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僕らの青春は苦悩から  作者: 好音 コルヴォ
高校2年二学期
62/83

第16話ー①

「そろそろ行きますかぁ。」


 翌日、朝食、昼食と自由行動のために少し早めに起きて準備をする。

 ホテルのロビー集合にしているため、ぼちぼち行くかとなったのだ。


「うし、行きますか。」


 エレベーターに乗り、1階のロビーに行きラウンジのような休憩スペースに行く。

 向かうとそこには既に3人が待っており、談笑していた。


「おはよぉー。」

「おはよ。」

「おはよう、ござい、ます。」

「おはよ。」

「おはよう。」


 挨拶をした後は、すぐに3人も立ち上がり、ホテルを後にする。

 別に急ぐ訳でもないが移動は早い方がいいという結果になったからな。


「えっと、とりあえず、駅に向かい、ましょう、か。」

「そうね。」


 駅に向かいそこから伏見稲荷大社に向かう。そこの道すがらで朝食をとる。


「そもそもの話なのだけど、あなた達別に朝食いらないでしょう?」

「まぁ、俺は別にいいわな。」

「僕も休みの日は殆ど食べないなぁ。」

「うーん、私はまぁたまに?抜くことあるかな。」

「あ、わ、私は、どちらでも。」

「なら、朝食無しか伏見稲荷の後でもありね。タイミングも大変そうだし。」


 まぁ確かに駅降りたらすぐだしな。

 皆も別にそれでいいらしくそれで行くことになった。

 一応京都を楽しむために、昼食はしっかりととることにした。

 駅を降りてすぐ、その場所はあった。


「おー、ここがかぁ。」


 伏見稲荷大社に着き、門をくぐると広大な景色が目の前に現れる。


「ひっろ。はぁ……すげえ。」

「ここが本殿ね。とりあえずお参りしましょうか。」


 全員でお参りし、本命の千本鳥居に向かう。

 入口の鳥居を潜り、そこから更に進むと千本鳥居の入口がある。


「これが本物、かぁ………」

「凄い、です、ね。」

「神秘的〜。」


 それぞれが歩きながら辺りを見渡して感想を言う。

 というか早くに来たからそこまで人もいなくて混まなくて良かったな。


「というかこれ、実際に見るとかなり果てしなく感じるな。」

「そりゃあねぇ。私、こうゆう神秘的な所好きよ。」

「それは共感する。なんか知らないけどいいよな。」


 しばらく進むとやっと出口に着いたらしく、辺りが急に開けた。


「ふぃ〜ここまででも割と大変だねぇ。」

「朝食った方が良かったかも。僕らの判断ミスかな?」

「です、ね。そうかも、しれない、です。」


 奥社にてお参りをしつつそんな話がされる。

 そういえば下で見たマップだとこっから更に山登っていくみたいだしな。なーんにも食ってねぇから大変かもしれん。


「ねぇねぇ、なんか面白そうなのある。」

「んあ?おもかるいし、ねぇ。軽けりゃあ願いが叶うとよ。誰か………」


 と後ろを振り向きながら、やってみる人を求める。

 案外そうゆうノリも何も無いメンツなので結局やらずにそのまま進むことになった。


「要は気の持ちようよ。」

「それ言っちゃあおしまいだよぉ。僕は面白いと思ったけどなぁ。」

「あら。じゃあやったら良かったじゃない。」

「特に願うものもないしねぇ。」


 登っていくと徐々に階段になり、ちゃんと大変になってくる。

 辺りの稲荷神社や、鳥居を見ながら進んでいく。

 それなりに皆が疲れた辺りで三つ辻、そして、四つ辻と続いて到着できた。ちなみに道中は半ばスルーだった。

 一応神社は拝んだけど。なんでこんなメンツがこのような所来たのかね。


「うげー、疲れたぁ。」

「です、ね。しばらく、休み、ます、か。」

「あんまし休むと時間無くなるけどねぇ。」


 そう言いながらも、ベンチでちゃんと腰を下ろして音露は座った。

 ふと周りを見ると京都市内が一望できた。


「やっとここまで来たね。はぁ〜風が心地いい。少し寒いけど。」

「です、ね。風が、心地いい、です。」

「あっ、ねぇ!お食事処あるよ。帰り行く?」

「そうなると予定狂うけどねぇ。ま、いいんじゃない?」

「ここに戻ってきた時間で考えましょう?あまり遅かったならそこでもいいし。」


 全員それで同意し、そろそろ行くかという話になる。だが誰も動かない。


「お前ら確か、往復3時間とかサイトに書いてたろ。だから早く動いてるのに、ここで止まってたら……」

「て言う、月輝が動いてないじゃん。」

「うっ。」


 そもそも体力そこまでないしな俺ら。

 ここから更に登山!って感じになるし、まぁ今から体力をしっかり回復した方がいいのはそうだろう。

 程なくして本当に行くかとなって全員で立ち上がる。


「戻る?」

「いや、悠華。何言ってるの?」

「へへ。ジョーク。」


 そんなことを言いながら二又に別れた道の真ん中辺りまで行く。


「正規ルートは左らしいわ。」

「じゃあ、左、です、ね。」

「こっからさらにきついのかぁ………しゃあ、行くか。」


 音露が大袈裟に腕を伸ばしてストレッチをし、肩を回す。


「なんだかんだ楽しめてる、のかな。」

「ん?なんか言った?」

「ううん。なにも。ほら悠華。行くよ。」


 俺らは残り半分(帰りも含めて)を歩き出した。

















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