表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕らの青春は苦悩から  作者: 好音 コルヴォ
高校2年二学期
57/83

第14話ー④

「「「「おじゃましまーす。」」」」

「どうぞどうぞ。」


 玄関の扉を開けて、中へと入る。あれ?そういえば、他人の家行くのいつぶりだ?夏休みの時の別荘はなんか違うと思うし。

 とりあえず、リビングに入ることにする。扉を開けると中で一匹の猫がいた。

 茶白の中ぐらいのサイズ感の猫が、鳴きながら、悠華の足に擦り寄る。


「かわいい、です、ね。名前は、なんで、すか?」

「シュガーだよ。」

「名付け理由、とかって、あります、か?」

「ん〜、ない、かなぁ。一応、茶色の砂糖もあるし、って話にはなったけど。基本は語感。」

「なる、ほど。」


 そんな話をしている間にも、茶白の猫、シュガーは俺らの前を後ろを縦横無尽に動き回りながら匂いを嗅いでいる。

 こんなに近寄ってくるけど人馴れしてるのかな。空優も普通に触れてるし。


「これでも保護猫なんだけどね。母親経由で家に来たんだけど、人懐っこいのよ。最初から。珍しいでしょ?」

「ふふ。そうね。保護猫でここまで警戒心無いのは確かに珍しいわね。」


 軽く猫を愛でつつ、リビングの机に集まる。悠華は2回から座布団をとりあえずで、人数分持ってきた。

 ソファーもあり、適当に座ってとの事だったので雑に座る。

 ソファーには悠華と美桜菜が座った。


「なんか既に楽しいかも。」

「………良かったな、音露。」

「うん。」


 そう言って嬉しそうに音露が答えた。

 悠華は、とりあえず飲み物取ってくる、って言って台所に向かった。


「問答無用で全員お茶でいいよね。」

「はい。」

「いいぜ〜。」

「俺もそれで。」

「お願いしますね。」

「りょ〜か〜い。」


 出されたお茶を飲みながら、雑談をする。

 とりあえず、まずは集まった本題についての話をする。


「基本的には、2日目、を、詰める、感じ、です、よ、ね?」

「そうね。3日目は午前中は自由行動だけれど。お昼には駅に着いてなきゃだしね。」

「おっし。探すかぁ。」


 とりあえず、スマホで適当な所を調べて案を出してみる。

 へぇ、『定番』で調べると色々と出てくるな。やっぱり京都は、修学旅行と言えばこれ、ってとこなんだろうな。

 でもやっぱり見るところなんていっぱいありそうだな。


「お、これ。この、鳥居いっぱいあるやつ。テレビで見たことある。」

「ん?あぁ、確かにそうだな。」

「伏見稲荷、ね。」

「ちょっと中心からは外れるって。」

「んー、まぁ問題は無いだろ。後は他がなにかだろ。」

「うん。それもそうだな。」


 というか、あれだな。ここを最後にすればいいんじゃないか?ホテルもどっちかと言うとこっち方面だし。

 結局、ここを最後近くに配置することで仮決定した。

 後はお昼をそのまま取れるようにとの事にもなり、北部近くを最初に散策することになった。

 あとは、それぞれがそれぞれ雑多にこんなところいいんじゃないかとか話し合った。

 そういえば、俺らのお小遣い、というか持ってきていいお金は5万以下としか決められていない。後は自由ということらしい。上限があるのは常識の範囲内、するよりいいだろうということらしい。

 俺に関しても、親から後で口座に送るとか言ってた。バイトで必要だから作った通帳だったけど、役に立つなぁ。こうゆう時に。


「案外、その気になればサクサク決まるね。」

「まぁ、まだ仮決定ですけどね。ここから移動手段とか諸々を含めて細かく決めて本決まりにしなければいけないのだから。ここからよ。」

「です、ね。でも、大事、です、し。」


 だなぁ。実際そこがないと出来ることも出来ないし。無駄になる。

 前に1人で遠出した時に、時間確認とか徹底してて助かったし。大事すぎる。


「ま、ここら辺は私の得意分野だから任せて。場所の意見はほとんど出してなかった分頑張るわ。」

「手伝い、ます。」

「ま、そこはお任せするわ。」


 お金とか諸々の関係は慣れてる人に任せる方がいい。まぁ、丸投げっていうのもあれだから手伝うけど。


「そういえば、ホテルでさ自由行動できるの?」

「んあ?できなかったと思うけどなぁ。ま、僕はとっとと寝ようと思ってるけど。」

「お、音露も?俺も〜」

「えぇ〜、話そうよ〜。」

「そもそも、男子の、部屋は、行けない、と、思い、ます。」

「あー、そっかぁ。そうだね。」


 まぁ、一応、なぁ。そこはどうしようもないことだろう。万が一を考えなきゃいけないし。

 そもそもそれまで一緒に行動してるんだから別にいいと思うけどな。

 そんな雑談をしているとお昼になったので、そうめんを用意する。


「よいしょ、おまたせ〜。足りる?」

「だいじょぶだろ。少食だし、このメンツ。」

「それもそうか。」


 みんなでそうめんをつつきながら、適当な話をする。


「だから割とお金もってかなきゃなんだよね。無理しなくてもいいとは言ってるけど、バイト先にお土産買うのも義理だしね。」

「わかるわぁ。私も会社に買うもの。」


 やっぱりそうだよなぁ。後は、おばあちゃんと日花光、そして両親。もちろん莉未にも買ってやらないとな。

 そのあとは、適当に流れを決めて午後2時ぐらいに解散となった。

















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ