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僕らの青春は苦悩から  作者: 好音 コルヴォ
高校2年二学期
75/83

第19話ー②

「よいしょっと。よろしく。」

「よろしく、です。」


 三学期初めということで席替えが行われた。

 俺は、窓際から2番目の1番前の席。左隣は、空優になった。他の3人とはまぁ、バラけた。

 別に前の席になったこと自体に文句はない。黒板見やすいしねぇ。


「この後って、国語、でした、よね?」

「そだなぁ。」


 そのあとは軽く、話があって授業は終わった。ちなみに今は2時間目。次が、3時間目でそこから普通に授業が始まる。


「いえーい!いっちばんうっしろ〜!」

「おわっと。びっくりしたぁ……なんだ音露……」

「なんとなーく。」

「そう、か……」


 音露は確か、廊下側の1番後ろになってたな。この時期だと、寒いよなぁ、って思うんだよね。ドアの開け閉めの関係で。


「私なんて真ん中も真ん中だよぉ。つまらなーい。」

「私は廊下側1番端の前よ。角度的に少し黒板見づらいのよねぇ。」

「私のとこも、少し見づらい、です。」

「端っこはどうしてもなぁ。」


 国語の準備をしつつ、そんな話をする。

 ほんとにバラけたよなぁ。

 悠華の席は確かにつまらなそうだよなぁ。それに関しては共感するよ。

 周りにぐるっと人がいる感じちょい居心地悪いしね。


「さてと行くか。」

「だねぇ〜。」


          ◇ ◇ ◇


「いただきまーす。」


 お昼の時間になり、俺の周りで固まる。

 これからはここがデフォかね?空優もここだし。


「そういえば皆って進路ってどのくらい考えてるの?」

「んあっ?ああ、そんな話もあったねぇ。それこそ、9月、10月頃から。」


 悠華の質問に、弁当の唐揚げを食べようとした音露が反応する。

 進路かぁ。それこそ、もう3年は進路が決定してきた人がほとんどらしいしな。

 まもなく自由登校期間らしいし。もういよいよ、俺らの番って感じだ。


「そいやさ、僕皆の進路知らないけどどこ行くの?」

「進路、かぁ……」


 まぁ、考えてないと言えば嘘になるけど。

 でもまぁ、確定って程でも無いんだよなぁ。


「私は、経営関係の学校に進むつもりよ。ここは離れるから皆とは会いづらくなるかもね。」

「えっ、そうなの?うーん、想像通りだけど、寂しいなぁ。」

「まだ決まっては無いのだけどね。」


 そういえばそんなこと言ってたなぁ。まぁ、元々叔父の会社を継ぐつもりらしいからな。

 ちゃんと考えてるよなぁ。


「私は、進学、ですね。詳しくは、まだ、です、けど。 」

「私も。短大かなって、考えてるけど。ふわっとしてるかなぁ。」

「ふーん、そうなんだぁ。僕はまだ悩み中なんだけどさ。月輝は?」

「んあ?」


 おっと、もう俺の番が回ってきたか。はぇな。もちっと話広げてくれよ。……別にいいけど。

 まだはっきりしてないけど……


「就職の予定だな。それ以外何も決まってないけど。」

「その心は?」

「まぁ、普通に進学する気にはなれんから?だな。」

「一緒に働きたいわね。」

「それは最終も、最終の手段。」


 まったく。美桜菜は何回俺を誘って断られればわかるんだって。そもそもまだ、採用権限も無いのに。

 あと普通にコネ感あるのと、友達と同じ会社には……


「音露はどっち寄りなの?就職と進学。」

「うーん、一応進学?でもほんとになんにも、って感じなんだよなぁ。危機感はあるよ?」

「ならいいけど。」


 でもこの時期になると先生にも色々言われるだろうよ。

 まぁ、それも仕方ないけど。俺も就職ってしてるだけだし。


「この中だと、美桜菜が1番しっかり決まってるよな。」

「まぁ、私は昔からそのつもりというのもあるわね。」

「私は、母子家庭なので、本当は、就職で、考えてた、んですけど。好きな方にしなさい、って。」

「ふーんそうなんだ。」


 就職組は俺だけなんだな。

 実際のところ、この学校は別に進学校では無いからな。どっちにも行ける。

 割合的にはどっちの方が多いんだろうな。


「まぁでも、ほんとに頑張らなきゃいけない時期ではあるんだろうなぁ、って。空気にはなってるよね。」

「うっすらとだけどね。」


 でもまだ2年だからそうだねぇ。危機感が薄いとこはあるだろうな。

 あーでも、進路の授業も増えるらしいしな。


「まぁ、避けれないことだからね。頑張んなきゃだ。」

「流石にか。」


 そんな話をしながら、お昼を過ごした。

















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