第21話ー②
「会うで思いだしたけど、経杜だけど合格したって。あの〜文化祭に来た。」
「あー、音露のお友達の子。」
「そう。」
そっか、受験も終わったし新入生の時期、かぁ。
去年とかはもう先輩かぁとは思ったし早いねぇ、って話をしてたけど。
「卒業の話、ですか。正確には3年にはまだなってないけど。」
「私なんかは特に変な感じ。転校だから。」
「それはたしかにな。」
後、2週間で春休みにも入るしなぁ。
「そういえば、春休みは集まる?」
「うーん、私は受験勉強も含めて色々あるからちょっと厳しいわね。」
「俺も、両親が海外仕事終わって帰ってくるから、春休みはバタバタするし、無理かな。」
「そっかぁー……」
ガックリしたように肩を落とす。
申し訳ないけど、ね。日花光も両親と遊びに行きたがってるし。
美桜菜も、まぁ。忙しいんだろうな。
なんかそんな感じの話はちょっと前から聞いてたけど、いろいろと本格的にだったかな。
「2人は?」
「まぁ、僕は全日程予定ありとかでは無いけど。」
「私は、予定、無い、です、よ。」
そんな事を空優が言うと、悠華が嬉しそうに遊びに誘っていた。
音露はなんか、予定が無いわけじゃなさそうだしな。
後、ちょっと渋ってる感じがあったし。
まぁ、なんにせよ春休みはお互い個人個人で遊ぶ形になった。
「うーん……」
「どうした悠華。」
とりあえず、それで話は纏まったはずなのに、何処か悩んだような顔をする。
「えっ、いや……ただ、3年になったら忙しくなって皆遊ぶ余裕なんてないだろうからなぁって。」
「あー、今のうち?」
そう聞くと、小さく頷いた。
まぁ、その意見もわかる。それぞれの進路で3年は忙しくなって最初はまだしも夏からは遊んでる余裕はないだろう。
美桜菜の叔父のとこの別荘にも行かない予定だし。
仕方ない、としか言えない。
「来年の今頃なら、皆暇だろうし。な?」
「気の遠い話だなぁ……ふふ。まぁ、そうね。仕方ないのはわかってるし。」
うんうん。納得したなら良かった。
それにこんなこと言っといてなんだが絶対に夏とか遊べないからと言うと、それに関しては分からないからなぁ。
それは、近くならないと分からないってもんだ。
「っと、そろそろ体育館に移動するか。」
「そうね、時間的にも。」
今日は一応、卒業式のリハで、俺らも参加するしな。
俺らは席を立ち、体育館に向かった。




