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僕らの青春は苦悩から  作者: 好音 コルヴォ
高校2年二学期
41/83

第10話ー④

「はぁ………恥ずかしかった。」

「はは、悪ぃな。あまりにも可愛くて、テンション上がっちゃってさ。」

「別にいいですけど………後でそれ送ってくれません?」

「ああ、もちろん。」


 あれからなんだかんだで、全部のところで一緒に写真を撮ってしまっていた。もちろん、4人でも撮ったし、莉未は、最近仲のいい空優とも撮っていたが。


「そろそろ行きますか?」

「だな。そろそろ、行くか。」

「逆にお昼時になって混んでるかも…………」

「だと、思い、ます。」


とりあえず、昼食を取るなら外の屋台系の所なら、そこまで混まないだろということで、向かうことにする。屋台系は外なので道すがらに教室を見ると人が増えている。


「料理長としては、嬉しい状況だ。」

「です、ね。明日は、もっと、忙しく、なり、そうです、ね。」

「確かに。」


 そんな会話をしながら、繁盛している自分達のクラスを通り、階段を降りて下へと向かう。

 外に出ている屋台系は、一般からも出てるらしく、地元自治体からも出店されている。また、キッチンカーも3台ほど来ている。

 玄関に行くと、凄い人だかりで外に出るのも大変そうだ。


「こっちも人が集中してるなぁ。」

「とりあえず、頑張って外に出るか。」


 人波を避け、玄関から外に出る。何処からともなく焼きそばや、揚げ物の匂いが漂ってくる。

 玄関を出てすぐの所に、キッチンカー3台が並び、そこから向かって西側には、屋台が並んでいる。


「ケバブに、クレープ。丼系。色々あるな。」

「この列、どれも凄いよね。」

「言ったらあれかもですけど、屋台の方が不利じゃないですか?」

「まぁ、それはそうだな。」


 と言っても、別に屋台側に人がいない訳でもないが、そこまで行列ではないというだけだ。


「こう見ると、私たちの、クラスは、売れていると、思い、ます。」

「確かに。見た目よりも更に大繁盛の方なのかもな。嬉しいことに。」

「です、ね。」


 そんなことを言いながらとりあえず、屋台の方に行ってみる。

 出ているのは、お祭りでも定番どころが並んでいるといった感じだ。こうゆう時ってガッツリ食べた方が良いのかなぁ……


「何食べる?」

「んー、どうしようかな。」

「確か、隣の、クラス、出して、ました、よね?」

「あー、そういえばそうだね。何やってるんだっけ。」

「これじゃない?焼きとうもろこし。」


 醤油の香ばしい匂いと共に、どんどんととうもろこしが焼きあがっていくのが、視界に入ってきた。なんで、焼きとうもろこし………


「ま、まぁ。お祭りぽいと言えば、ぽいと思いますが。」

「で、焼きとうもろこし、食べる人。」


 誰もいなかった。というか、よっぽど好きでもないと最初には食べないだろうと思う。

 最終的に、3年生の出す、焼きそばと焼き鳥を人数分、買うことにした。後、自治体の鶏の唐揚げ。

 近くには臨時のベンチもあり、そこまで暑くなかったのでそこで食べることにした。


「いったっだきまーす。」


 そう言い、勢いよく悠華が唐揚げを口に入れる。俺らが、買った時ちょうど揚げたてだった。だから、当たり前だろう。一口で口に入れたため、熱さであたふたしてる。それを見て俺らは思わず笑ってしまう。何か、それに対して反論しているのだろうが、はふはふとしか聞こえず、また笑いが込み上げてくるばかりだ。

 そして隣を見ると、真剣に唐揚げをふーふーとしている莉未がいた。そういえば、猫舌だったか。


「食べれそう?」

「あ、はい。猫舌も大変なんですよ?」

「みたいだな。」


 俺はとりあえず、焼き鳥を食べることにした。普通にクオリティが高く、タレも美味しい。焼き鳥は、タレ味にすると、クオリティ高いものを作るのは大変なんだよなぁ。だからいつも、スーパーの市販品で済ましちゃうんだよな。


「美味しい、ですね。」

「あぁ、そうだな……って、早っ!もうそんな食べたの?」

「あはは……つい。」


 空優は、食事を始めて1分たったかどうかで焼きそばをもう半分も食べている。サイズは、お祭りとかでよくあるサイズの普通盛りだが、恐ろしい早さだ。なんだったら、焼き鳥も串についているお肉も半分になっている。


「こんな食べるの早かったっけ?」

「本当は、こんな、感じ、です。いつもは、わざと……」

「それでか。てか、それ味わえてる?満腹なる?」

「なります。というか、これくらいの、早さじゃ、ないと、あまり、食べれ、ない、ので。」

「少食ってやつか。」

「です。」


 意外な点が分かったのはいいが、早さの問題なのな。

 悠華もさすがに1個目のこともあってか慎重に食べている。


「そういえば、今日美桜菜ちゃんに会わなくない?」

「えっ?ホール組も会ってないの?てっきり会ってるかと………料理の連絡も来てたし。」

「あー、あれは総合判断が美桜菜ちゃんだから、全ての連絡がいってるの。一旦。」

「そうゆう仕組みか。」


 確かに1回もすれ違わなかったしな。いや、男装してるから、分からないか。どんな格好か知らないし。


「シフトも最後の時間だからね。今日も明日も。」

「そういえば、今回はこんなゆっくりできてるし……何してるんだか。」

「ホールの人も、月輝君も、知らない、なら、誰も、分からない、と思い、ます。」

「はははっ 確かに。」


 でも、美桜菜なら大丈夫だろうという根拠の無い、信頼を思いながら昼食を済ませた。

















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