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僕らの青春は苦悩から  作者: 好音 コルヴォ
高校2年二学期
66/83

第17話ー①

「ふぁーふ………最終日かぁ。」

「早いねぇ。行く支度支度しますか。」


 最終日の3日目。今日は午前中だけが自由行動だ。

 俺らは色々考えた上で、金閣寺にでも行くかぁとなった。

 と言っても、そこ1箇所だけしか行かないしゆっくりでもいいんだけどね。

 でも、お土産とかでっかい物だけ、学校に先にトラックに載せて運ぶらしい。

 まぁ、俺は特に大きいものも無いからいいんだけどね。


「美桜菜とか荷物の量凄かったよな。」

「大変そうだよねぇ。繋がりが広いと。」

「だよなぁ。まぁ俺も叔父さんぐらいにはって買っていったけどさぁ。」

「僕も買おうかなぁ。そこまで深く関わってないけど。」

「別にいんじゃねぇの?そんな何人にも同時に京都土産貰っても、ねぇ?」

「あはは、確かにそれもそうだ。」


 被らないようにしても、似通った系統にはなるだろうしね。

 まぁでも、帰る準備ぐらいはしないとな。

 そこから30分後ぐらいに、自由行動のために動き出した。


「さてっと行きますか。」

「そうね。」


 ロビーで合流し、目的地へと向かう。

 えっと、電車を使った方がいいんだっけか。そっからは歩くことになったんだよな。時間稼ぎのためにも。


「早い、です、ね。もう、最終日。」

「ほんとそう。あっという間だった。楽しかったぁ。」

「正確には、まだ今日は始まったばかりだけどな。」

「うふふ。そうね。」


 そんな話をしていると、駅に着いた。そこから電車に乗り、最寄りまで向かう。

 最寄りについて、そこから歩いて行く。


「思ったよりも遠いなぁ。」

「文句言わないの。わかってたでしょ?」

「まぁ、そうだけどぉ。」


 そう音露が文句を呟くようにしながら歩くが、まぁ、ジョークっぽい。別に本当に文句があるといった感じでもなく普通に歩き出しているし。

 俺らも、街並みを見ながら歩く。


「京都は何処も彼処も凄いよな。」

「流石の統一感よね。」


 地図アプリを使い場所を確認しながら、歩いて行く。


「わぁー、あのどら焼き美味しそう。」

「寄ってくか?」

「まだお店あいてないけどね。」

「まぁ、そうだけどな。」


 そりゃそうだ。まだ10時になってないし。

 まぁ、なんだかんだで帰りに寄ることにはなった。


「お、まもなくだ。」


 そう、標識を見て音露が言う。確かにその通りみたいだ。

 

「もうひと頑張りしますかね。」

「だね。」

「ずっと歩いてる気がする〜。」

「そうゆう、もの、です、よ。」

「ま、そうよね。」


 そんなことを話していると、目的地が見えてきた。

 今回は外からだけ見ることにする。


「おー、ほんとーに金じゃなーい。」

「確か、金が足りないんだけっけ?」

「そうなの?」

「僕も知らん。」


 そんな会話を、音露と悠華がしている。

 にしても、どうするかなぁこの後。というかもう既に、これで終わりだよな。


「です、ね。今、戻っても、1時間以上は、暇に、なります、ね。」

「だよなぁ。悠華〜、なんかしたいことある?」

「ん〜、写真でも撮る?集合写真的な。」

「いいわね。そういえば撮ってなかったもの。叔父上にも見せたいしね。」


 そんなこんなで、写真を撮ることになった。

 美桜菜が近くの人に話しかけて取ってもらうように頼む。

 こうゆうコミュニケーション的な?誰かに話しかけに行くのはやっぱり美桜菜だよなぁ。

 金閣寺を背景に3、4枚ほど写真を撮ってもらい、お礼を言う。


「おー、いい感じじゃん。」

「うん、綺麗に撮れてるな。流石、美桜菜の最新スマートフォン。」

「それ、関係あるかしら?」


 まぁ、関係あると思うけどなぁ。画質とかがいいのはやっぱり最新だからだし。

 というかこの機種って今年だよな。しかも夏辺り?だったかな。何十万とかだったような………


「私はなんだってっていいのよ?でも、叔父上の会社の幹部の1人にこうゆうガジェットって言うの?が好きな人が居てね。それで貰ったの。」

「ほえー、そんなことあるんだ。」

「ある意味、新手の賄賂よ。ふふ。」


 そう言いながら美桜菜が笑う。

 ガジェット好きってなんか俺も知ってるような………ま、いっか。


「んじゃあ、そろそろ戻るか?」

「それもそうね。」

「どら焼き行こ!」

「はは、はいはい。行くよ。時間もあるし。」


 あやすような言い方をすると、悠華が不満げな顔をする。


「まぁいいや。早く行こ。」


 そう言って悠華は先に、進んでいく。場所覚えてるのかなぁ。

 俺らも後を追うようについていく。

 

「で、場所わかる?」

「ん〜、あんまり?」

「ん〜、駄目らしい。」


 悠華に聞きに行った、音露がやっぱりと言った顔で、こっちに振り返った。

 俺らは、やれやれと言った感じで、悠華に追いついて、一緒に行く。ていうか、帰り道戻るだけなんだけどなぁ。とは思ったが言わないことにした。

















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