キィィィィィィィィッーーーーーー!!!楓、楓、楓、楓、楓ぇーーーー!!! 許せない。あの女だけは許さないわ。絶対に!」
「この私が、あんなウブ小娘に負けるなんて!この上ない屈辱!上等だわ」
ギリリリリッ
と歯を食いしばる音が鳴り響いた。
そして⋯⋯⋯
アハハハハーーーアハハハーーーー!
「 くのいち天女「楓」~ 貴方を殺してあげるわ~! 必ず! この【色魔】が⋯⋯」
アハハハハハーーーーーー
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハーーーー
そして、おかよの姿が変化していった。
髪の毛は、黒色から紫へと徐々に変色していき、口からは牙が! 爪も鋭利にとがり、肩には蛇の刺青が浮き出してきたのだった。
シュルルルーシュルルルー
おかよの紫色の長髪から、【蛇】が二匹、顔を出してきたのだった。
終わり 本編へと続く
お話は【本編】と繋がっておりますので、
そちらも是非、ご覧下さいね(≧▽≦)☆
この先、楓VS色魔の戦いが始まるのでしょうか?
楽しみです♩