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☆第35話 [駆け出しだ冒険者⑰]

無事にHランクのクエストを全て完了報告したレオ。

しかし街道で魔石を持つモンスターが報告されたことにより、ギルドは緊急依頼を更に深刻な問題が起きていると注意喚起を呼び掛けていた。

...バタバタ......バタバタバタバタ...

..バタバタバタバタ...

....

無事Hランクの依頼を完遂したレオだったがギルドは慌ただしい雰囲気に包まれていた。

アルプ:

「とりあえず、採取クエスト5回と討伐クエスト5回無事終了おめでとう!」

そう言われると改めてクエスト完遂の実感が湧いてきた。

アルプ:

「まぁレオ君の場合はそれ以外のクエスト内容だったけど、冒険者としてこれからもやっていけそうかしら?」

確かにクエストにないモンスターを討伐したりしたが、特に危険は無かったし何よりも目に見えて評価される喜びを知ったから冒険者という生き方をとても気に入っていた。

レオ:

『はい!これからも冒険者として自由に生きさらに高みを目指したいです!』

アルプ:

「うふふ、最初は貴族のお坊ちゃんの気まぐれなんじゃないか正直心配していたけど、杞憂だったみたいね」

レオ:

『そんな風に見えてたんですか?笑』

レオ:(心の声)

(『たしかに一見すると道楽にみえてしまうよね、いきなり貴族社会から冒険者になるなんて普通はリスクしかないと思われちゃうし』)

アルプ:

「レオ君は一番最初から貴族らしくは無かったけど、ギルドの皆はいろいろ心配してたのよ」

そういうとアルプさんは優しく微笑んだ。

気恥ずかしさと申し訳ない気持ちが入り混じりなんだか照れくさくなり僕はすぐにその場を離れたかった。

レオ:

『とりあえず、今日はもう帰ることにします!また明日にでも改めてギルドに顔出すようにします』

アルプ:

「わかったわ!ゆっくり休んでね。」

アルプさんに見送られながら僕はギルドを後にした。

...

......

アルモニカ:

「アルプちゃん!レオ君は?」

アルプ:

「あれ?アルモニカさん?レオ君なら今日はもう帰りましたよ?いくら彼でも疲れたんじゃないですかね」

アルモニカ:

「そうか、そうだね」

アルプ:

「どうしたんですか?」

アルモニカ:

「レオ君に魔石を持っていたスライムが死肉を貪っていた場所やトロルとゴブリンが争っていた詳細を聞きたかったんだけど、いくら強くても彼はまだ子供だし無理はさせれないね」

アルプ:

「そうですね、、放置はできない問題ですが今日ぐらいはゆっくり休んでもらいたいですね!

それに明日またギルドに来ると言ってましたし」

アルモニカ:

「そうか!じゃあ明日にするよ」

そういうとアルモニカはまたギルドの2階へと上がっていった。

...

レオ:

『あーやっとひと段落ついたなー!』

僕は身体を伸ばしながらギルドを出て宿までの帰路についていた。

レオ:(心の声)

(『そういえば宿って明日までだったかな?お世話になったに女将さんに討伐したジャッカロープの食用部を渡して使ってもらおうかな』)

そう思ったレオは宿につく前にカモフラージュ用に大きな袋に肉を入れ宿に帰るのだった。

...

...

ガラッ…バタン

女将さん:

「いらっしゃーい...ってなんだ!今日は早いね、おかえり!」

そう言って女将さんは出迎えてくれた。

レオ:

『明日で20日目になります!本当にお世話になりました!』

女将さん:

「あら、もうそんな経つかい?アンタは部屋も綺麗に使ってくれてるし食事も丁寧だから手間もかからずいいお客だよ」

確かに駆け出しの冒険者の利用が多いバジェットタイプの宿屋は自分の事で精一杯の人たちが多い為、相部屋などは特に荒れていることも珍しくない。

レオ:

『いつもベッドは綺麗でしたしお弁当も美味しかったです。そのおかげでクエストに集中できましたし感謝しています』

女将さん:

「あらあら、ほんと冒険者にしては珍しいくらい丁寧な子だねー」

レオ:

『まだ、1泊ありますがこれはそのお礼です!』

そう言ってレオは大きな袋を女将さんに渡した。

女将さん:

「ん!?これはなんだい?...これはジャッカロープの肉かい?それもこんなに!?」

レオ:

『はい!僕が討伐してきたジャッカロープです!ぜひ食事に使ってください』

女将さん:

「いいのかい?アンタはただ宿を利用しただけなのに」

レオ:

『僕が冒険者として初めて利用した宿屋で快適に利用させてもらいましたし、冒険者として良いスタートができたということでゲン担ぎです!』

女将さん:

「ゲン担ぎねぇ、、そこまで言われたらありがたくもらうことにするよ。ありがとうね!」

レオ:

『お渡しした食材でリクエストがあるんですが、、』

僕はそう女将さんに言うと、ウェストミンスター家で時折作っていたアレを提案した。

厨房をお借りして手際よく料理をしていく、



―――――調理―――――

§から揚げ(たくさん)


カルネ:いっぱい

ファリーナ:適量

サーレ:適量

ぺぺ:適量

ピカンテ:少々

――――――――――――

レオ:

『{バッカスの晩餐}にレシピ登録してある料理ですが、から揚げです。』

女将さん:

「すごい手慣れて作るもんだねー、関心したよ!丁度うちがまだレシピ購入してない料理だったし、今晩はこれを追加注文できるメニューとして販売してみるよ。ありがとうね!」

レオ:

『はい!じゃあ僕は部屋で休みます』

女将さん:

「あぁ!また夕飯は部屋に持っていくよ!」


.........

.......

....

こうして部屋で休んでいたレオ。

その晩はいつもより1階の飲み屋は繁盛し遅くまで客が飲み明かしたというが、から揚げのおかげだとはレオ自身は微塵も気にせず休むのだった。

......

....

..


登場食材


カルネ:肉

ファリーナ:小麦粉

サーレ:塩

ぺぺ:胡椒

ピカンテ:唐辛子オイル

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