第6話ー①
明日、名前を変更します。
好音 コルヴォでいきます。
コルヴォはイタリア語で烏と言う意味です。ワインとかは関係ないです。
「わー、海だー!!」
リムジンから降り、海を見て悠華が叫ぶ。
別荘来る時車内で見ただろ。そう言うと、車内から見るのと生で見るのとでは全然違うと注意された。
去年も思った気がするが、なんでこんなに海水浴場は広いんだろう。まぁ、そんなこと考える方が馬鹿らしいか。
海開き自体はもう始まっているのだが、まだ8時30分ぐらいなので流石に誰もいない。
お手伝い自体は明日からなので今日は遊んでいいらしいが、手伝ってもいいらしいので俺は手伝うことにした。
「あっ、僕も手伝うか。月輝は手伝うから海行かないんでしょ?流石に、女子の中に1人はきついからさ。特に水着だし、皆。」
「じゃあ、私も手伝った方がいいでしょうか?」
と、莉未が不安そうに聞いてくる。まぁ、世間的な目を考えたらその方がいいのだが………
「結局は個人の自由だよ。どうしたい?」
「…………………でも、やめときます。そもそも水着を着るのがあまり乗り気じゃないので。」
「そっか。」
そうやって決めると、叔父上が報告に行った。
ちなみに、日花光は今日は入らないらしい。どうやら俺が行かないからだそうだ。
今年は何回入ろうかな?
そんなことを考えながら、それぞれの準備に取り掛かることにした。
「着替え終わったら、海の家な。」
「わかってるわ。じゃあ、また後でね。」
「うん、また。」
更衣室に、美桜菜、空優、悠華が向かう。
勝手がわからない2人を美桜菜が案内する。
更衣室に入ると中には誰もいなかった。
「あら、ちょうど良かったわね。まぁ、時間も早いからそうよね。」
「あー、そう言えばそうだね。」
「ちょうど、いいかも、ですね。」
荷物をロッカーに入れ、着替え始める。
「そう言えば、裸の付き合いって初めてじゃない?昨日はなんだかんだお風呂バラバラになっちゃったし。うん、そうだ。今日は一緒に入ろうよ。」
そう急に提案してきた悠華に思わず笑ってしまう。
そう言えばそうだなと美桜菜は思った。
「私は、問題ない、けど…………」
「私もいいわよ?楽しそうだからね。」
と、密かな約束を交わした。
久しぶりに来たな。そんな感想がでた。
基本はスタッフは2人で回してるが、そろそろきつくなってくる、らしい。
俺と日花光は一応知ってるが、2人は知らないので紹介することになった。
「でも、美桜菜達戻ってないけど大丈夫なんですか?」
「あぁ、待つか。」
俺が叔父さんに聞くと待つことになった。
知らないけど、女子の着替えは時間がかかるものだと思ってるが、水着だから違うのかな?
そんなことを思ったが、考えても分からないので雑談して過ごすことにした。
しばらくして女子たちが戻ってきた。まぁ、全員パーカーやらなにやらで水着を隠していたが。
それもそうだな。俺と、美桜菜、あとは音露は去年からの付き合いだが、他は今年からの付き合いだからな。流石に恥ずかしいかな。
っと、そんなことはどうでもいい。俺は、叔父さんに全員揃った旨を伝える。
そうすると、スタッフ紹介に移った。
「こっちが、宮都で、こっちが紫秦さんだ。」
「「よろしくお願いします。」」
『よろしくお願いします。』
一斉に皆、挨拶する。金髪に染めた少しチャラくも見える方が宮都さんで、苗字に合わせたらしい少し暗めの紫色のメッシュがはいった方が紫秦さんだ。
2人とも髪を染めているが優しい人なんだよね。
「お久しぶりです。」
「ひっさしぶりー。」
「お、女子増えてる。よっ、女たらし〜。」
「やめてくださいよ。」
軽く2人にからかわれているのを皆が笑う。
うん、これで少しは優しい人だって感じてもらえると嬉しいんだけど。
「じゃあ、そろそろ………」
「うん、私達は遊んでくるわね。」
「行ってらっしゃーい。」
ということで女子たちは海へと向かう。
さぁて準備するか。
「仕込み手伝います。」
「あっ、じゃあ私もやります。」
「2人がやるなら、僕はしなくていいかな?」
そんなことを音露が言うので、2人してできるの?的なリアクションをしてしまった。音露はできるよ!と不満そうに答えた。
とりあえず、音露には日花光のことを頼んだ。そんなキッチンもまだ開店してないから人いらないしね。
作業を進めていると、叔父さんが支度を始めた。仕事に行く支度だろうな。と、思っていると
「じゃあ、私は仕事に戻るから。」
叔父さんがそう言う。それに美桜菜が気づき、
「もうそんな時間?じゃあ、行ってらっしゃい。」
そう見送った。
それを見て、今、何時だ?そう思い時計を見るともう9時を過ぎていた。
そろそろ人が来るんじゃないかと思ったがこっちの開店は10時からなので問題はない。
だが……………
「おーい、海組。もしかしたらそろそろ人来るかもよー!」
と、叫んで呼びかける。時間は伝えた方がいいからな。
さてと、こっちも終わったようなもんだな。
「じゃあ、私接客入りますね。」
「わかった。なら、音露呼んできてくれ。」
「はい。」
裏で日花光と遊んでいる、音露が呼ばれて戻ってくる。
「お兄ちゃん、僕も接客するね。」
と、笑顔で敬礼して言う日花光を撫でながらよろしくな、と言う。
「じゃあ、僕は状況次第で接客と調理どっちも対応するよ。」
「それは助かる。」
こうゆうとこ、音露は有能だよな。
ということで配置が決まったので宮都さん達に報告する。
そろそろ時間もくるし、頑張りますか。
そうしているうち、営業開始の時刻になった。




