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僕らの青春は苦悩から  作者: 好音 コルヴォ
高校2年二学期
55/83

第14話ー②

 副班長を受け入れて、5時間目は終わった。ま、その後も同じだから延長というかトイレ休憩?程度でしかないけど。


「でも、修学旅行楽しみだねぇ。」

「どうした急に?」


 なんの脈略もなくそう音露が言う。ま、行ったことないからそうゆう意味では楽しみだけど。

 俺的には、皆でどっか行くってのがあれだが、思い出作りと思えばなんとか楽しめるかな。

 後、おばあちゃんと日花光にお土産買ってかないとなぁ。後、自分用。中学の時は家族とかへのお土産しか考えてなくて自分のことなんて頭に無くて、買わずに帰ってきたからなぁ。親にもなんで買ってこなかった、って言われたし。


「お土産、ねぇ…………」

「なーに悩んでるの?別に土産なんて沢山あるでしょ?」

「ま、ねぇ。わかってはいるけど」


 そう言いながら、机に突っ伏す。確かに、現地に行けば欲しいものも見つかるかもしれないけど、ね。


「音露はあれか?経杜に買ってくのか?」

「んあ?ああ、うん。もちろん。」


 しおりというか修学旅行中の日程の書かれた紙を見ていた顔を上げてそう答える。

 俺もその紙を見ながら日程を確認してみる。


「一日目って、同じ班だよな?音露。」

「そう。4人班だったはずだ。後は、隣のクラスの女子だったか。」

「だよな。」


 そう言いながら、日程を見てみる。

 確か、隣のクラスの女子って生徒会会長、副会長コンビだったよな?、文化祭終わってすぐになった。後期生徒会の。

 一日目は基本1箇所と後はホテルに向かうだけなので班行動は2日目からということで、一日目の見学は勝手に組まれた班で、だ。

 このホテルも前に調べたらいいホテルだったしな。といっても、大浴場とかは使用出来なくて、部屋のシャワーだけだったはずだが。


「当たりだよなぁ。僕ら。僕と月輝の2人部屋だから広そうだし。」

「だなぁ。数少ない2人部屋を割り当てられたのは僥倖だった。基本自由行動の班で部屋割りだけど、追加1人で3人部屋のパターンが主だからな。」

「あまり話さない人と同じ部屋よりは良かったよ。」

「同意。」


 俺も喋らない人と同じ部屋はきつい。ま、そもそも誰かと同室の時点で俺的にはあんまり……って感じだが。それでも、音露とならまだ大丈夫かなとは思う。

 2人部屋って男女合わせて6つぐらいしかなかったんじゃなかったか。ほんとに運がいいな。

 チャイムがなり、6時間目が始まる。かといってなにか変わることなく、皆、雑談ムードはそのままだ。チャイムがなってすぐに先生も職員室から戻ってきた。


「なぁ、これ。いつ決めるの?」


 またもや脈絡無くそんなことを音露が日程の紙を指さしながら聞いてくる。

 これ、ねぇ………


「普通に、後で、グループの、メッセージで、話し合う、で、いいん、じゃ、ない、です、か?」

「うーん、それもそうだけどさぁ………」

「なーにひっかかってんの?別に私も、空優と同じ考えだけど。」


 それに関してはそうだ。というか、前からそんな感じで意見は纏まってたはずだけど……


「あ、そうそう。僕、皆で集まって日程決めたりしたいんだよ。」


 そう、力説するかのように言う。ふーん。そうゆうこと、ねぇ。


「だったら、今から話し合う?」

「いやいやいや。そゆことじゃなくて、僕が言ってるのは、誰かの家に集まってわちゃわちゃしながら日程決めるのをやりたいなぁって。」


 あー、なんだ、漫画とかみたいな感じか。非効率的だけど、楽しいんかね?あれ。音露って、そうゆう割と在り来りのシチュエーションって言えばいいのか?そうゆうのやりたがるよな。

 音露の発言を聞き、皆も言いたいことがわかったらしく頷いたり納得したようだ。


「私は、それでも、いいです、よ?」

「同じく〜。楽しそうではあるよね。」

「俺も。乗っとく。」

「……………」

「美桜菜?おーい。美桜菜はどうだ?」

「んえ!?えっ、えっと………」


 ここまでノーリアクションだった美桜菜が音露に話しかけられ驚いたようにスマホから顔を上げる。

 珍しいな。美桜菜がこんなリアクションするなんて。初めて見た。

 事情を聞いた美桜菜はしばらく考え込んだあと、ひとつ息を吐いて答えた。


「やること自体には別にそれでもいいわ。けれど、そう、ねぇ………ぎりぎりになるけど再来週の土曜日なら、うん。空いてるわね。」

「再来週の土曜日?ま、皆集まるのが1番だし。僕は大丈夫だけど皆は?」

「大丈夫、です。暇、なので。」

「同じく〜。暇〜。」

「りょーかい。」


 皆がその日でいいと言うのでその日に集合することになった。プリント提出にはとりあえず間に合う感じだ。


「にしても、美桜菜。なんでその日しか空いてないんだ?」

「え?あぁ、年末になってきたから、よ。といっても、まだ10月だけど。今年は何故か何処も調子が良くてね。今から動かないと年末作業に支障をきたす可能性が大いにあるのよ。で、手伝うと名乗り出たはいいけど、物の見事に修学旅行とだだかぶりしてね。だから、空き時間で作業してるの。これやっとくと、11月、12月が格段に楽になるしね。」

「なるほど、おつかれ。」


 そう言って笑い返してやる。相も変わらず真面目というか、計画性があるというか。流石だ。

 どうやら、再来週の土曜日ぐらいには落ち着けるし1日ぐらい遊ばないと叔父にもなにか言われる可能性もあるらしい。だろうな。働き詰めはどうかと思うし。


「で、そういえば誰の家に集合?」

「そうゆう、悠華の家は?」

「ん〜、いいけど。猫いるよ?」

「いいじゃん。」

「会いたい、です。」

「………家帰って親に聞いてみる。」


 結局、悠華の家に集合になった。家には、駅に集合してそこから家まで案内するということで纏まったようだ。

















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