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僕らの青春は苦悩から  作者: 好音 コルヴォ
高校2年二学期
68/83

第17話ー③

「帰ってきたー!!」

「駅で騒ぐな。」


 新幹線を降り、現地解散となった。

 でも本当に帰ってきたなぁ。あっという間って感じが凄い。


「これからどうする?」

「いや、どうするも何も帰るだろ。」

「えー、もうちょっとだべってようよ。」

「やだ。」


 そんなことを軽く言うと、え〜、っと残念そうな顔をする。

 そういえば、この後確かにどうしようか。


「美桜菜、迎えって来てる?」

「あー、まもなくね。」

「?何の話?」

「ああ、おばあちゃんも迎え来れないし、叔父さんところの運転手さんに家まで連れてって貰うんだよ。」

「そうゆうことね。私ももうちょっとかな?迎えまだだし。」

「はは、結局皆まだじゃん。じゃあ、雑談だね。」

「です、ね。って言いたいんです、けど、私、電車、なんで………」


 そう空優は気まずそうに言う。ああ、そろそろ電車来るだろうね。

 これに関しては、仕方なし、だな。


「じゃあ、また、月曜日。」

「じゃね〜。」

「また月曜〜。」

「ええ、またね。」

「じゃあの〜。」


 別れの挨拶をし、空優は電車の切符を買って改札を過ぎていった。

 まぁ、これが普通だわな。ていうか、こんな駅中で喋んのはいい迷惑じゃないか?


「数分だしいいでしょ。」

「そだね。」


 そんなことでいいのかよ。はぁ、まぁ、ここは改札から少し離れた所だから邪魔にはならないだろうけど。


「んあ、あぁ。親来ちゃった。んじゃあ僕はこの辺りで、だね。」

「あら〜言い出しっぺが離脱かぁ〜。」

「んー、残念。」


 残念そうな顔をしながら音露は親が待つ、駐車場に向かった。

 で、このメンツが残った、と。


「まぁ、あたしもまもなくかなって感じだけどね。」

「それ言ったら私たちもよね。」

「まぁな。」


 今日は、家に帰ってぇ………日花光にお土産渡してだな。

 あー、夕食どうしようっかなぁ。それもあったな。これから作んのは普通にだるい。

 そんなことを話してみる。


「うふふ、確かにね。私のとこで食べる?」

「いやいい。日花光は喜ぶかもだが、疲れた。楽な感じかもしれんが毎回なんか豪華で緊張する。」

「そうなのね。」


 毎回だ。だいたいこうゆうので誘われるとよく分からない高級店だったり、叔父さんのオシャレな家でこれまたよく分からない高級そうな食事になる。

 それが緊張するし疲れる。後、人とあまり関わりたくない。ちょっと休憩したい。


「うわー、上流階級って感じやね。」


 それは同意する。でもまぁ、もう慣れたっちゃあ慣れたけど。


「はは、まぁそれだけいれば、というか去年か。一緒にいれば慣れてくるか。」

「うふふ、恋人っていう理由を使って連れ回したものね。」

「あー、連れ回されたな。というか今もな。」

「あら、そういえばそうね。」


 そう言って上品に笑う。

 まぁ、それもまた慣れたけどさ。


「なーんかさ、2人が別れたの不思議でしかないなぁ〜。今もこんな仲良しだし、そのまま本当に付き合うとかなかったの?」


 そう悠華が聞いてくる。本当に疑問に思ったような顔だ。

 確かに仲良しだけどなぁ……なんでって言われても、ねぇ?

 そんな顔で美桜菜を見ると、同じく困ったような顔で俺を見てくる。

 俺らはそんな、どうしてだろうみたいな感じで目を合わせてしまった。


「元々そうゆうつもりだったからな。それで契約したんだし………」

「そう、ね。当初から変わらず好きは好きでも友愛。LIKEの方だしね。」

「あれ?そんな難しかった?この質問?」


 たどたどしく、俺らもお互い確認するように話す様子を見て不思議そうな顔をする。

 いや、俺らも戸惑ってるよ。こんな、なんだ?言語化が難しいとは。


「なんかごめんね。変な質問して。」

「あっ、い、いいのよ。気を使わなくて。私達が説明が下手だけだったもの。ね?」

「お、おう。だな。」


 まさか気を使われるとは。

 でも確かになぁ。なんだかんだで美桜菜と偽装彼女の契約を交わしたのだって、個人的には今思えば謎だ。

 美桜菜には何か特別な魅力というか、カリスマ?があんのかな。


「じゃあさ、今本当に付き合うのってあり?」

「うーん、なし……ね。まぁ、楽しいだろうけど、彼とは色々手伝わせて入るけど、根元には関わらせたくないしね。後、友達が1番落ち着くわ。」

「同意。友達でいい。それが1番。後はまぁ、そうゆうことだ。」

「そうゆうことか。」


 察したようでなによりだよ。

 まぁ実際問題それは無いだろうしね。美桜菜は既にどっかの有力企業の次男辺りを婿に迎えようと考えてる。政略結婚だな。まぁ、まだ先の話だが。だからそれは無いんだよな。


「あ、もー遅い。親来たから行くね。」

「おう。じゃ。」

「また月曜日にね〜。」

「うん。」


 そう言ってこっちに手を振りながら駐車場に向かって行った。

 俺らは……


「まもなく着くらしいわ。私たちも行きましょ。」

「りょーかい。」

















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