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僕らの青春は苦悩から  作者: 好音 コルヴォ
高校2年二学期
43/83

第11話ー②

「案外、美桜菜と俺、写ってるんだな。」


 そこから、10月、11月と見ていく。別に文化祭のような大々的なイベントはないが、日常の様子などが撮られている。


「多分、目立ってたんじゃない?」

「この頃は、付き合ってたし、あっちが学級委員で常に俺も手伝ってたから……」

「なる、ほど。納得、です。」


 だとしたら、ここら辺から音露も俺らと写り始めるんじゃないか?そう思いながら、探していると、12月の学期末の学年行事の写真があった。俺らの学校は、学期末に学年行事をやる。確かこの時は、バスケだっけか。


「あ、初期メン3人だ。」

「初期メンて………」

「雫葉先輩と写っているのはここからなんですね。」

「あー、この辺りから絡みが増えた……んだったか。」


 そういや、このバスケは賛否両論も凄かった気がするな。俺も、なんでバスケって思ったし。


「この中だと、誰がバスケできたの?」

「美桜菜は万能超人だから、置いとくけど、音露かな。あいつは動けるほうだし。」

「万能超人て………まぁ、言い得て妙だけどさぁ。」

「でも、確かに雫葉先輩は運動神経はいいですもんね。」

「です、ね。」


 そのまま見ていくが、まぁ、別に1月は特にない。2月は学年行事でクイズ大会をしたんだったよな。


「確か、これ。学級委員達が、かなり、頑張った、って、聞いた、です、が?」

「あー、なっつかし。かなり、問題がマニアックだったしな。」

「これ、なんの写真ですか?」


 そう言って、莉未が指したのは国語の先生と写る、俺と美桜菜。


「これは、取材中。クイズの問題用の。」

「そういうクイズの系統なんだ。」

「そ。だから、色んな先生にインタビューして問題作って、って大変だったよ。おかげで本番は盛り上がったけど。」


 誰も正解できないかもと思ったけど結構正解してる人がいて驚いたよな。ほんと、どこでそうゆうのって知るのかね。でも、いるよなそうゆう先生の情報詳しい人。


「こうやって見てると、懐かしいなぁ。」

「です、ね。」


 そうやって見ていくと、2年生になり4月、5月と写真が並んでいる。


「こっから、私が転校してきたんだよね。もう半年かぁ。」

「早いもんだ。」


 写真を見ていくと、俺らが写ってるのもあった。

 まぁ、基本的に日常のが多いが。なにせ、一学期なんて全然行事ないから写真も少ない。


「そういえば、学年行事もあったね。」

「あー、スイカ割り。」

「暑かった、です。」


 結局あれ、割れたは割れたけど2個ぐらいしか割れなくてしかも皆食べても食べきれなくて余ったんだっけか。


「こんなところ、ですかね。」

「そう、です、ね。案外、楽し、かった、です。」

「そうだなぁ。」


 思い出話も案外、悪くないもんだな。こうやって見ると、案外俺も楽しんでたのかな。ここには無いが、1年の一学期の時は集合の時以外、1枚も写ってないしな。


「はー、疲れた。どうする?」

「視聴覚行くか?休憩所だし。」

「あり、です、ね。」


 1部の教室は生徒用に飲食をするための休憩所になっており、その中でも視聴覚室だけは飲食禁止になっている。

 視聴覚室は俺らの教室と同じ3階にある。しかも登ってすぐ。中に入ると、誰も使用していなかった。適当なところにそれぞれ座る。


「色々と見て回ったねぇ。」

「なんか、久しぶりに、歩いた!、感じが、します。」

「人も多いしね。さすがに疲れた。」


 と、スマホのメッセージの通知バイブを感じて、見てみると音露からで『今、どこにいる』、といったことだった。視聴覚室にいる旨を伝えるとすぐ行くとの事だった。


「つーわけで、音露が来るって。」

「やっとだねぇ。」


 少し待つと、後ろの扉が開き、音露が入ってきた。そして、俺らのところに来て、俺の隣に座る。


「で、何の話してたの?」

「疲れたねって話。」

「ははっ、なるほどね。僕も1番忙しい時にシフト入ってたから疲れたよ。」

「そりゃそうだな。」


 あの人の混みようだと結構大変だったろうな。でも、料理は間に合ったんだな。


「いんや。間に合ってないよ。内緒で、ね。お前は働きすぎるからな。他の子が追加作ったんだよ。」

「ちなみに、共犯、です。」


 そう言いながら、ピースする空優。ま、だろうな。別に回らなくていいと思ってる人間だし。こりゃ、してやられたな。


「そういえば、雫葉先輩って文化祭回りましたか?」

「ん?あぁ、軽くどんなのあるかは見て回ったな。後、お化け屋敷は中入った。下見として。」

「下見、ねぇ。明日来るって言うお友達のため?」

「そ。」


 呆れ気味に聞く悠華に、音露は何も変じゃないだろと言わんずばかりのさらっとした返しをする。


「お前らは、色んなところを行ったろ。」

「です、ね。お化け屋敷以外、一通り。」

「写真とかも見てきたな。」

「お、懐かしいねぇ。」

「ふ、確かに。」


 そんな話をしていくと徐々に話題は去年のことになった。と言っても何気ない日常の。

















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