表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕らの青春は苦悩から  作者: 好音 コルヴォ
高校2年一学期
10/83

第3話―①

徐々に見てくれる人が増えていて嬉しいです。まさに予想外。一応誰でもコメントできるようにしてるので、返信できるかはさておき、コメントしてくれたら嬉しいです。

すみません、調子こきました。許してください。まぁ、気が向いたらお願いします。

 俺たちが、一緒に遊んでから時は過ぎ、5月も半ばに来ていた。

 懐かしい夢を見ていた。なんて、どこかの小説かなんかの冒頭のようなセリフを一日の始まりの寝起きにふとつぶやく。

 俺は、上半身を起こし本棚を見つめる。もっと正確に言えば、小学校の卒業アルバムを。

 今ではこんな子になってしまったが、昔はそれはそれは明るい子だった。

 明朗快活。クラスでも、それなりに人気があり、友達も今よりもいた。だが、四年性の時にこの街に俺は、引っ越してきた。

 だから、あのアルバムに乗っているのは、こっちに来たあとの写真。友達は、いない。

 ……………………………………なんて物憂げに、思い出に浸っている場合じゃないな。今日は、休み。日花光に朝食を出したら、バイトに行かないといけないのだから。


「じゃあ、行ってくる。」

「行ってらっしゃーい!」


 バイト先は、喫茶店。ただ、いつも行っているところではない。

 カフェの名前は、アルベロ。イタリア語で、木を意味するらしい。ちょっと、家からは遠いが、俺の母の友達が経営しているため、その伝手で、バイトさせてもらっている。高校1年の時から。

 俺は、ゆっくりと歩いて向かう。慣れたからな。自転車は日花光の分しかないし。

 そんなこんないいながら、15分ぐらいでバイト先に着いた。


「あはようございまーす。」

「おはよー。相変わらず、一番乗りだね。」


 この人は、咲希さきさん。母の友達だ。つまり、この店の店長。なのだが…………………

 良く言えば、元気がよく姉御肌。頼れる、姉貴。そんな感じの人だ。

 悪く言えば、ズボラで管理とかがとにかく苦手。スタッフがいつも大変そうに面倒を見ている。

 まぁ、残念美人だ。

 というか、俺もちょこちょこ面倒見ている。他のスタッフ曰く、バイト2年目だし店長の友達の子供だからだそうだ。迷惑なこった。てか、俺入れて、バイトは2人しかいない。


「お、おはようございます。」

「ん、おはよう。」


 そう言って入ってきたのは、もう1人のバイトの紫乃也しのや 莉未りみ

 小さく可愛い系の顔。艶のある黒髪は、小さくツインテールにして結んでいる。

 そんな彼女は、実は彼である。冗談とかではなく、正真正銘生物学上の性別は男なのである。

 じゃあなぜ、そんな格好をしているかと言うと、これがしたい姿らしい。家では、隠しているらしいが。

 まぁ、あまりそこは暗黙の了解のように店内では、触れることは無い。いい事だと思う。


「そいえば、月輝君さ、もうちょっとで誕生日じゃん。今年も、店でパーティーしてあげようか?」

「あー、念頭に置いときます。」

「へー、先輩って誕生日なんですか?」

「あぁ。」

「いつなんですか?」

「5月23日。」


 そうか…もう1年経ったんだな。今日は、あいつらも店に誘うか?それもいいかもな。

 その後、雑談をしていると他のスタッフも来て、開店準備を開始した。

 その後、お店を開店していつも通り仕事をしていた。


「いらっしゃいませ。こちらへどうぞ。」

「あ、はい。て、月輝!?」

「ん?あー、音露か。とりあえず、こちらへどうぞ。」


 なんと、入店してきたのは音露だった。まぁ、関係ないけど。

 しかし、私服オシャレだな。俺らとあっている時だけの気合い入れた服かとも思ったが。いや、服の知識も結構あったし当たり前か。

 しかも、服がちょっと大人びたのを着ているせいか、うちの女性客の一部がチラチラと見ているし。

 客寄せパンダじゃん。いやもう、いる間はそうなっていてもらいたいな。

 そう思いながら、裏に戻ると、店長が話しかけてきた。


「すごい人じゃん。どうしたの?」

「俺の友達が来ているんですよ。てか、ホール見てください。」


 店長が興味を持ったので、あの人ですと言ったら、店長は「いい客寄せパンダじゃん。」と言っていた。

 俺と同意見だか、なんか被ると嫌だな………


「でも、人増えてきたね。私もホールに出ようかな。」

「やめてください。面倒事が増えるので。」


 いや、ほんとマジで。冗談抜きでやめていただきたい。

 何回やらかすか、わからないし、むしろ赤字になるとは、この店の先輩スタッフたちの言葉。

 どうやら、まだ店のスタッフが足りなかった時に、ホールに出ていたらしいが、それはそれは酷かったらしい。

 皿を割るは、グラスは割るは、裏に行っても、まともにできる訳では無いらしい。

 よくそんな人が、店長やれているなと思う。が、これも人望という、才能と思うことにした。


「ホール戻ります。」

「了解。」


 それからは、いつもより少し忙しかったぐらいで、何事もなく閉店を迎えた。

 店の片付けをしていると、莉未が話しかけてきた。


「あの、先輩、ちょっといいですか?」

「ん?いいけど。何?」

「自分もパーティー、参加していいですか?」

「いいよ。てか、この店の奴らは、自由に参加するし。」

「プレゼント用意しますね。」

「おう。よろしくな。」


 2ヶ月前くらいからだっけ。バイトに入ったのは。随分慣れたよな。

 そういえば、確かうちの学校に入学したんだよな。

 うーん…………………………………………………


「確か、未莉って俺と同じ学校だよな。俺の教室、2―Bだから。」

「あっ、はい。了解しました。」


 そう嬉しそうに笑顔で答えた莉未は、純粋に可愛いかった。誤解してしまうぐらいに。














〈キャラクター名解説〉

名前 紫乃也 莉未

読み方 しのや りみ

髪色 明るい黒色

身長 161cm

名前の意味 優しい未来でありますように

その他 着ている制服は、男の子用のやつ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ