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僕らの青春は苦悩から  作者: 好音 コルヴォ
高校2年二学期
69/83

第17話ー④

「ただいまぁ。」

「っ!おかえり〜!!」

「おわっ!?」


 家に帰ってくると、それに気付いた日花光が俺の胸に飛び込んでくる。

 ほんとに可愛いやつだなぁ。


「ほい、お土産。」

「わーい。ありがと。」


 まぁ、日花光ぐらいの年代が喜びそうなのは、あんましなかったけどなぁ。

 仕方なく饅頭を買ってきたわけだけど喜んでくれてるみたいだしいっか。


「後、めんどくさかったから夕飯は弁当にしちゃった。一応惣菜も買ってきたけど。」

「しょうがないよ〜。」


 そう言う日花光のことを、優しいなぁ、っと思い頭を撫でる。

 日花光はきょとんとしたつつも嬉しそうな顔をする。


「さてと、ちょっと自分の部屋行って荷物片付けてくるね。」

「おっけぇ〜。」


 そう言って2階に行く。

 と言っても、着替えとかを片付けたりするぐらいだけどさ。


「はぁ〜、精神疲労〜。」


 そう呟きながら、ベットに顔を突っ込む。

 なんだかんだで疲れたからなぁ………新たな繋がりもできたし……


「美桜菜と関わりあったなら、今後は学校でも喋ることになるだろうなぁ……別にそれはいいんだけどさ。」


 あー、明日アルベロ行かないとなぁ。お土産渡さないと。

 んあー、寝落ちしそう。

 今寝落ちすると起きれなそうだからなぁ。

 でも抵抗すんのもなんかあれだからなぁ。そう思い、下に居る日花光に向けて声を掛ける。


「日花光〜、寝ちゃったらいい感じの時間に起こして〜!!」


 そう叫ぶと、わかった〜、と返事が帰ってきた。

 周りを片付けつつ修学旅行のことを思い出す。色んなことあったなぁ……

 ベットに座ってボーッとする。


「はぁ〜何事もなくてよかったなぁ。余計なこともなかったし。」


 まぁ、でも今更色々考えてもだし、もう行っかなぁ。


          ◇ ◇ ◇


「じゃ、行ってくる〜。」

「いってらっしゃーい。」


 次の日、俺はアルベロにお土産を渡しにお店に向かった。

 4日とちょっとぶりだな。なんか懐かしい気がする。

 いつも通り歩いてゆっくり向かう。

 15分ほどかけてお店についた。

 従業員用入口から中に入っていく。一応まだ、開店前だからかなり静かだ。


「おはようございます。」

「お、おはよ〜。久しぶり〜。おかえり。」

「はい、ただいまです。お久しぶりです。咲希さん。」

「莉未ちゃんはまだだよ〜。まぁ、もうちょっとで来るとは思うけど。」


 そう言いながら、休憩室に通された。

 冷蔵庫に入っているお茶を取り出してコップに入れる。もちろん咲希さんの分も。


「これ、お土産です。」

「あら、美味しそうな八つ橋。ありがたく食べさせてもらうわ。」


 とりあえず、まずはということで咲希さんにお土産を渡す。

 咲希さんには、様々な八つ橋の入った詰め合わせだ。


「今日はバイトしてかないよね?」

「です、ね。すみません。」

「いいのよ。明日には入ってくれるんでしょ?今日はゆっくりと休みな。」

「ありがとうございます。」


 そんなことを喋っていると、挨拶をして莉未が入ってきた。


「あっ!遥真先輩。おはようございます。おかえりなさい。」

「はい、ただいま。そしておはよ。」


 とりあえずまずは持ってきていたお土産を莉未に渡す。

 莉未には、なんかカラフルな可愛らしいクッキーの詰め合わせがあったからそれにした。後、髪をとかすクシ。欲しいって言ってたからちょい高いのを。


「わぁー、可愛い。こんなに?ありがとうございます。」

「いいよいいよ。莉未が喜んでくれるなら。」


 嬉しそうな顔をする莉未の頭を軽く撫でる。


「どうでした?京都。」

「ん?楽しかったよ。昔ながらの雰囲気が見てて楽しかったし。」

「わぁー、見てみたいです。」

「来年には行けるじゃん。」

「そうですけどぉ………」


 そう言いながらもじもじとしてる。

 あー、これあれか。俺らと行きたいとか。


「ま、まぁ、はい。」


 そう照れながら言う。可愛いやつだなぁ。


「も、もうからかわないでください。」

「ごめんごめん。」


 そういや、莉未とも久しぶりに喋ったな。あっちにいた時は連絡も取ってなかったし。


「遥真先輩、もう少しで帰っちゃうんですよね。」

「そうだね。開店前には戻る。」

「ええ〜もうちょっといてくださいよ。」

「そんなこと言われても……」

「こーら困らせないの。」


 わがままを言ってると咲希さんに注意される。

 莉未は注意されしゅんとする。

 それが可愛いくてもう1回頭を撫でると嬉しそうな顔をしつつ、


「それで誤魔化さないでください。」


 そう言われてしまった。

 まぁ、俺に懐いてくれてると思えば嬉しいけど。なんでこんな懐かれてんのかね。


「まぁ、いいや。そろそろ時間だし。また学校で。」

「えっ、もうですか。」

「うん。」

「………わかりました。じゃあまた学校で。」

「おう。咲希さんもまた明日。」

「うん。頼りにしてるからね。」

「はい。」

















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