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僕らの青春は苦悩から  作者: 好音 コルヴォ
高校2年二学期
31/83

第8話―②

前回は予約投稿を忘れてしまい、すみませんでした。前話は既に投稿されてるので、一緒に見てくれるとありがたいです。

「やっぱ、飲食店系やろうよ。」

「いや、料理大変だよ。」

「でも、迷路とかお化け屋敷とかの方が準備大変だよ。」

「そりゃあ、そうだけどさぁ……………」


 クラス内の意見は決まりかけたかと思うと、反対意見が出て、もう一度やり直して、決まりかけてもまた駄目と、議論百出と言うよりも、もう諸説紛紛になっていた。険悪になるのは嫌なんだがなぁ。


「いやー、意見が停滞していなくていいわねぇ。皆、やる気があるわね。」

「それで片付けていいのか?」

「ふふ、いいのよ。それよりも月輝君、自分のところで出た意見、書いといてね。」

「はーい。」


 そう返事して、とりあえず男装女装カフェと書き込む。このままだと今日中に終わらない気がするんだが、どうするんだ。


「と言っても、流石に時間が押しているわね。」


 そう呟くと、手を叩いてまたどこか覇気のある瞳でクラス中を睨む。いつものクラスでの美桜菜のキャラは冷静沈着なイメージがあるが、同じクラスだったりする人は、この状態の怖さを知ってる。だから、ちょっと恐れたりする。

 本人曰く、日々の教育の賜物、らしい。将来は、叔父さんの会社で働いて、最終的には継ぐつもりらしいが、確かにやり手女社長感はある。


「とりあえず、方向性だけ決めます。」


 確かに、その方がいいな。というわけで、飲食系とイベント系どちらがいいかを挙手制で決めることにした。人数は拮抗していたが、多かった飲食系でいくことになった。


「一応、言っとくと私たちのクラスには、月輝君がいるから、料理のクオリティは保証できるわよ。むしろ、文化祭じゃあ、不相応なレベルね。」

「ハードルをあげないでくれ。俺は文化祭を見て回りたい。……………まぁ、レシピぐらいなら、5品は余裕で考えられると思うが。」


 そう若干小声で言ったがクラスは、おぉ、といった雰囲気になってしまった。辞めてくれ。まぁ、安心して実行に移せると思えたなら万々歳か。

 次にどんなものを提供したいかを決めることになった。これも色々と意見が出たが、色々な料理をやりたいということでカフェに落ち着いた。だが、ここからが大変だった。まぁ意見がまとまらないったらあらしない。メイド喫茶の話が再浮上し、対抗勢力として女装喫茶が出てくる。


「また、収拾がつかなくなったな。」

「これ、月輝君と音露君が出した意見?」

「ん?あぁ、そうだよ。」

「ふーん………」


 そう言うと、なにか考え込んだように黙り込んでしまった。どうしたんだろうな。

 しばらく悩んだ後、何かを自分で結論づけたらしく、うん、と言うと皆の視線をまた自分に向けさせた。


「月輝君がとってもいい案を出してくれてわ。要はどっちも恥をかけばいいのだから男装女装カフェなんてどう?」


 そうゆうことかぁ……………… 美桜菜の発言に男女問わずクラス中がザワつく。笑っていたのは音露、空優、悠華のイツメンぐらいだった。流石に、通らないだろ。そう思っていた俺が甘かった。

 それから段々とクラスは落ち着きを取り戻し、周りでそれぞれ話し合いを始めてしまった。嘘だろ…………


「なんかこの意見で纏まりそうね。この意見で賛成の人は挙手をお願いします。」


 時間もないということで、挙手を求めると賛成多数。というか、ほとんどが挙げている感じだった。こんなのでいいのかよ、俺らのクラス。


「じゃあ、私たちのクラスはこれで。皆で頑張って行きましょう。」


 そういい感じに美桜菜が纏めるとタイミングよく、チャイムがなり、6時間目が終了した。

 美桜菜は一応担任に確認しとくみたいだ。


「弥嶋先生、この方向で進めても大丈夫ですか?」

「うん、大丈夫。ただ、衣装は露出とか控えたりして、高校生としての範疇を逸脱しなければ大丈夫。」

「わかりました。」


 メモ紙を美桜菜のファイルにしまっておき、黒板を消していると、会話が終わった美桜菜がやってきた。


「書記ありがとうね。」

「急には言わないでくれ。今度からは事前に言ってくれよ。」

「了解。」


 話しながら、黒板消しを置き、自分の筆箱を持つ。てか、ほんとにやるんだな。


「よっ!まさか通るとはなぁ。」


 そう軽く笑いながら音露がやってくる。まったくだよ。俺は調理だろうけどな。


「それずるいよね。まぁ、私は人様に出せるような腕前ではないから仕方ないし、男装自体はいいけど。」

「私は、調理が、いい、です。」


 おっ、空優、悠華も来た。ていうか、ずるくはないと思うけど。それに、いいんだったらそうゆうこと言うなよ。


「というか、なんでそんな意見出たの?」

「うーん…………ノリと勢い…かな?」

「だな。真剣にというよりはふざけたな。」


 採用されたんだやらないといけないだろう。発案者の責任?ってやつかな。


「あっ、そうだ。せっかくだから皆、文化祭準備手伝ってくれない?私だけだと手が回らない時が出ると思うのよ。」

「うん、手伝うよ。任せて。」

「私に、できることが、あるなら。」

「僕も大丈夫。」

「既にいまさっきまで書記やらされてたし、問題無し。」

「ありがとう。」


 よくよく考えたらそうゆう時は出てくるよな。まぁ、サポートするか。満場一致だったし。

 そう言えば、莉未のところは何をするのだろうか。ちょっと聞いてみるか。メッセージを送るとすぐに既読になり、返信が返ってきた。


『私たちは、迷路をやります。謎解き要素とかも入れるかもしれないですね。遥真先輩達は何をするんですか?』

『俺らは、男装女装カフェ。ちなみに、俺と音露の意見ね。』

『面白そう。絶対行きます。』

『俺は裏だけどな。』

『むー、残念です。行きますけど。』


 来るのか。せっかくだから、一緒に回ってやろうかな。そうも思った。

 今日は、掃除もないので、帰り支度をして、俺らは帰ることにした。

















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