第14話ー①
一応、前話も投稿されてます。普通に忘れかけてました。
あれから、特に変わったことも無く悠華とは関わりが続いている。本人の言う通りというか、最初からなかったように何事もなく次の投稿の日から挨拶された。俺もそれに合わせるようにして、会話をしている内に今までどおりに戻せたような気がする。
同じような話題で言うとあの時に告白してきた子とは話すことは無いが、流石に同じクラスなのですれ違うことも多い。ぶっちゃけかなり気まずいというか、苦しい。ま、流石に目線を下げたりは意識してしないようにしているが。
そんなこんなで10月になり、2年は修学旅行準備が多くなっている。行先は京都。11月の頭には、2泊3日で出発だしな。今日は、2時間使って班行動の内容とかを決める。ちなみに、班はイツメン。班行動は2日目と3日目だけだ。
「どーするー?行き当たりばったりにする?」
「面倒、くさがらない、で、ください。この、プリント、提出、なんですから。」
「ジョークジョーク。それくらい、僕だってわかってるよ。」
「ふふ。だと、思い、まし、た。」
当たり前と言っていいのかあれだが、2時間もあると周りもどうしても雑談ムードが漂っている。まぁ、半自由時間みたいなもんだからな。
どんな所に何で行って、次がここで……みたいのを自由行動時間分全部書いてプリントで提出しなきゃいけないが、別にそれは今日が提出期限じゃない。大体はメッセージでグループ作ってプライベートとかで決めているらしいし。
俺らもそれもあって、雑談ムード、という訳だ。
「とりあえず、大雑把にでも決める?」
「私は皆に任せるわ。京都は何回か行ってるしね。ま、旅行メインというより、叔父上のお仕事についていって、だけれども。」
そう言いながら、スマホで何かを打ち込む。内容は知らないが、お仕事関係、だそうだ。
「ならさ、美桜菜ちゃんが行きたい! って所ないの?」
「特には………無い……わね…… と言ってもおすすめもあんまり出来ないのだけれど。私の知ってるお店とか教えてもいいけど、お高いしね。とても、学生の修学旅行で行くような場所じゃないもの。」
「うわー、高級料亭?ってやつ?高そー。」
「詳しくはないけど高いわね。ええ。」
と、少し世界観の違うような会話がされると改めて凄さを感じる。でも、食事とかも考えなきゃ行けないんだよなぁ。めんどい……
「わ、私は、オーソドックス、ですけ、ど。神社、仏閣、周りは、行って、みたい、です。」
「それは、俺も賛成。せっかくなら、ってやつだな。」
「僕も、さんせーい。その辺で、意見だそっか。」
申し訳程度の意見が出される中、さらっと空優が議長みたいな立場になる。
というか、別に誰もそこまで真面目に話し合っていない。他の班も含めて。
「ま、まぁ、じゃあ、その方向で。で、なんで、私、が、この立場?、なんで、すか?」
「知らない?ま、でもいいんじゃない?経験、経験。」
「はぁ……べ、別に、不満、は、無い、ですけど……」
やれやれといったような表情で、プリントにメンバーの名前を空優が記入していく。
「そいや、他に京都言ったことある人いるの?」
「僕はなし。」
「同じく。」
「右に、同じ、です。」
「ま、俺もないけどな。」
どうやら美桜菜以外は行ったことないらしい。そりゃそうか。中学が違えど県は同じ。大体、いつにどこに行くなんてのは同じだろうな。
しっかし、2泊3日、ねぇ。ま、夏休みの時にそれよりもずっと長く一緒にいたから別にこのメンツに関してはいいのだが、学校で、か。あんまり、クラス団結、学年団結とかの空気は好きじゃない。というか、なんだろう?ノレない?そんな感じ。とゆうか、普通に疲れる。
やっぱりなんだかんだでこのメンツなんだろうな。程よい。常にこのメンツでしょっちゅう遊ぶ訳でもない。なんだったら全然だ。莉未を入れてもそれは変わらない。だからいい。
そんなことを思いながら、ポケットからスマホを出して画面を開く。そのままSNSを開いて暇つぶしに見る。
「そう、言え、ば、班長、どう、します?」
そう言って、プリントを見せてくる。確かあれか。何かあった時に先生に緊急連絡とかもできるようにするために必要とかなんとか。
「うーん……空優はやりたい?」
「いえ。全然。」
「じゃあ、美桜菜か。」
そう言って何か作業している美桜菜の方を向いて話を振る。それに気づいて顔を上げて、
「ん?あぁ、構わないわよ。それぐらい。」
と、さらっと班長を了承しまた顔を画面に戻した。そんなに早く片付けなきゃいけないことがあるのかな?流石に確か経営とか根本に関わることとかはやってないとか聞いてるけど……いや、ほとんど、か。勉強程度にはしてるって言ってたっけ。
とりあえず、班長が決まったので空優が班長の欄に丸を付ける。そして、俺の名前の隣の副班長の欄にちゃっかり丸をつけたのを見逃さなかった。
「おい、何勝手に丸つけてんの?」
「いや、美桜菜ちゃんが、班長、なので……」
そうさも当たり前のように言って、訂正する気は無い。ま、別にいいけど。副班長に基本仕事は無い。班長の代わりとしてだから何かない限り仕事はない訳で、そう考えるとますますする事など無さそうだ。
「ま、いいか。」
仕方ない、というように俺は了承した。




